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インターネットを高速化した話、の巻

J-PHONEから数えて20余年お世話になったソフトバンクの携帯をMNPして、そのままになっていたことがあった。家庭のネット回線が「ソフトバンク光」だったのだ。このままではオプションの割引がきかなくなり、月1000円くらいの出費増になる。

ちょうどネット回線の解約月だったのでそのまま光回線もどこかに乗り換えようかと思ったのだが、他社は他社で3年縛りだったり色々と面倒なので、今回は断念することにした。

ソフトバンクの携帯に加入していると、ネットをIPv6で接続できる「光BBユニット」と、ユニットをWi-Fiルーターとして使用できる「Wi-Fiマルチパック」、そしてIP電話の「BBフォン」がセットで550円(税込)になる。

しかし、ソフトバンクの携帯を解約すると同時に、これらのオプションはそれぞれにお金がかかるようになり、単純にBBユニット513円、Wi-Fiマルチパック1089円、BBフォン0円、計1602円がかかるようになってしまう。

「光BBユニット」は致し方ないとして、Wi-Fi機能を使うためだけに月1000円も払う必要もないので、これを機に「Wi-Fiマルチパック」と「BBフォン」だけ解約することにした(Wi-Fiを使うためには他社のWi-Fiルーターが必要)。

ここからは、「ソフトバンク光」で「Wi-Fiマルチパック」を解約し、「光BBユニット」を介して新しい「Wi-Fiルーター」でWi-Fiをつなぐまでの記録を書いていく。

■まずはWi-Fiルーターを購入

■Wi-Fiルーターが届いたら、いよいよ設定を開始する
(0)まずは、光BBユニット→NTTのONUの順番に一度電源を落とす。
(1)NTTのONU→光BBユニットはそのままつないでおく
(2)光BBユニットの「パソコン1」の端子と、Wi-Fiルーターの「インターネット」の端子をイーサネットケーブル(通信ケーブル)でつなぐ
(3)Wi-Fiルーターの物理スイッチを、RT(ルーター)ではなく、AP(アクセスポイント)またはBR(ブリッジモード)に切り替える。これをしないと二重ルーター状態になって接続ができなくなる可能性もある。「ソフトバンク光が急に遅くなった」原因が、ここでの設定ミスというのはよくあることのようなので、この手順は飛ばさないように留意したい。
(4)NTTのONU→光BBユニット→新Wi-Fiルーターの順に電源を入れる。
(5)必要に応じて、新Wi-Fiルーターの初期設定を行う(私の機種の場合は数十秒ほどで自動設定が完了)。
(6)手元のスマホなどから、初期値のSSIDとパスワードを使って、新Wi-Fiルーターでネットにつながるか確認する。

問題なくつながれば、次の手順へ進む。続いて、これがまた重要なのだが、

■これまでのSSIDとパスワードを引き継ぐため、今まで使っていたSSIDとパスワードを、Wi-Fiルーターに割り当てる
今はどの家庭でも、ものすごい量の機器がWi-Fiでつながっていると思う。Wi-Fiルーターを交換するたびにデフォルトのSSIDやパスワードを設定しているのでは、大変なことになる。

例えば今、家の中でWi-Fiにつながっているガジェットをざっと見まわしただけでも、

  1. スマホ(Pixel5)
  2. スマホ(AQUOS Sense 4)
  3. スマホ(iPhone6)
  4. スマホ(iPhone8)
  5. スマホ(iPhone SE2)
  6. タブレット(iPad mini 4)
  7. タブレット(iPad Air 4)
  8. タブレット(Amazon Fire7)
  9. PC(Lenovo)
  10. PC(Microsoft surface)
  11. PC(Fujitsu FMV LIFEBOOK)
  12. PC(TOSHIBA Dynabook)
  13. PC(Fujitsu FMV)
  14. PC(TOSHIBA Dynabook)
  15. ゲーム機(Nintendo 3DS LL)
  16. ゲーム機(Nintendo Switch初代)
  17. ゲーム機(Nintendo Switch Lite)
  18. ゲーム機(Wii U)
  19. アクセサリ(Amazon Fire Stick)

・・・と、スマホ5台、タブレット3台、PC6台、ゲーム機4台、アクセサリ1台、計19台もあった。これらの設定を全部替えるのはいくらなんでも大変すぎる。

そこで、購入したWi-Fiルーターの会社のウェブサイトなどを参考に、ルーターの設定画面に入り、SSIDとパスワードを「現在使っているもの」に変更するのだ。もし、5Ghz帯と2.4Ghz帯両方の設定ができるのであれば、両方設定してしまうとよい(それはそれで問題があるという説もあるが、ホームユースであれば問題はないと判断)。

すると、今までと変わらずに(ガジェット側の設定は不要で)そのままWi-Fiを使うことができる。これは非常に便利なので、ぜひ実行したい。
設定を変更したら、これまでと変わらずにネットにつながるかどうかを手元のスマホなどで確認しておく。

無事につながればこれで終了・・・といきたいところだが、このままでは「光BBユニット」のWi-Fiで電波がつながっているのか、「Wi-Fiルーター」でつながっているのかが実は分からない。実際はBBユニットの電波とWi-Fiルーターの電波が併存していても、理論上は「ネットがつかえない」ことはないのだけれども、機器間で干渉が起こるなど、接続が不安定になる可能性もある。ここではじめて「光BBユニット」から「Wi-Fi機能」を奪う手順に進むのだ。これで光BBユニットのWi-Fiを使う必要はなくなるので、「Wi-Fiマルチパック」の解約が可能となる。

■「光BBユニット」のWi-Fi機能を停止する
基本的には本体の物理ボタン(「機能」ボタン)の長押しでOK。設定画面からも可能。詳しくは、ソフトバンク光の公式サイトの記載を確認する(いずれにしても、1分とかからない簡単な作業である)。

「光BBユニット」のWi-Fi機能を無効化したら、引き続き、同じSSIDとパスワードでネットにつながるかどうかをもう一度手元のスマホで確認しておく。これで問題なくつながれば、いよいよ「Wi-Fiマルチパック」の解約である。

■最後に、「Wi-Fiマルチパック」を解約する
「ソフトバンク光」版のマイソフトバンクから、オプションの変更へ進む。特に引き留めもなく、電話も不要で、基本的に数クリックで解約が可能。なお、翌日には解約される(料金は当月分全額)。

■スピードはほぼ「倍」以上に
住んでいるマンションが築20年くらいなので、残念ながら「マンションタイプ」(ハイスピードではないので最大で100Mbps)の契約をしている我が家。Wi-Fiも、「2.4Ghz帯」しかないタイプの「BBユニット」だったので、回線速度(下り)は光だというのに24~30Mbpsくらいであった。

もっとも一般的に、

  • テキストベースのWebサイトの閲覧が「1Mbps」
  • オンライン会議や720p(HD)のYoutube視聴が「3Mbps」
  • 1080p(FHD)のYouTube視聴が「5Mbps」
  • 4K動画の視聴が「25Mbps」

と言われているので、これでも動画を見るのには十分で、特に不満があったわけではないのだが。

ただ今回は「5Ghz」「2.4Ghz」双方に対応し、それなりに新しくて速い(さすがに元回線が100Mbpsなので1Gbps対応とはいえWi-Fi6ではないが)のWi-Fiルーターを購入したので、一気に64Mbpsくらいまで出るようになった。ほぼ倍である。

買ったばかりのiPad Airで試してみると、もともと表示の速いWebサイトが、明らかにさらに表示が速くなった印象を受けた。プラシーボ効果かもしれないが、これは本当に速い(実はキャッシュのおかげなだけかもしれないが)。

もともと、Windows95の「テレホタイム」からインターネットに入ったクチである。あの頃はADSLになっただけでその爆速ぶりに驚いていたので、本当に隔世の感が強い。

これがもし、「ハイスピード」とか「ギガスピード」とかだったらどうなってしまうのだろう。マジでDLとか一瞬なんでしょうね。いいなぁ。

以上、インターネットを高速化した話でした。最近の格安携帯ブームで、「ソフトバンクを解約したけど、そういえば光のオプション料金が爆上げしてヤバい。どうしよう」的な人っていらっしゃると思うので、参考にいただけたら(特に検索で来られた方!)嬉しいです。

ではまた。

子どもが自転車に乗れるようになる方法、の巻

「ストライダー」というのがある。足漕ぎ自転車だ。
リアルの口コミでも、Web上での評判でも、「ストライダーに乗っていたから、わが子はあまり練習しなくても自転車にはすぐに乗れました」という声は非常に多く聞く。

「自転車の練習」というと「パパが後ろの荷台を押さえて一緒に走り、子どもが『パパ、絶対に離さないでよ。絶対だよ』と言って何度か転んでいるうちに自然と乗れるようになる」的なステレオタイプが認識されがちだ。私もそう思って、基本的にはそう指導してきた。しかし、最後に我が子が自転車に乗れたきっかけは、ストライダーだったのだ。「子どもが自転車に乗れるようになるために必要なこと」そして「我が家ではどうしてきたか」を記録した。

1.自転車に乗れるようになるために必要な5つのこと
(1)進む方向を見ること

下を見たり、横を見たりしているうちは絶対に安定して走れない。三輪車でも補助輪付き自転車でもなんでもいいから、「見た方向に進む」ということは早いうちから体得させておきたい。何か目標物を示して、「あの木に向かって走ろう」とか、「あそこにママがいるから、ママの顔を見て運転してみよう」などの声掛けが有効。

(2)「足で蹴って進む」感覚をつけておくこと
実は、「足で蹴って進む」動作と、「ペダルを漕ぐ」動作は似ている。むしろ「足で地面を蹴って進む」エネルギーをペダルの回転エネルギーに変えたのが自転車のペダルである、とすらいえる。ストライダーに乗っている子が強いところはまさにここだ。補助輪付き自転車では、この「足で蹴る」が練習できないので、どうしてもその感覚を身につけるのに時間がかかる。補助輪を外すときは、最初にペダルも外して「ストライダー化」して練習するのもありだろう(我が家はペダルは外さなかったが、足で蹴る練習はさせている。委細は後述する)。

(3)ハンドルさばきの感覚を覚えること
子どもにとって自転車は、下手すると自分の体重ほどもある重たい道具である。最初はハンドルをさばくのも一苦労。「足で漕ぐ」ことに加えて「手と体でバランスをとって」進行方向にタイヤで推進していく乗り物が自転車だ。誰もが「漕ぐ」ことに意識を集中させがちだが、「手と体でバランスをとる」ことも等しく重要になってくる。これも、「足漕ぎ」をするときに同時に慣れさせておきたい(足漕ぎは、自転車全体を手の力で操らないといけないので、自然とハンドルさばきが上達するのだ)。

(4)スピードを出せること
ご承知の通り、自転車はスピードが落ちてくるとバランスを取りにくくなる乗り物である。すなわち、「スピードを出すことでバランスが取れる乗り物」なのだ。したがって、「スピードを出す」ことに慣れておかなければならない。補助輪付き自転車であれ、ストライダーであれ、とにかく「怖がらずに勢いをつけて走る」ことを意識させたい。できるだけ最初は「足がぴったりとつく」乗り物で、一定のスピードを出すことを怖がらないようにしておきたい。転ぶのは、たいてい、スピードを落とした時である。

(5)何よりも、「乗りたい」と本人が思うこと
上記の(1)から(4)までは、あくまでスキルの話である。スキル×メンタル=実力であって、メンタルが0だったら何にもならない。すなわち、いくら親に強制されても、本人はちっとも乗れるようにはならないのだ。「幼稚園や小学校でお友達が補助輪なしで乗れていた」という外的刺激に頼るのもよいし、それとなくストライダーやお気に入りのデザインの自転車などを与えて「乗ってみたい」と本人に思わせることもありだろう。本人に「やりたいと思わせるようにおぜん立てする」ことが、実は唯一にして最大のポイントなのである。これはあらゆる習い事、初期段階の教育全般に言えることではないか。

2.どのように覚えさせていったか(我が子の事例)
(1)1歳

 家の中の乗り物(アンパンマンのカートなど)を与え、足で漕ぐ「乗り物」の楽しさを感じてもらう。

(2)2歳
 家の外の乗り物(三輪車)を与え、足でペダルを漕ぐ経験をさせるとともに、「乗り物」の行動範囲を広げる。最初は補助棒でサポートし、脚力がついてコツをつかんできたら自分で漕がせる。

(3)3歳
 補助輪付き自転車を与え、足でペダルを漕ぐ「乗り物」の経験値を上げる。最初はごく近所からはじめ、慣れてきたら徐々に公園レベル、できれば公道を含んだ片道1キロ程度までを自分で漕げるように導いていく。

(4)4歳
 自転車の補助輪を外し、まずはストライダーのように「足漕ぎ」で操らせてみる(ペダルは外さなかったが、外すのもありかもしれない)。徐々にバランス感覚が身についてきたら、自転車の荷台を押さえるなどで「自分でペダルを漕ぐ」練習をはじめる。このとき、声をかけるとしたら、
・「必ず前を見る」(パパが荷台、ママがゴールにいて、「ママのほうを見て運転しようね」というと効果的)。
・「設定したゴールまで止まらせない」(「漕げば転ばないよ。とにかくスピードを出してみよう」というと効果的)。
 1回15分くらい×4、5日程度やると、かなりできるようになってくるはずだ。

(5)4歳半くらい
 非常に多くの自治体で、「交通公園」というのが整備されている。大抵は自転車の貸し出しがあって、さらに実際の公道のように信号や横断歩道、標識や踏切が整備されている。いわば「子ども版自転車教習所」である。ここへ出向き、練習あるのみである。我が子の場合、まずはストライダーを借りて、約30分、ひたすら足漕ぎをして道路を走りまくった。(4)の段階で「足漕ぎ」の感覚をつけていたので、ものの5分ほどでスムーズに運転できるようになった。本人は大喜びだ。
 次の30分で、本人の希望もあって補助輪なしの自転車に挑戦である。このとき、できるだけ足がぺったりとつく安心サイズを選び、本人の緊張感を取ることがポイントである。しかし驚いた。親のサポートなしで、いきなり乗れたのである。スタートこそ最初は補助が必要だったが、それもものの5分で不要になり、あとは乗れるうれしさで、ひたすら時間いっぱい、自転車に乗りまくっていた。

3.乗れるようになったら、何に気をつけるか
 これには2つある。1つは「初速」である。自転車に一度乗れるようになれば、基本的には「進む方向を見る(意識する)こと」「バランス感覚」「ハンドルさばき」などは自動的にできるようになる。唯一未解決であろう問題は「漕ぎだし」で、ここで思い切り力を出して漕げるかが、1つのポイントになるのだ。最初のうちは「漕ぎだしのときに親が押してやる」とか、「最初から思い切り漕ぐんだよ」「足で蹴ってスピードを出してから乗ろう」という声かけが必要になる。ただ、それもすぐに不要となっていく。一度乗れだしたら、あとはもう、大丈夫だ。
 もう1つは、「ブレーキ」だ。最初はブレーキ操作まで頭が回らず、足で自転車を止めることが多い。しかし、それでは危険なので、安定して走れるようになってきたら、「手のブレーキを使おうね」ということはしっかり声掛けしたい。公道を走るのは、「手のブレーキ」を操れるようになってから、である。

ではまた。