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漫画の中の「作中パロディ」といえば、
『クレヨンしんちゃん』の「サトーココノカドー(※イトーヨーカ堂)」が有名です。

有名処では『かってに改蔵』あたりになると、パロディの解説サイトまで登場していますが、
『ドラえもん』にも、時代を反映した様々な作中パロディが多数、存在しています。

有名な「フニャコフニャオ(※藤子不二雄)」、「伊藤翼(※伊藤つかさ)」からはじまり、「Dr.ストップ アバレちゃん(※Dr.スランプ)」「ペロペロキャンディキャンディ(※キャンディキャンディ)」・・・

わかるものをざっと調べてみても、<198>のパロディが見つかりました。
そこで今回は、『ドラえもん』作中のパロディとその元ネタをまとめてみました。

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ちなみに、「ドラえもん」の作中パロディをジャンル別に分けると、このグラフのようになります。

【図:ドラえもんの「作中パロディ」ジャンル別分類】


では、リストをお楽しみください。

ドラえもんが嫌いなものと言えばネズミです。あまりの嫌いぶりに、一度は「地球はかいばくだん」まで取り出したことは有名です。

今回は、ネズミが登場した全てのシーンを調査し、ドラえもんとネズミの闘いの記録をまとめてみました。


まずは、ネズミとドラえもんの闘いの様子(ドラえもんの反応)を見てみましょう。

資料1:ネズミに遭遇した時のドラえもんの反応

数えてみると、ほとんどの場合はその場から逃げ出しているのですが(全体の4割強)、中には強力な武器を出したり、未来の道具を使って撃退したりすることもあるようです。

結局、

23シーン中、3勝17敗3分け

という結果になりました。殆ど惨敗です。
未来の道具を持っていながら、この結果はあまりにもお粗末といえますね。

勝敗の分類方法
○勝ち:ドラえもんがネズミを追い出す、退治する
×負け:ドラえもんが逃げ出す、気絶する、居なくなるまで隠れ続ける
△引き分け:勝敗不明、またはオチの段階で痛み分けとなる

 

ちなみに、ドラえもんはどのような場所でネズミと対峙することが多いのかも調べてみました。

資料2:ネズミが登場したシチュエーション

ご覧のとおり、全23シーン(22か所)中、野比家が73%と圧倒的です。ドラえもんにとっては、野比家は必ずしも安住の地とはいえないのかもしれません。

それでは、シーン別のリスト(ネズミの登場シーンの全リスト&ドラえもん対ネズミの勝敗表)をご覧ください。

平和を絵に描いたようなイメージのあるドラえもん世界ですが、
実は多数の「悪役」が登場し、のび太たちを日々、危険に晒しています。

数えてみると、
『ドラえもん』で悪人の登場するシーンは、33話34シーンにも上ります。
その数は、優に50人を上回っています。

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まずは、キャラ別の「悪人に遭遇した回数」をみてみましょう(図1)。

図1:キャラ別悪人遭遇(被害)回数とその割合

さすが、のび太が貫録の第1位で、全体の25%を占めています。

以下、「悪人が登場するシーン」をすべてリスト化してみましたので、ご覧ください。

「ドラえもん」と言えば、「アヒル口("3"の形をした口)」を思い出す方も多いでしょう。

  (※参考:藤子・F・不二雄『ドラえもんプラス』4巻、2006 小学館 背表紙より)

↑この口の形ですが、よく考えてみると、かなり頻繁に目にするような気がします

そこで今回は、ドラえもんに出てくるキャラクターが、「アヒル口」をする回数を数えてみました。
(てんとう虫コミックス「ドラえもん」45巻に登場するすべてのキャラクターをカウント)


その数、実に3182回!
・・・すさまじい数です。

キャラ別の内訳をみてみましょう。果たして誰が一番アヒル口をしているのでしょう?

トップはジャイアンで、なんと1189回(37%)。次いで904回のドラえもん(28%)、715回ののび太(23%)、と続きます。

すべてのキャラの詳細は、以下をご覧ください。

『ドラえもん』を読み返していて、思わず笑ってしまうのが、野比家の人々があまりにも普通の顔で「窓から道具やモノを捨てる」シーンです。これは普通ではありません

数えてみると、このグラフの通りになりました。

▼作中で「不法投棄」をしたキャラ別の割合(全36シーン)


※うち、野比家の窓から(全14シーン)

※うち、野比家の窓以外から(全22シーン)

よく見ると、静香や出木杉も混じっているのが驚きです。
ジャイアンは意外と少ない・・

それよりも何よりも、ドラえもん!!

彼はどこでも捨てすぎです。

今のエコブームが進むと、
未来人はポイ捨てなんてしないと思っていたのですが・・・

ということで、いつもの通りリスト化してみました。

晋遊舎より『ドラえもん最強考察』(共著)が好評発売中です。

・のび太「天才説」
・静香とお風呂
・モデルとなった町は?
・本当の最終回
・ドラえもん大年表
そしてもちろん、「のび太のシャツカタログ」も!!

拙「のびダス」他、著名サイトさん渾身の検証記事が満載です。

公開開始:2011年6月6日

『ドラえもん』を読んでいると、のび太がドラえもんに頼り切り、
ありもしない道具を「出せ!」「出せ!」と無茶振りで迫る図が出てきます。

例えば、
のび太 「目でピーナッツかみ機出してよ
ドラえもん「そんなの ないなあ
・・・のような。

数えてみると、そんな「無茶振り」シーンは何と 37

今回はそんな、のび太の無茶振りの症例を、
ドラえもんの実に冷たい「切り返し」とともに集めてみました

『ドラえもん』には様々な「未来のクスリ」が登場します。

未来なだけに効果も抜群のようですが、
中には爆発したり、依存症になったり、突然凍りついたり・・・と、
過剰で危険な副作用が出てしまうこともあるようです。

調べてみると、これまでに発生した副作用は、
25話・27薬品・35シーンにも及びます。

そこで今回は、ドラえもんに登場する危険なクスリに着目し、
その副作用をまとめてみました。

 ■ドラえもんの道具が原因で発生した「副作用」の例■
風呂の中で凍る、溺れる、幼稚園の先生につまみ出される、大渦巻きに巻き込まれる、人食いザメにアクアラングを食いちぎられる、髪が伸びすぎる、色白になる、ガス爆発を起こす、東京―青森間を走って往復する、かたつむりと競争して負ける、体が止まらなくなる、自宅の風呂で遭難する、オカマになる、家を追い出される、手で火を起こす、真夜中に近所迷惑な歌が流れる、スカンクの毒にやられて自滅、空へ急上昇、ママを三千キロ探しまわる、ジャイアンの歌中毒になる、ガス依存症になる見せ物になる、気前が良くなる、乱暴になる、死にかける、変身癖がつく、大冒険をする、放屁で空を飛ぶ、飲まず食わずの目に遭う・・・など。

ちなみに、副作用に遭った回数をキャラクタ別にまとめてみますと・・・

のび太がダントツで4割を超えます。「浅はかな順」に被害が出ているようです。
では早速、リストを見てみましょう。

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