日本のノーベル賞受賞者

日本のノーベル賞受賞者です。日本人のほか、旧日本領出身者や日本出身の外国籍者、受賞時点での日本との関わりなど、日本にルーツや関係を持つ受賞者についても掲載しています。

1981年　福井謙一：化学反応過程の理論的研究
1986年　李遠哲（旧日本領台湾出身の台湾人）：化学反応の素過程についての研究
1987年　チャールズ・ペダーセン（大韓帝国出身、日本統治下朝鮮・長崎・横浜で育ったノルウェー人と日本人のハーフで、日本名は安井良男。受賞時は米国に帰化）：クラウン化合物の開発と応用
2000年　白川英樹：導電性高分子の発見と発展
2001年　野依良治：キラル触媒による不斉反応の研究
2002年　田中耕一：生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発
2008年　下村脩：緑色蛍光タンパク質の発見と生命科学への貢献
2010年　根岸英一・鈴木章：クロスカップリングの開発
2019年　吉野彰：リチウムイオン二次電池の開発
2021年　ベンジャミン・リスト（ドイツ人。受賞時に北海道大学特任教授）：不斉有機触媒の開発
2025年　北川進：金属有機構造体の開発

1968年　川端康成：『伊豆の踊子』『雪国』など、日本人の心情の本質を描いた、非常に繊細な表現による叙述の卓越さに対して
1994年　大江健三郎：『個人的な体験』『万延元年のフットボール』など、詩趣に富む表現力を持ち、現実と虚構が一体となった世界を創作して、読者の心に揺さぶりをかけるように現代人の苦境を浮き彫りにした功績に対して
2017年　カズオ・イシグロ（長崎出身、受賞時英国に帰化）：感情に強く訴える小説群により、世界とつながっているという我々の幻想に潜む深淵を明るみに出したことに対して