誤用しがちな表現をまとめてみました。
二十歳の男子のこと。したがって若い年齢を強調するために20歳以外の年齢に使うこと、また女性に使うのは誤り。女性に使用する場合は「わずか8歳の女の子が描いた絵」など、「わずか」が近い意味か。
宗教観や政治的な主張など、「自分が正しい」という信念に基づいた犯罪のこと。「悪いことと知りながら罪を犯す」のは「故意犯」。
気まずいこと、不義理なこと、面目のないことなどが過去にあり、その家や場所に行きにくいこと。本来は、「格が高すぎたり、高級すぎるために、その家や場所に入りにくいこと」は意味していない。
本人の力量に対し、与えられる役目が軽すぎること。役目が重すぎることは「力不足」。
男が女のようになよなよして、なまめかしいしぐさをすること。薄笑いを浮かべることは「にやりとする」。
嬉しさによって、動作が調子づいているさま。「気づかれないように隠密行動を取る」のは「こそこそ」。
世界を捉える観念のこと。「観」はその人の"見方"のことを指す。価値観は価値を捉える観念で、人生観は人生を捉える観念。特定の世界の空気感や創作空間の雰囲気をあらわすのは「世界像」。
世間に揉まれて様々な経験をする中で「擦れ」て、ずるがしこくなること。世の中の考えや習慣から外れていることは「世間知らず」。
自分のしたことを恥ずかしく思ったり、悪いと思ったりすること。その感情により、気おくれしたり、おどおどしたりすること。漢字では「悪怯れる」。「ふてぶてしい態度」「悪い態度」のことでは ない(それは「悪ぶる」)。
死の間際のこと。死の直前に上げる叫び声、悲鳴のことではない。
当然である、なすべきことであるという意味。すべからく~べしで、「ぜひとも~しなければならない」となる。「すべて」とか「皆」という意味はない。
「いつも」。すぐに、ではない。
議論やアイデアの構築が完成に近づきつつあること。議論やアイデアの構築が難航することは「行き詰まる」。料理で「煮詰まる」と言ったら水分が飛んで完成間近であることだから、鍋が煮詰まった様子を想像すると混同しにくくなるかもしれない。
話の要点、核心的な部分のこと。「話の最初の部分」という意味はない。
もっともすぐれているところ。全体の中でもっとも素晴らしいところ。他に打ち勝つこと、他を凌いですぐれているさまは「圧倒」。
物語やできごとなどの一番盛り上がる部分、面白い部分のこと。本来は、「もっとも大変な部分、忙しさのピークとなる状況」という意味はない。
「子どもは、先ず女の子、次に男の子を授かるのがよい」という慣用句。「一般的に女の子はおとなしくて小さいころからしっかりしているので育てやすいが、男の子は育てにくいので、一人目が女の子で子育てに慣れていると、二人目が男の子でも負担が軽い」といった意味。「女子1人、男2人」といった意味ではない。
「もっとも良い時機」のこと。「この企画はもう潮時だ」のように、ものごとが終了したり、締めくくりの時期として使用するのは誤り。
40歳のこと。それ以外の年齢を指すのは誤り。
「自らの意志で志願すること」。自発性のみを指すため、ほんらいは「有償」「無償」とは無関係の概念。公共奉仕や社会奉仕、チャリティーの含意はなく、自発的でない「無償奉仕」や「費用の自己負担」を強いるものはボランティアとはみなさない。学校や企業、公共セクターが、その強制力によって生徒や社員、市民を「動員」するものはボランティアとは言わず、「社会奉仕活動」または「教育」ないし「業務」となる。「ボランティア」の名で強制的に社会奉仕活動をさせるものは「ボランティア」とは言わない。
一時しのぎ、その場の間に合わせのこと。本来は「ひきょうな」という意味は持たない。いかにも生意気で癪に障るのは「小癪な」である。
ゆっくりと。「突然」「急に」の意味では誤用。
急いで。「おっとりと」「ゆっくりしている」「のんびりしている」は誤用。
リストラクチャリングの略で、事業の再構築や構造改革の意味。人員整理・解雇のことそのものではない。
誰か(何か)を中傷したり、秘密を曝露したりする内容で、出所が明らかでない、奇怪であやしげな(いかがわしい)文書のこと。意味不明な文章や理性を欠いた文章、という意味ではない。
近距離(だいたい100~300m)に迫った敵に対して、砲弾が発射されるとすぐ炸裂するようにして、ほぼ水平の仰角で行う(角度をつけずに撃つ)射撃。「敵の超至近距離(1cmとか、1mmとか)で撃つこと」ではない。
ある1つのことについて執着すること。強く思い入れること。「細部にまで目をかけ手をかけ気を配り、完成度を高める」といった意味はない。
そのことと関係があるのに、知らぬふりをすること。困難を抱えて大変な状況でも平気な顔を見せる(動じないことや、ポーカーフェイスなどを指す)ことは本来意味していない。
興味や関心が自分の外側に向いていること。あくまでも興味・関心の向いている方向を指すので、人との付き合いに積極的だったり、人付き合いが上手だったりする「社交的」とはニュアンスが異なる(内向的でも社交的な人がいるのはこれで説明がつく)。
世界的には「最下位(びり)」のこと。日本では二位がブービー、最下位がブービーメーカー。
復讐、報復のこと。再挑戦とか、借りを返すとか、雪辱を果たす、屈辱を晴らす、ことではない。
不安で落ち着かなくなること。嬉しかったり、浮かれたりして落ち着かなくなることではない。
寒さや、それに似た感情(寒気や恐怖など)によって、毛穴が収縮すること。「嬉しいこと」や「感動したこと」で鳥肌が立つという表現は、ほんらいは誤用。
必要なことだが、惜しんで省略するという意味。「不必要だから省略する」のではなく、「重要だが、泣く泣くカットする」というニュアンス。ちなみに「抄出」は、必要な部分を抜き書きすること。
「悪いことをしても、その報いを受けない」こと(ドラえもんの道具に「悪運ダイヤ」というのがあるが、この道具の効用がまさにその意味を表している)。「運の悪い出来事があっても、特に問題がなかった(被害をほとんど受けなかった)」とか、「不幸中の幸い」といった意味は持たない。
骨折した骨が皮膚を貫通し、体の外に出てしまう骨折で、いまは「開放性骨折」ということが多い。したがって、骨が1本少しだけ皮膚の外に露出してしまった、というような「"単純"な複雑骨折」も起こり得る。「複数の骨を折る」とか、「複雑に絡み合った骨折」というわけではない。
重職の地位にある人を解任し、他の人を登用すること。ポストの入れ替えを指すため、単に「解任」すること自体は更迭とは呼ばない。
最も高等な学問を修める機関、すなわち大学のこと。ほんらいは、「東京大学」だけを指すわけではない。
本やWebサイトなどの内容を「調べよう」として「読む」こと。動画は視聴、芸術作品は鑑賞で、使わない。
本を開いて読むこと。「謎を解明する」という意味は持たない。
根拠のない、(他の人にとって)あり得ない想像をすること。あれこれ勝手な想像を想い膨らませることではない。
その人の趣味(個人の楽しみ)や嗜好(親しみ嗜むこと)、すなわちその人の「好み」を表す。よくこの意味で「趣味趣向」と混用されるが、こちらは個人の好みと、それに対して趣や面白味を見出すような意味合いを持つ。「趣味趣向」は必ずしも誤用とまでは言えないが、一般的にはあまり使わない。
独特。特異なさま。「面白い」わけではない。
晩秋から初冬にかけて(11月頃)の、春のような穏やかで暖かい気候を指す。初春や早春のぽかぽかした晴天の日のことは「小春日和」とは言わない。
自分の主張や考えを広く人々に知らせ、同意を求めること。「元気のないものに喝を入れて活気づけること」という意味はない。
「健康状態に留意し、自分の体を大切にする」こと。よって、「お身体ご自愛ください」は冗語となる。「時節柄くれぐれもご自愛ください」などが正しい。
コンピューターに対する深い知識や高い技術を持つ人物への尊称。コンピューターを駆使した犯罪者は「クラッカー」。
サービスの対価として料金を課し、徴収すること。支払うことではないため「課金する」は誤用。
寄付金を募ること。「募金する」は誤用で、募金に寄付することは「寄付する」。
一睡もしないこと。「微動だにしない、動かない」という意味はない。
積極的に「やってもよい」「やりたい」ということを表す。「あまりやりたくないがやってもよい」とか、「いやだが、仕方なくやる」というネガティブな意味はない。
「着眼がうまく本質を突いている」こと。「ひねくれた視点」という意味はない。
気遣いの必要がない、遠慮がないこと。気が許せない、油断できないことは「気が置ける」。
物事を少しずつ済ませていくこと、借金を少しずつ返済すること。漢字で「済し崩し」と書くと語義が分かりやすい。もともと、「なかったことにする」という意味はない。
自分の過ごしてきたぶざまな生き方。「ざま」は、無様とか、このざま、ざまぁみろ、死にざまなど、「ぶざまな様子」を表すことばなので、よい意味には使わないのが本来。「その人が生きていく態度・有りよう」という意味で使う場合は、「生き方」 が妥当。
「縁起の悪いもの・こと」。本来は、縁起の良し悪しに関わらず、「縁起担ぎ」のもの・ことは指さない。
多くの人が一気に押し入ること。「乱暴に押し入る」とか、「第三者が無理やり割り込んで来る」といった意味は持たない。強引に入り込むのは「侵入」、突然無断で入り込むのは「闖入」。
危うく。もう少しで悪い結果になるところだった。前向きなニュアンスで「もう少し、あと一歩」という使い方はしない。
世間一般の人々が口にしている話のこと。品性下劣な話題は、「下品」。
つまらないものでも、ないよりはましということ。「人が集まればにぎやかになる」などの意味はない。
雨が降りそうな空模様のこと(つまり現在、雨は降っていないということになる)。既に小雨が降ったりやんだりしている様子として誤用されるケースが目立つ。
他人の失敗や誤り、間違った行いを参考にすること。他人の良い部分や成功事例を参考にするという意味はない。
十分に満足できること、最上であること、素晴らしく結構なこと。「一応、これで満足できる」「一定の水準は満たしているようなので納得はできる」という意味はない。
面白くない、感心しない。「ぞっとする」の反対で「怖くない」という意味は持たない。
行動を起こすべき時に、何もせずにいること。「準備して待ち構える」という意味はない。
性(しょう)になっている癖、特に悪癖のこと(貧乏ゆすり、鼻くそほじりなど)。性的な趣味・嗜好のことは「フェチ」とか「性嗜好」。
恥じ入るような思いのこと。思い描いた通りにならず残念であるとか、なかなかうまくいかずにもどかしいといった意味は本来はない。
信頼していた人から裏切られること。(敵から)酷い目に遭わされるという意味はない。
失望して呆れるさま。「腹を立てる」という意味はない。
何かをしようとするちょうどその時、の意味。直前。「直後」の意味で使うのは誤用(例えば、「注意した矢先に失敗した」というのは誤用。「出かけようとする矢先に来客があった」は正しい)。
手ごわいこと。一筋縄ではいかず、図太い、などのニュアンスを含む。人に使う場合は計算高さとか、ずるがしこさなどの意味合いを含むため、誉め言葉としては使わないほうが無難。
これまで誰も成し得なかったことを行う人を評することば。大胆とか、豪快とか、無茶をするとか、荒っぽい・荒々しいというニュアンスは本来はない。
悲しみと喜びが入り混じっているさま。悲しみと喜びを同時に、または代わる代わる味わうこと。「悲喜交交」と書く。悲しみを持った人と喜びを持った人が入り混じっていることではない。
特別にすぐれていること。行いが感心なこと。殊勝なさま。「奇妙」「変わっている」という意味はない。
他人の気持ちを推し量ること。「目上の気持ちを推量し、適切な形で便宜を図る」という意味はない。
思い通りにならず残念なこと。「謝罪」のニュアンスはない。
酒好きのこと。「辛いものが好き」なわけではない。
辛党の対義語で、酒をあまり嗜まず、甘い菓子類のほうが好きな人のこと。ほんらいは「甘いものが好き」という意味はない(それは単に「甘いもの好き」であって、「辛党の甘いもの好き」はあり得ることになる。)。したがって、「辛党の甘党」は誤用。
自分の行動・ありかたを振り返り、それでよいかを考えること。もちろん「自分の良くなかった点を認めて、改めるために考えること」にも使えるが、「よいこと」にも使用できる点がポイントである。したがって、「反省会」といったときは「振り返り会」と同じ意味で、それによって「反省した活動で自信を深め、その行動をいっそう強化する」ということもあり得ることになる。
本来は兵役義務のこと。転じて、「血を絞られるような重税」のこと。「血が滲むような労働で収める国民の税金」といったニュアンスよりも、もともとはさらに「血」の意味が直接的。
自分から進んで行いや態度を慎むこと。「禁止」ではなく、「命令」でもないので、「解禁」されるものでは本来ない。
必要な物事が実現することを願ったり、求めたりすること。こちらもほんらいは「禁止」ではなく「命令」でもない。
勢いに乗って、ある事柄の勢いをさらに増すこと。「勢いに逆らって、ある事柄の勢いを失わせること」という意味はない。 川下りの舟を思い浮かべると誤用しにくいか。
日が暮れて暗くなること。ものごとが衰えること。「物思いに耽る」は誤り。
思わず笑いだしてしまうこと、堪えきれずに吹き出し笑いをしてしまうこと。「呆れて笑う」とか、「相手を見下して笑う」のは「嘲笑」や「冷笑」。
大勢の人が一度にどっと笑うこと。「大笑いすること」ではない。
大声で泣くこと。激しくわんわん泣くという意味ではない。
素晴らしいもの、よいものに触れて感銘を受けること。感動を覚えたり、共鳴したりすること。「激しい怒りを買う」の意は誤り。
目上の人を激しく怒らせること。自分自身や目下の人には使わない。
誤用とされていたものが、実は「正しい」という表現をまとめました。
よく「的を射るが正しい表現で、的を得るは”当を得る(道理にかなっている、適当・妥当)”や”正鵠を得る(的をついている、要点や核心をついている)"の誤用だ」ということが人口に膾炙しているが、「的を得る」も昔から使われている言葉で、どちらの表現も「正しい」というのが最近の説。
長らく「汚名返上」「名誉挽回」の誤用とされてきた言葉だが、もともと「挽回」には「元に戻す」という意味があるため(疲労回復の「回復」のニュアンス)、この表現自体はどうも「正しい」 らしい、というのが最近の説。
「え、そこを区切るの・・・!」という表現をまとめました。
綺羅・星(ほし)の如く。綺羅は美しい絹の衣服。着飾った人たちが星のように立ち並んでいる様子。
キリマ(山)・ンジャロ(輝ける)。スワヒリ語で「輝く山」の意。
不可抗(抵抗することができない)・力。
五里霧(五里四方に立ち込める深い霧)・中。
張本(事の起こり、原因)・人。
一衣帯(一筋の帯)・水。一筋の帯のように狭くて長い川や海峡。また、それを隔てて近接していること。
ヘリコ・プター。ギリシャ語のヘリックス(螺旋)+プテロン(翼)からきたフランスの造語「エリコプテール」より。
三(つの)・半規管(内耳にあって平衡感覚を司る、半円形の器官)。
ア・カペラ(教会音楽の様式)。
登(る)・竜門(通り抜けると立身出世ができる門)。
コレ(胆汁)・ステロール(ギリシャ語の「ステロス(固体)」)。
コ(補)・エンザイム(酵素)。
ニュー(新しい)・ジーランド(オランダのゼーラント州)。
トリ(3)・コロール(色)。
クー・デター(フランス語)。
無・礼講(儀式に従って行われる宴席)。無礼講の対義語は、慇懃講。
プリマ(第一の)・ドンナ(女性)で、オペラの主役となる女性歌手のこと。
トリ(3つの)・ケラトプス(角を持つ頭)。ケラは古代ギリシャ語で「角」、トプスは「顔」。
ペレ(ロシア語で「再」)・ストロイカ(建築)。立て直しの意。
テレ(遠隔地の)・ビジョン(映像)。
カラス(熟すと身が黒くなることから)・ノエンドウ(野豌豆)。
ペン(シルベニアを建設したイギリスの総督ウィリアム・ペンより)・シルベニア(ラテン語で「森」)。
「予約」自体が「事前」の意味を兼ねる。
「一番」と「最初」が同じ意味。
「第」と「目」が同義。「第1回」もしくは「1回目」が正しい。
「デビュー」で「初めて登場すること」の意味を含む。「初登場」または「デビュー」でよい。
ダントツは「断然トップ」の略。
「一任」で「すっかり任せる」の意味が含まれている。
この場合は、「エントリー1番」もしくは「エントリーナンバー1」が正しい。
「程」は距離を表す。「射程」でよい。
「満天」が空の意。この場合は「満天の星」。
「挙式を執り行う」もしくは「式を挙げる」。
「不快感を覚える」または「不快に感じる」。
「ハプニング」自体が、「思いがけない出来事」の意。
ほんらいは「存亡の機」、ないし「存亡の秋(とき)」。
「予定」は、「あらかじめ(前もって)決める」こと。
「つぶて」は、投げる小石のこと。
気が「ガス」の意味となるため、単に「排気」でよい。もしくは「排ガス」「排出ガス」。
「後悔」は、「後になって自分の行為(したこと・しなかったこと)を悔いること」。
「返事」は、「答えを返す」こと。「返事をする」でよい。
「犯罪をする」もしくは「罪を犯す」。
「メーカー」は製造業者のこと。
「クーポン」自体が券の意味。
「ハングル」自体が韓国語で「文字」の意味となる。
「フラ」がハワイ語で「ダンス」の意味。語義では「フラ」や「ハワイのフラを踊る」でよい。
「サルサ」がスペイン語で「ソース」の意。
「トリコロール」がフランス語で「三色」の意。
「ゴビ」はモンゴル語、「サハラ」はアラビア語で「砂漠」。
ついつい、混用してしまいがちな言葉を挙げてみました。
「荒げる」ではない。
「とんでもございません」は誤り。「とんでもない」で「途方もない」「あるべきことではない」「決してそんなことはない」という意味を表す連語。
「上には上がいる」は誤り。
「愛想をふりまく」ではない。この場合は、「愛想よく振舞う」となる。
「暗雲が立ち込める」は誤用。この場合は、「煙が立ち込める」「霧が立ち込める」など。
「押しも押されぬ」は誤り。
「間が持たない」は誤り。
「弓矢を引く」のは誤り。「弓を引く」→「矢を放つ」が正しい。
「極めつけ」ではない。
「苦渋をなめる」のは誤り。苦渋は苦悩のこと。苦汁(つらい経験)の場合は、「苦汁をなめる」となる。同じく、辛酸(つらい経験)も、「辛酸をなめる」。
「采配を振るう」のは誤用。
「耳ざわりがよい」は誤り。「耳ざわり」は「耳障り」であるので注意。同義に、「耳に心地よい」など。
「頭をかしげる」のは誤り。
煮え立ったり、沸き立ったりするのが「滾る」。よって「燃えたぎる」は誤用。この場合は、「燃え盛る」。
「飲み交わす」は誤り。
「食指を伸ばす」は誤り。
「寸暇を惜しまず」は誤用。この場合は「労を惜しまず」や「骨身を惜しまず」。
「口先三寸」ではない。「口先だけ」との混用か。
「足元をすくう」ではない。この場合は、「足元を見る」である。
「体調を壊す」とは言わない。この場合は、「身体(体)を壊す」となる。
「熱にうなされる」のは誤り。「うなされる」のは、「高熱のせいで悪夢にうなされる」などと使う。
「法案が成立」は誤用。可決(否決)するのは法案で、成立するのは法、法律。
「明るみになる」は誤用。この場合は「明らかになる」。
「預金を切り崩す」は誤用。
読み間違えやすい言葉を集めてみました。
「シュ」ミレーション。
アタッ「シュ」ケース。
ギ「ブ」ス。
ジャン「バー」。
「グランド」。
人間「ドッグ」。「ドック」は船の修理や検査の施設。
「ちち」ばなれ。
「ぎゅう」しゃ。
じじ「こくこく」。
かん「ぱ」つをいれず。
き「ぞ」ん。
にく「じる」。
「たにん」ごと。
「だい」じしん。
「ひと」だんらく。
「よ」ろん。「世論(せろん)」は「世間一般の意見」のこと。「議論に基づいた意見」が輿論(よろん)。
「そう」きゅう、はかなりの程度氾濫しているが、ほんらいは誤用。
ついつい勘違いしてしまう言葉の数々です。
1か月単位で契約する駐車場のこと。駐車場の全国チェーン(全国津々浦々にある巨大不動産会社を想像する)ではない。
証券取引所の株式市場の最上位市場に上場していること。多くは東京証券取引所の旧東証一部(現東証プライム、東証スタンダード)のことを指す。
全部上場とか、半分上場という使われ方は当然、ない。
「提供:ゴランノスポンサー(ほぼすべてのTV番組への提供を欠かさない巨大コングロマリットを想像する」ではない。
「お食事券」
「シチュー引き回し」
「うさぎ美味しい 蚊の山」
「台風一家」
「きよしこ(←誰?)の夜」。だいたい、クリスマスの頃に「きよしこって誰?」と考え込むのが風物詩。
「暴走半島」
「ヤクザ医師」
重い「コンダラ(という名前の矯正器具)」などは存在しない。
だいたいは、「ルパン、ルパーン」と聞こえるので初めて真相を知ると驚く。
「カレー臭」
「ダイエー博物館」
実は商標だった言葉の一覧と、その一般名詞についてまとめました。
ポテトチップス
カプセルトイ
宅配便
マグロの油漬け缶詰
ペッパーソース
うま味調味料
クレーンゲーム機
プリントシール機
短期賃貸マンション
リバーシ
六面立体パズル
温水洗浄便座
インク浸透印
電子オルガン
鍵盤ハーモニカ
気泡緩衝材
自転車型トレーニング器具
プラスチックモデルキット
ラジオコントロール
コーン標識、パイロン
セロハンテープ
接着剤
ノーカーボン紙
絆創膏
家庭用ビデオ(テレビ)ゲーム機
硬質プラスチック製バケツ
食品用ラップフィルム
弾丸旅行
二次元コード
インスタントカメラ
スウェット
ポリテトラフルオロエチレン
歩数計
消波ブロック
水上バイク、水上オートバイ
フェルトペン
オイルパステル
面ファスナー
粘着カーペットクリーナー
プラスチック製密封容器
噴流式泡風呂。本来は「ジャクージ」。
泡型化粧品
点火棒
日本語のようでいて、実は外来語だったものをまとめました。
ロシア語
英語(okra)
オランダ語
ポルトガル語
ポルトガル語
ポルトガル語
ポルトガル語
英語(gallery)
サンスクリット語
ロシア語
ポルトガル語
ポルトガル語
オランダ語、フランス語
サンスクリット語
アラビア語→ポルトガル語
ポルトガル語
ロシア語
サンスクリット語
英語(civil clothes)
スペイン語・ポルトガル語
英語(tongue)
ポルトガル語
ポルトガル語
英語(hearts)
ポルトガル語
フランス語
ポルトガル語
オランダ語
ポルトガル語
ポルトガル語
オランダ語
英語("sewing machine"のmachineの部分)
サンスクリット語
サンスクリット語
ポルトガル語
サンスクリット語
英語(bookkeeping)
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