「一時辰」は2時間幅で、1時間ごとにわけて「二小時(半刻)」と呼びます。最初の1時間が「初刻」、次の1時間が「正刻」です。午の正刻(12時)のことを、特に「正午」と呼びます。
また「一時辰」を30分ごとに分けて、「四刻(四半刻)」と呼びます(一つ時、二つ時、三つ時、四つ時)。丑の刻の「三つ時」(2次~2時30分)が、怪談でもよく出てくる「丑三つ時」です。
このほか、「一時辰」を40分ごとに分ける、「三刻」もあります(上刻、中刻、下刻)。例えば「子の上刻」は23時~23時40分となります。
子の刻(子時 しじ):夜半 23時~1時
丑の刻(丑時 ちゅうじ):鶏鳴 1時~3時
寅の刻(寅時 いんじ):平坦 3時~5時
卯の刻(卯時 ほうじ):日出 5時~7時
辰の刻(辰時 しんじ):食時 7時~9時
巳の刻(巳時 しじ):隅中 9時~11時
午の刻(午時 ごじ):日中 11時~13時
未の刻(未時 びじ):日昳 13時~15時
申の刻(申時 しんじ):晡時 15時~17時
酉の刻(酉時 ゆうじ):日入 17時~19時
戌の刻(戌時 じゅつじ):黄昏 19時~21時
亥の刻(亥時 にんじょう):人定 21時~23時