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倦怠期の研究


倦怠期は、突然にやってくる。これがこれまでの定説だった。しかし、この度日本孤独学会が行った調査では、「倦怠期には法則性がある」ということらしい。ここでは、その研究をみてみよう。

 

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倦怠期−人はこの時期を、単純に「突然やってくるものだ」と誤解している。実際には、ある法則を以ってやってくる一種の生理現象なのである。心理学の面でも、経営管理を行う上でも、これほど重要なファクターは無いものと信じ、ここにこの研究を発表する。

1、倦怠期の定義

互いに飽きていやになる時期(夫婦の間などを指す)

ここでは、我々リサーチャーの独断で、単に「(何かを)いやになる時期」を指したい。

2、倦怠期の実証

日本各地のアルバイト、学生、会社員、夫婦、アベックなど2200人を被験者として1年半にわたり調査した。内訳は、男性1200人、女性1000人となった。無作為抽出であり、他意は含まれていない。

被験者には、「今自分のしていることについてどう思うか」などを詳細にたずねるアンケートや、血液検査他各種の検査をしてもらった。調査は毎週、あるいは毎月行われ、継続的なものであった。

調査目的は、「物事を始めたときの倦怠期はいつなのか」である。これが分かることで、自分がいつ倦怠期に陥るかを知ることが出来るほか、経営管理の立場の人間が倦怠期を抱える部下に対して適切な処置を施せるようになる。

3、結果

倦怠期の模式図

(解説)

2ヶ月目、4ヶ月目、8ヶ月目に倦怠期がピークを迎える。

4、考察

どんな人であっても、何かを始めて2ヶ月目、4ヶ月目、8ヶ月目には要注意。経営管理の立場の場合、雇用者の動向に注意すること。部下に特にやさしく。カップルは、2ヶ月目、4ヶ月目、8ヶ月目にはなるべく仲良くすること。場合によっては近づかないこと。あるいは、近づきまくること。だからといって、観覧車はともかく電車の中で変なことしないでね。頼みますよ。ぶっと

5、課題

1年という短期スパンではなく、3年、5年、10年、20年、30年、50年にわたる長期の倦怠期調査を。

6、参考文献

なし。

7、注釈記事

これはもちろんフィクションです。言うまでもなく・・・

8、謝辞

Yさん、Kさん、およびUさんの助言によりこの項は作成されました。この場を借りて御礼申し上げます。


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