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説明


○概要

漫文』は、サイトの開設(2003年)以来、細々と続いている管理者の思いつきを書きなぐる場所、です。チラシの裏、とも言います。

キャッチコピーは、「ようこそ、思いつきワールドへ」。もう、この言葉に尽きます。合う人にはそれなりに合うと思いますし、合わない人には徹底的に合わないコンテンツだと思います。 乱暴に言って、99の駄作と1の佳作から成り立っています。

はじめての方向けに、少しはまし(一般受けする)と思える記事をピックアップしておきましたので、まずはこのコーナーの雰囲気をお確かめください。

◆重要な補足

より分かりやすくご覧いただくために、2003年に書いた記事(508本)、2005年および2011年に書いた記事(14本)、2012年 および2013年に書いた記事(38本)とで、それぞれページを分割しました。ご覧になりたい年次のファイルから、自由にご覧ください。

○解説(思想、着想、そして着眼点)

客観的に見れば、このページは「書き散らしの溜め置場」です。
数えてみますと、2012年上期現在で、ざっと500ページくらいあります。自分でいうのもなんですが、物凄い量の「落書き」です。

一見すると、無駄の極地・・・。そう、「無駄」なのです。

しかし、基本的にはそういう「しょうもないもの」のごった煮の中からしかアイデアというのは生まれませんので、ここで生み出された様々なコンテンツ(脳内のざわめきの系譜)は、やがて私の脳の中で、何らかのきっかけで組み合わさって、新たなアイデア (有益な思考体系)として、何かに活きることになります。

そう考えると、こういうがらくたの山が、とたんに宝の山に見えてきます。
・・見えてきませんか?

そもそも、すべての学びが「事後的に体得される」(←つまり、後から「あ、あれはそういうものだったのか」と自覚される という学びに特有の特異な性質のこと。参考:内田樹 『日本辺境論』)のと同様、あらゆるアイデアも「事後的に組成される」という性質があるはずですから、はじめから「これは無駄」「あれはダメ」などとやらずに、できるだけ自由に、思考の海で遊ぶほうがよいのだと、 いつも自分に言い聞かせています。

無駄を全部そぎ落としたところで、何もかもが効率化するわけでもないのです。最適解ともいえない。却って弱くなると言いますか—そうですね—遊びのない組織はえてして弱い、というか 相当に脆いものです。どんな場合であれ、「バッファー」というのは絶対にいるのです。いやむしろバッファーこそが「真実」に思えて仕方ありません(そんな私は会社においては後輩に、「世間話は宝物」「無駄話はどんどんせよ」といつも説教垂れているくらいですから、筋金入りの馬鹿野郎です )。

***

さて、このサイトのコンセプトは「無節操・ごった煮」であります。このサイトで私の使うこの「ごった煮」の本義は、上で書いたようなこと (バッファー詰め込みでGO!)が主旨なわけですが、そのそれ「ごった煮」をそのまま地で行く この『漫文』は、 まるでこのサイトの存在意義そのものの、メタ的な追究をしているようなページですらもあるように思います。

・・というも何も、この『漫文』そのものが、このサイトの黎明期からずっと存在する、生き字引的なコンテンツだからです。 そう考えると、あら不思議、単なる「チラシの裏」「便所の落書き」が、哲学的な様相を呈してくるではありませんか!!

◆ささやかな補足

『漫文』においては、そこになにがしかのパロディというか、パスティーシュ的な何かも要素として加えたい、という要望が私の胸の内にはあります。 一見意味不明でも、何かをモチーフにわざとやっているコンテンツがあるかもしれません。それが、分かる形で実現できているかできていないかは別として・・・。そういう部分も割り引きながら、どうぞ冷めた目でご覧ください。

○このページの歩き方

この『漫文』には、初期の「個人のほーむぺーじ」にありがちな、中二病クサさ、ダサさ、垢抜けなさ、そしてどこか抜けきれない「自己顕示欲」・・・そういったものが、目いっぱい詰まっています。懐かしさもあり、またどこか腹立たしくもある・・そんなコーナーであると 、作者自身が思っています。

作者が不快に思うのですから、況や読者をや。しかし「怖いもの見たさ」「不快だけど嫌いではない」という考え方もあるでしょうから、「見たいものを見て、本当に見たくないものや興味のないものは無視する」というごく当たり前の行動をとっていただければありがたいです。 「合わないな」と思われたら、近づかないことです。某テレビ局も言っていましたよね。「嫌なら見るな」でしたっけ?これはけだし名言であります。

正直、「黒歴史」的なコンテンツもあるような気がしますが、腹をくくってすべて昔のまま公開しています。 サイト自体の開設からすでに10年という年月が経ち、 サイト全体の内容自体が洗練されるに従って、この「漫文」を全廃しようかと考えたこともあったのです。が、開設初期から応援してくださっている読者からは、「漫文だけはやめてくれるな」というお声も少なからずいただいており、今は吹っ切れています。

「つまらないものは、つまらない。面白いものは、面白い」・・感じ方は人それぞれ。どうぞ、馬鹿にしながら、適当に拾い読みをしてみてください。最初に書きましたが、99の駄文と1の佳作という言葉の意味が、 読み進めていかれるうちに、きっとお分かりいただけるのではないかと思います。

○経緯

トップページで「雑記」の連載が開始されるまでは、このサイトは『漫文』の天下でした。 すべての漫文たちが、サイトのトップページに燦然と留め置かれていたのです。しかし、「雑記」の需要(メイン度)が高まるにつれ、サイトの内容も相当に洗練されていき、今ではすっかりレガシーコンテンツです。最終的に、トップページにあった漫文たちは、1つの場所にまとめて取り置かれることになったのです・・・。

ただ、これも先述しましたが、不快だけれど嫌いではない—のは作者の偽らざる気持ちです。懲りずに、何年も細々と更新を続けております。どうぞ、生暖かくお見守りください。

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○二次利用について

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○その他

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