今日はゴムの締め直し第2回。

かなり順調に肉が切れているらしく、「もしかすると」見通しよりも早くお尻を縛っているゴムが取れるかもしれないとのこと。ただお医者様は決して断定はしない。「3か月で取れる」とは絶対に言わない。「3か月で取れる、かも」と。

もどかしい。

そんなことで私は訴えたりしませんが・・
面倒くさい時代だなぁ・・

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それはそうと、医師からはやたらと「鎮痛剤はある?」と聞かれたのが気になりました。
退院後は一度も使っていないので「たぶん、残っています」と適当に答えたわけです。

これが落とし穴でした。

診察後(ゴムを締めなおした直後)、病院の待合室で会計を待っていると、

激痛!激痛!!!

余りの痛さに歯を食いしばる。そして、とにかくいきむ!いきむ!
痛い・・・痛い・・・・・・・・痛いよ・・・・・・

しばらくすると、頭痛、吐き気、めまい。さらに・・・

目の前がチカチカ・・・あれ?

目の前がよく見えない・・・

・・・あれ?

気づくと顔が冷や汗でびっしょり。
もう、真夏かと思うくらいびっしょり。

もう、まったく身動きが取れないくらい、具合が悪いのです。うう・・・
・・そのまま倒れて死ぬかと思いましたが、こんな時、私の脳は妙に冴えていたのです。

「これって、過度の痛みと力みによる脳貧血じゃね?
要するに血管迷走神経反射が起きているんだ!」

こんなことを、意識が遠のきながら考えていました・・・

<ちょっと解説>
実際に赤血球が減る貧血と、脳に血液(酸素)が行きわたらなくなる脳貧血は、似て非なる症状です。

脳貧血は「痛み」によっても引き起こされ得るのです。→ 分かりやすい説明をされているページの例

今回の場合は、激しい痛みが私のお尻周辺の迷走神経を刺激し、ただでさえ病院で緊張していて交感神経がはたらいているところ、急激に副交感神経が優位になり、その結果として血圧が急低下し、今回の症状が引き起こされたのでしょう。

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ここで倒れては恥だと思い、思い切りしゃがみました。しゃがむこと5分。
気分すっきり!

まさか痛みで脳貧血を起こすとは思いもしませんでした。それだけ、肉が締まってゴムの締め付けがきつくなっている、ということでしょう。

そのまま何事もなかったかのように帰宅するも、とにかく痛い・・・

耐えきれず、痛み止めを飲むことにしました・・
が、よく考えるともう手元にはないのでした・・医者にもらえばよかったのに・・・

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しかたなく、近所の薬局に駆け込み、「ロキソニンS」を購入。
術後2か月が経とうとしていますが、まさか今頃になって鎮痛剤を飲むことになろうとは・・とほほ・・

ただ、手術創の跡は(まだ固いものの)皮膚が形成され、膿の量も減り、すっかり痛くなくなりました。
あとはゴムが肉を締め付け、切るときの痛みが治れば完治です。

あと少し、がんばるぞ!

しかし、痛い・・・