常置信号機
線路沿線に常置して信号を現示する信号機。
主信号機
閉塞区間内に他の列車がいないことを保証する「防護区間」を持つ信号機。
- 場内信号機:停車場内への進入の可否を現示する
- 出発信号機:停車場からの出発の可否を現示する
- 閉塞信号機:閉塞区間の始端に設置される
- 誘導信号機:1閉塞に2列車が入れるようにする(列車連結を可能とする)
- 入換信号機:停車場や車両基地での入換作業を誘導する
従属信号機
ある主信号機の現示に連動して、当該信号機の現示を予告する信号機。
- 遠方信号機:見通しが悪い路線や、通過列車がある停車場において、場内信号機の現示に連動して現示する
- 通過信号機:通過列車が存在する停車場の主本線において、出発信号機の現示に従属して現示する
- 中継信号機:場内・出発・閉塞信号機の見通しが悪い区間において、当該の信号機の現示に従属して現示する
信号附属機
場内・出発・入換・誘導信号機に附属する信号機。
-
進路表示機:複数の路線・番線をもつ停車場の場内信号機や出発信号機・入換信号機において、進路数と同数の信号機を設置することが困難で1つの信号機で複数進路への信号現示を行う必要がある場合に、「どの進路への進入を許可するか」を表示する
- 進路予告機:場内および出発信号機において、分岐箇所の手前の信号機で、予め開通している線路を予告表示する
車内信号機
信号機の現示や進路の開通状況を運転台に表示するシステム。車上信号。
臨時信号機
工事や災害などで、一時的に列車の速度制限を行う必要がある場合に臨時に設置される信号機。
- 徐行予告信号機:徐行信号機の400m手前に設置され、この先に徐行信号機が設置されていることを予告する
- 徐行信号機:速度制限を行う区間の始点に設置される
- 徐行解除信号機:速度制限区間の終点に設置される(列車の最後尾が設置位置を過ぎるまでは徐行が必要となる)
手信号
常置信号機が故障した時や、信号が設置されていない場合に手旗や合図等を用いて現示する信号。
代用手信号
場内・出発信号機や、これに該当する車内信号機が故障等により使用できない場合に、代用として使用する。
通過手信号
通過信号機が使用できない場合に、「進行」を示す。
臨時手信号
代用手信号や通過手信号を使用しない場合に、特に手信号を現示する必要がある場合の手信号。
- 停止手信号:閉塞と無関係に列車を緊急停止させる場合や、信号機故障によって列車を停止させる場合に使用する
- 徐行手信号:線路支障などで列車の速度を落とさせる場合に、保線係員が現示する
- 進行手信号:信号機故障や工事などで、列車を進行させる場合に現示する
特殊信号
突発的な事象で列車を緊急停止させる場合に用いる信号。
発煙信号
信号炎管の赤色の火炎により、「停止」を現示する。
- 携帯用信号炎管:係員が携帯する
- 車両用信号炎管:列車の屋根上に設置される
- 地上用信号炎管:踏切付近などに設置される
発報信号
列車防護無線装置より停止信号を現示し、付近(概ね半径1-2km)を走行する列車を緊急停止させる。
発光信号
灯火の明滅によって停止信号を現示する(特殊信号発光機)。警戒を要する地点(線路支障箇所)に設けられる装置で、支障箇所から800m(信号機の基準である非常制動距離600m+200mのバッファ)の視認距離を確保できるように設置され、異常時に点滅することで停止を現示する。
- 踏切用特殊信号発光機:踏切障害物検知装置の検知や非常ボタンの押下時など、踏切で異常を検知した場合に作動し、停止を現示する
- 落石警報用特殊信号発光機:落石の危険性がある崖下で落石検知線が切れたり、センサーが反応するなどして落石を検知すると、停止を現示する
- 雪崩用特殊信号発光機:雪崩のおそれがある崖下で雪崩検知線が断線したり、センサーが反応するなどして雪崩を検知すると、停止を現示する
- 強風用特殊信号発光機:橋梁等で既定の風速よりも強い強風を観測した場合に、停止を現示する
- ホーム用特殊信号発光機:場内信号機付近にホーム中継として設置され、列車非常停止装置や転落検知マットと連動して停止を現示する
-
限界支障用特殊信号発光機:複々線区間など列車本数が多い区間において、脱線事故等が発生した場合に二次災害を抑止するため、近傍路線において停止を現示する
- トンネル用特殊信号発光機:長大トンネル区間の入口において、トンネル支障による事故からトンネルに進入する列車を防護するために停止を現示する
- 工事用特殊信号発光機:工事区間において、危険が発生した場合に列車を防護するために停止を現示する
- 橋梁偏位用特殊信号発光機:船が橋梁にぶつかるなどして橋上の線路が歪んだことを検知し、停止を現示する
- 携帯用特殊信号発光機:携帯用信号炎管の代用として、線路内の作業員や列車見張員が列車防護のために用いる
発雷信号
異常発生時に、信号雷管を30m間隔で2個レールに設置し、防護する列車の車輪が当該の雷管を踏むことで爆音を生じさせ、以て停止現示とするもの。
トップページへ|