International Standard Serial Number(国際標準逐次刊行物番号)。
国際標準図書番号(International Standard Book Nunber)。国別記号・出版社記号・署名記号などが収載された、13桁(2006年までは10桁)の国際的な書籍コード。
Inter-library Loan。図書館相互の文献複写や貸借のサービスのこと。
著者が本文の最後に感想や謝辞を添えた部分。
本文の最後につける付録・あとがき・索引・付図・注釈・奥付などの総称。
校正用語で、修正指示を取り消して「もとの状態を活かす」こと。
出版社から委託された本を、取次会社が書店に配本し、書店に販売してもらう本の販売方法。一定期間で売れ残った場合は返本される。
本が何らかの傷みを持っている状態。
ある知識や情報の、オリジナルな情報源。
出版社が刷り数などに応じて著作権者に支払う著作権使用料。
論文や書籍で引用されている文献。
本を閉じた時に外側にある部分。本の情報(書籍JANコードなど)や書籍の概要などが記されていることが多い。
図書館内で資料を利用すること。
日本十進分類法(Nippon Decimal Classification)。図書分類方法の一つ。
図書館から貸し出された資料を返却期限内に返却しないこと。
図書館から借りた資料の返却期限を図書館の規定に基づいて伸ばすこと。
巻末の書誌情報(書籍名・著者名・発行元・発売元・印刷所・発行年月日・版数・定価・著作権表記・ISBNなど)が書かれた場所。
Online Public Access Catalog。オンライン蔵書検索のこと。
販促用のコピーを巻き付けたもの。腰巻。
版を用いて印刷する方式。大部数での印刷(商業印刷)で用いられることが多い。
製本の際に、印刷された紙をページ順に折りたたんだもの。
印刷データを用いて印刷する方式。少部数での印刷に用いられることが多い。画質はオフセット印刷よりも劣る。
図書館利用者が、直接手に取ることのできる開放式の書架。
通常の文字コードに収録されていない特殊な人名・地名などの文字。ユーザー定義文字。
過去の出版物の内容を最新版として変更・追記して、新しい版として印刷すること。
ページの途中で章や節が終了した場合に、ページを改めて文章をはじめること。
改頁の際に、奇数・偶数の別なくページを改めて組むこと。別ページ起こし。
古本や古書において、もともとの所有者の線引や書き込みがみられるもの。
確認用だけに使われる本のページ番号。
研究論文などが収載された専門の雑誌。
角張った背表紙。
欠落(本来あるべきものを喪失)している状態。
装飾を施した罫線。
奇数ページの余白部分のみに、書名や章や節のタイトル、ページ数などを示したもの。
本を包む紙。英語ではダストジャケットなどと称する。洋書の場合は、カバー=表紙。
本番とは異なる環境で作った試し刷りのこと。本機校正よりも安価。
改頁の際に、奇数ページから第1ページとする組み方。改丁。
古本や古書において、本の表紙や見返しなどに所有者などの名前が書いてあるもの。
本文の下部に記載される注釈。
大学や学会などが発行する、論文や研究発表を所収した機関誌。
カバーや帯などが一部切れてしまっているが、欠落まではしていない状態。
行頭の句読点や閉じ括弧などを避けるため、字詰めなどを行うこと。
図書館で、貸出不可の資料のこと。禁帯出。
巻頭のイラストや写真。扉絵。
原稿に従って、文字や図版を配置すること。割付け。レイアウト。
紙面の区切りや囲み、飾りに用いる線。罫線。
全集などの各巻に付属している小冊子型の付録。
仕上がりを確認するための試し印刷のこと。校正刷り。
発行部数を予め定め、それ以上は作らない限定の版。
げんぱら。その本に元々ついていたパラフィン(グラシン)紙やセロファンのこと。
引用などの際に、原文に誤りがあってもそのまま掲載していることを示す。
関係者や友人への御礼、また書評家やインフルエンサーなどにへの宣伝目的で書籍を進呈すること。
原稿の誤りを確認したり、誤りを修正したりする一連の作業。
元原稿と仮刷りを比較し、誤字・脱字・誤記などの不備を確認し、修正する一連の作業。
本文の注釈を、章などのまとまりの後にまとめたもの。
校正を終え、印刷してよい状態と判断すること。
版下の角の四隅につける印刷範囲の目印。角トンボ。
本を開いたときの、外側にあたる部分。
本を閉じた時の、ページ側面の切断面のこと。一般的には背の反対側の「前小口」のことを指すことが多い。
新刊として購入できる可能性がないか、著しく低い中古の本。
初校に次ぐ2回目の校正作業。初校の指示が反映されているかを確認する。
「再販売価格維持制度(再版制度)」のこと。書籍や雑誌は、出版社が低下を定め、書店で定価販売すること(再販売価格の指定)が独占禁止法で認められている。
逐次刊行されて(週刊・月刊・季刊などの定期刊行が一般的だが、不定期刊行となる場合もある)、背面に定期刊行物コード(かつては共通雑誌コード)のみが記載されている書物。
再校の指示が反映されているかを確認する作業。
辞書や百科事典など、主に調べものに使用する資料。
研究や調査のための参考とする文献。
背表紙に糊付けされた、本にはさむ紐。スピン。
市販本とは別に、著者が知人向けに特別につくった本。市販本が存在しない場合もある(その場合は、とくに私家本ともいう)。
市販本が存在せず、著者が知人向けだけに特別につくった本。
売り切れ状態のこと。在庫切れ。
湿気や液体が表紙やカバーにまで浸透し、変色してしまっているもの。
Japanese Article Nunmer。日本図書コードの情報を2段のバーコードで表現したもの。
内容を加筆・修正して再版すること。奥付けの「版数」が変わる。
0~9までの数字(10区分)でカテゴライズする分類方法。
その記述の拠り所となった資料の箇所。出所。典拠。ソース。
ハードカバー。表紙の内部に板紙を使用する。
文章を、章・節などに分け、タイトルをつけて整理すること。
雑誌論文の内容を要約したもの。アブストラクト。
資料を並べる棚のこと。本棚。
1回目の校正作業。または、最初の校正刷りのこと。
文献リスト。資料データ。
定期刊行されず、背面にISBNコードとJANコードの2種類のバーコードが記載されている書物。
書籍の裏側の2つのバーコード。上段は国際標準コードであるISBN、下段は日本独自の図書分類と税抜き本体価格が収載されている。
図書館や研究機関などで、資料を所有すること。
ある作品の最初の版の最初の刷りのこと。
主にB6版のシリーズ書籍。一般人向けの入門書のほか、専門書・学術書・実用書などノンフィクション系の作品が刊行されることが多い。
資料として長期保存するため、縮刷版のない新聞や、地方紙、世界の新聞などを製本すること。
新品の本のこと。
校正刷りだけを読み、誤字・脱字などを確認すること。素読。
同じ版を使って印刷するもの。
書籍にはさまれた細長い売上・補充注文カード。短冊。
背表紙。ノドの裏側にあたる。
図書館における、当該資料の所在地を示す記号。
書籍の校了後、印刷過程以降で発覚した誤記や誤植を訂正するために、訂正箇所を示した一覧表。
複数の雑誌類を綴じ合わせ、1冊にまとめたもの。製本雑誌をつくることを、合本製本という。
責任校了。校正の課程で、印刷会社の責任において残った微細な修正を訂正してもらい、校正を終了させること。
版元が書籍の原版を廃し、以降重版をしないこと。
本の背にタイトル・著者名・出版社名を印刷した文字。
ある人の著作や、あるテーマについてを(原則としてすべて)あつめた書物のシリーズ。揃いで商品の単位となる。
図書館や研究機関などで、所蔵するかどうかを取捨選択すること。
版下の中央につける印刷範囲の目印。
古本や古書において、もともとの所有者が朱線や鉛筆などで線を引いているもの。
図書館や学校・企業などの蔵書印のこと。
図書館間での、資料提供などの協力体制のこと。
内容をそのままに再版すること。重刷とも。奥付けの「刷り数」が変わる。
近しいテーマや読者層を想定したシリーズ書籍。揃いで商品の単位とはしない。
カバー・表紙・扉・見返し・小口・デザイン・製本の材料まで、本のトータルの体裁のこと。装幀。
表紙にカバーや帯をかける際に、表紙の内側に織り込まれる部分。
図書館で、貸出可能な資料のこと。
著者が原稿を書き終えること。
文字を上から下に(行が縦書き)なるように並べた本文の体裁。
上製本(ハードカバー)や並製本で、「単独で刊行される本」。売れたものが普及版としてのちに文庫化することも多い。
本の下側。地小口、罫下(けした)とも。
同一のタイトルで、終期を定めずに、「巻号」「年月次」などによって逐次刊行される出版物。新聞や雑誌のほか、年報、年鑑、紀要などがある。
主に和本を保護するための、厚紙に布を貼った覆い。
本文を補足する注記のこと。単に注とも。
表・裏の2ページ分の単位。
折丁を並べ、1冊になるようにまとめる作業。
増刷などによる発行部数の限度を予め定めない版。限定版があるときに対比される。
綴じが緩んでいたり、用紙が柔らかくなってしまっており、本が全体的にくたっとなってしまっている状態。「くたびれ」とも。
本文以外の部分(カバー・表紙・見返し・口絵・帯など)。
特定の方式で整理・集積され、必要な時に検索することが可能なひとまとまりの情報群。
本の上側。あたま。
Web上で閲覧・印刷が可能な雑誌。オンラインジャーナル、EJ(Erectronic Journal)、電子雑誌など。
本文の上方に記載される注釈。
図書館において、長期保存を目的として行われる製本。複数の学術論文誌の合本製本、傷んだ図書の修理製本、縮刷版のない新聞を取りまとめる新聞製本などがある。
見返しの次にある、署名・著者名・出版社名などを記したページ。本扉や標題紙とも。
下書き。
校正用語で、「削除」のこと。
校正用語で、「文字や記号を削除して、その空いた部分は詰める(つなげる)」という指示。
断裁位置や印刷範囲の目印。
ホチキスや針金で背を綴じる方法。
本の内容の区切りの部分に挿入する標題紙。
ソフトカバー。表紙の内部に板紙を使用しない。
一次資料に到達するための手がかりとなる資料。
書籍の裏表紙に表示される、ISBNと本体価格を表す2つのコードのセット。
出版社が原稿を印刷所に引き渡すこと。また、著者が原稿を出版社に渡すこと。
あるテーマや統計などのひとまとまりの情報を収録し、年に1回発行される資料。
校了の前に念のために行う校正のこと。
本を開いたときの、中側にあたる部分。背表紙の内側にあたる。
本のページ番号。
図書館で、資料を所定の棚に配置すること。
取次会社が書店に本を送ること。
政府や地方公共団体など公的機関が発行する報告書。
差し込み式で本を入れるもの。「箱」とは区別する。サック。
重箱式に本を入れるもの。「函」とは区別する。サック。
版面以外の余白部分に、書名や章や節のタイトル、ページ数などを示したもの。
図書館が、あるテーマやトピックに関する情報収集に資するために関連資料を一覧化した資料。
綴じ部分を隠す装飾として、本文の背表紙側の天地部分に貼られている小さな布。
本の大きさのこと。
トンボのついた、製版用の原稿。
ビニールカバー。書籍にラップする透明のカバー。
古本の場合は、一見すると古本には見えないような状態の良い本。古書の場合は、発行年月に比して保存状態のよい本。
本の一番外側についている部分。タイトルや著者名などが記載されることが多い。
本を大きく開き過ぎたことで、一部のページが開きやすくなっている状態(ワレまではいっていないもの)。
コピー。
図書館や研究機関が、同じ図書を複数所蔵すること。
本を運搬する手押しのカート。
まだ新刊として購入できる可能性の高い、中古の本。
A6版のシリーズ書籍。並製本(ソフトカバー)で、一般大衆への普及を目的として刊行される小型の叢書(シリーズ本)です。小説や古典、詩集などの文学系の作品や、 過去に重版された人気の単行本が文庫化されることが多い。
本のテーマ別につけられたカテゴリー番号。
出版物の販売対象・形態・内容を示したC+4桁で表されるコード。Cコードとも。
図書館利用者が、直接手に取ることができない出納式の書架。(保存)書庫。
本の大きさや種類などが異なるために正規の棚(販売棚や開架など)におけない場合に、別の場所に置くこと。
本文とは別に印刷された部分。
図書館で、開館時間以外に資料の返却を受け付けるポスト。ブックポストとも。
本文のそばに書き添えた注釈。
本番と同じ印刷機・紙・インクで試し刷りをすること。
コンピュータで読み取り可能な形式のデータファイルのこと。Machine Readable Catalog。
著者が書籍の巻頭に書き添える文。端書き。
背の反対側にある、ページ側面の切断面のこと。
校正用語で、「そのままでよい」こと。
丸みがついた背表紙。
法事の時などに配布される、故人を偲ぶための本。
本の表紙の内側に、本文と接合するために貼り付ける紙。
本の中身と表紙をつなぐための、表紙の内側に貼る紙。
本を開きやすくするために、表紙両面の背の近くにつけたくぼみ。
本を開いたときの左右2ページのこと。
背を、針金や糸を使わずに接着剤で綴じる方法。
雑誌の体裁をした書籍。
湿気や水分で本文の紙が波打ってしまっているもの。
蓋部と本体がつながっている箱。
資料のリスト。
句読点・疑問符・括弧・つなぎ符号などの記号類の総称。
光によって退色している状態。または経年で変色している状態。
印刷・製本の課程で無駄になってしまった用紙。
製本過程で発生した不良本。
書籍を輸送する際に、書籍を保護するための箱。「商品」とはみなされないため、輸送箱の汚破損は交換対象外。
西洋の本。
和綴じではない本(現代の一般的な本)。外国の「洋書」ではないことに注意。
文字を左から右に(行が横書き)なるように並べた本文の体裁。
一部のページが欠落している状態。
表紙・裏表紙にラミネート加工がされているもの。主に図書館が蔵書保護のために行う。
製本ミスにより、ページの順番や向きなどがあるべきものと異なってしまっている状態。
すべてのページの余白部分に、書名や章や節のタイトル、ページ数などを示したもの。
ふりがなや読み、注釈を記すための、本文よりも一回り小さな文字。
図書館などで、利用者の要求に応じ、資料の照会や検索を行うこと。
日本で刊行された、日本語で書かれた本。
見開きの左端から右端までの寸法。
明治以降に、和本の装丁でつくられた本。
明治初期以前に日本でつくられた和綴じの本。
本文中に、2行にして組み込んだ注釈や解説。
本を大きく開き過ぎたことで、ノドに隙間があったり、製本が痛んでいる状態。