なお本ページにおける二十四節の日付の目安は、いずれも新暦です。
初候:東風解凍(はるかぜこおりをとく)-春風が厚い氷を解かし始める
次候:黄鶯睍睆(うぐいすなく)-鶯が山里で鳴き始める
末候:魚上氷(うおこおりをいずる)-氷の間から水中の魚が出てくる
初候:土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)-地面が湿り気を帯びてくる
次候:霞始靆(かすみはじめてたなびく)-霞が棚引き始める
末候:草木萌動(そうもくめばえいずる)-草木が芽吹き始める
初候:蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)-冬ごもりしていた虫が外に出てくる(啓蟄)
次候:桃始笑(ももはじめてさく)-桃の花が咲き始める
末候:菜虫化蝶(なむしちょうとなる)-青虫が羽化して、蝶になる
初候:雀始巣(すずめはじめてすくう)-雀が巣を構え始める
次候:桜始開(さくらはじめてひらく)-桜の花が咲き始める
末候:雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)-雷の音がし始める
初候:玄鳥至(つばめきたる)-燕が南から飛来する
次候:鴻雁北(こうがんきたへかえる)-雁が北へ渡って行く
末候:虹始見(にじはじめてあらわる)-雨の後に虹が出始める
初候:葭始生(あしはじめてしょうず)-水辺に葦が芽を吹き始める
次候:霜止出苗(しもやんでなえいづる)-霜が終わり、稲の苗が生長しはじめる
末候:牡丹華(ぼたんはなさく)-牡丹の花が咲く
初候:蛙始鳴(かわずはじめてなく)-蛙が鳴き始める
次候:蚯蚓出(みみずいづる)-蚯蚓が地上に這い出る
末候:竹笋生(たけのこしょうず)-筍が生えてくる
初候:蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)-蚕が桑の葉を盛んに食べ始める
次候:紅花栄(べにばなさかう)-紅花が盛んに咲く
末候:麦秋至(むぎのときいたる)-麦が熟して黄金色になる(麦秋)
初候:螳螂生(かまきりしょうず)-蟷螂が生まれる
次候:腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)-腐った草が蒸れて蛍になる
末候:梅子黄(うめのみきばむ)-梅の実が熟して黄色くなる
初候:乃東枯(なつかれくさかるる)-夏枯草(かこそう)が枯れる
次候:菖蒲華(あやめはなさく)-菖蒲の花が咲く
末候:半夏生(はんげしょうず)-烏柄杓(半夏)が生え始める
初候:温風至(あつかぜいたる)-熱い風が吹いてくる
次候:蓮始開(はすはじめてひらく)-蓮の花が咲き始める
末候:鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)-鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える
初候:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)-桐の花の実が固くなり、蕾をつける
次候:土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)-土がじめじめと湿って、蒸し暑くなる
末候:大雨時行(たいうときどきにふる)-時として大雨が降る
初候:涼風至(すづかぜいたる)-涼しい風が立ち始める
次候:寒蝉鳴(ひぐらしなく)-蜩が鳴き始める
末候:蒙霧升降(ふかききりまとう)-深い霧が立ち込める
初候:綿柎開(わたのはなしべひらく)-綿の萼が開く
次候:天地始粛(てんちはじめてさむし)-ようやく暑さが収まる
末候:禾乃登(こくものすなわちみのる)-粟や稲などが実る
初候:草露白(くさのつゆしろし)-草に降りた露が白く光る(白露)
次候:鶺鴒鳴(せきれいなく)-鶺鴒が鳴き始める
末候:玄鳥去(つばめさる)-燕が南へ帰っていく
初候:雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)-雷が鳴らなくなる
次候:蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)-虫が巣ごもりをし始める
末候:水始涸(みずはじめてかる)-田畑の水を干し始める
初候:鴻雁来(こうがんきたる)-雁が飛来し始める
次候:菊花開(きくのはなひらく)-菊の花が咲く
末候:蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)-キリギリスが戸の辺りで鳴く
初候:霜始降(しもはじめてふる)-霜が降り始める(霜降)
次候:霎時施(こさめときどきふる)-小雨がしとしとと降る(時雨が降る)ようになる
末候:楓蔦黄(もみじつたきばむ)-もみじや蔦の葉が色づき始める(紅葉、黄葉)
初候:山茶始開(つばきはじめてひらく)-山茶花が咲き始める
次候:地始凍(ちはじめてこおる)-大地が凍り始める
末候:金盞香(きんせんかさく)-水仙の花が咲く
初候:虹蔵不見(にじかくれてみえず)-虹を見かけなくなる
次候:朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)-北風が木の葉を払う
末候:橘始黄(たちばなはじめてきばむ)-橘の実が黄色くなり始める
初候:閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)-天地の気が塞がって冬となる
次候:熊蟄穴(くまあなにこもる)-熊が冬眠する
末候:鱖魚群(さけのうおむらがる)-鮭が群がって川を遡上する
初候:乃東生(なつかれくさしょうず)-夏枯草(かこそう)が芽を出す
次候:麋角解(おおしかのつのおつる)-大鹿が角を落とす
末候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる)-雪の下で麦が芽を出す
初候:芹乃栄(せりすなわちさかう)-芹がよく生育する(繁茂する)
次候:水泉動(しみずあたたかをふくむ)-地中で凍った泉が動き始める
末候:雉始雊(きじはじめてなく)-雉の雄が鳴き始める
初候:款冬華(ふきのはなさく)-蕗の薹が蕾を出す
次候:水沢腹堅(さわみずこおりつめる)-沢の水が凍って厚く張りつめる
末候:鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)-鶏が卵を産み始める