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「Dr.スランプ」千兵衛博士の発明品75種類 全リスト

「ロボットと便利な道具の出てくる漫画」といえば、「ドラえもん」と「Dr.スランプ」が挙げられます。

Dr.スランプとは、ペンギン村に住む則巻千兵衛という自称・天才科学博士が作ったヒト型ロボット「則巻アラレ」のドタバタ生活を描いたギャグ漫画です。いつもどこか抜けている博士の「珍発明」が作品のスパイスとなっているわけですが、その当たり、どこかドラえもんと通じるところがあります。

「Dr.スランプ」第9話には、主人公のアラレが「はかせドラえもんみたい!」と話すシーンが登場します。

逆に「ドラえもん」31巻では「島山あらら」先生が「少年ジャブン」誌上で「Dr.ストップ アバレちゃん」という漫画を描くシーンが1話丸ごと登場しています。

参考:ドラえもん31巻「まんがのつづき」


大人気の「アバレちゃん」の続きを読みたくてしょうがないのび太は、ドラえもんに懇願する。
--
ドラえもん「なんだい、そのアバレちゃんてのは。」
のび太「しらないの。今、大人気のまんがだよ。女の子のロボットが主人公で。」
ドラえもん「ロボット?ぼくみたいの?」
のび太「そんなタヌキみたいんじゃないよ。すっごくかわいらしくて強くって・・・・・・。」
ドラえもん「ムス・・・・・・!」
拗ねるドラえもんだったが、アバレちゃんの面白さに気づき、島山先生の執筆活動を援助することに。

・・・お互いに切っても切れない関係にあるようです。
そこで今回は、「Dr.スランプ」千兵衛博士の発明品をリスト化してみました。

【登場する発明品数:75種類】
※ちなみにドラえもんに出てくる道具の種類は1963種類です。

●「Dr.スランプ」に登場する発明品リスト

初出の話 道具名 道具の詳細
1巻(文庫版、以下同)
「アラレ誕生!」 アンドロイド
「アラレ」
1980年生まれのヒト型ロボット。

設定上は13歳・中学生の女の子(その後連載とともに高校へ進学)。最終回直前にはペンギン村の村長に就任。

酷い近眼で眼鏡を掛けないと何も見えない。極めて単純な性格で、殆ど何も考えていない模様(ただしロボットなので計算だけは得意)。

身体能力はきわめて高く、マッハを超えて走ることが可能。得意技は「地球割り」「んちゃ砲」「顔外し」など。

趣味はウンチつつき、パトカー壊し、各種コスプレ。「ほよ」「んちゃ」が口癖。

エネルギー源は海水が原料の「ロボビタンA」。哺乳瓶で経口補給する。

ロボットの癖におならもする。これはドラえもんと同じ。

なお本人はムネと「お○○」がないことを気にしている模様。

生みの親の千兵衛博士は、「こわい・・・わたしは自分の才能がこわい・・・こんなに完璧な人間型ロボット(アンドロイド)をかんたんにつくってしまうなんて・・・」と自己陶酔。

実際は少しも「完璧」でなかったわけで・・

「・・・がない!」 「非生命体透過メガネ」 生命体だけを見ることの出来る眼鏡。つまり服などを透過し、動植物の"生身の体"だけを見ることが出来る道具である。

--
アラレは、自分に「お○○」がついていないことを気にしていた。

そこで博士、それを取り付けてあげることにする。

このとき博士は、「お○○」を何か別のものと勘違い。「実物を見たことがない / よく見える資料がなくて作れなかった」と告白する。

そこでまず人間の「お○○」を観察するためにこの眼鏡を作製。

もちろんこれは口実。博士は「資料のため」と偽り、この道具を女性の裸を見るために悪用三昧。鼻血を出しながら悪戦苦闘するのだった・・。

※お○○=おへそ。

「怪獣博士」 「ロボビタンA」 アラレやオボッチャマンなど各アンドロイドのエネルギー源。

海水が原料なので原価はほぼタダ。液体になっており、哺乳瓶で経口補給する。

なお携帯用の「ロボビタンA錠剤」も存在する(8巻「世界一つおいのだーれだ大会!!<その4>」)。

「警察犬ロボット」 行方不明になったアラレを探し出すために急遽作られた道具。

「アラレのパンツのにおいから居場所を探し出す」という高い能力を持つが、リアルに作りすぎたが故に「立小便」や「他の犬との喧嘩」までしてしまうという困った犬型ロボットである。

「熊さん友だち!」 「熊のサイボーグ」 心無いハンターに打たれて息絶えた熊をサイボーグ化し、元の熊に戻してあげた千兵衛博士。

「わしはいつだって完璧なものしかつくらん!」と息巻く博士だったが、サイボーグ化された熊はとてつもないパワーを持った熊に「改造」されてしまっていた・・ (このとき使ったパーツはアラレの下半身)。

「デカチビ銃!」 「デカチビ光線銃」 ドラえもんで言う「ビッグライト」と「スモールライト」の両機能を兼ね備えた道具である。ただし拡大率は100倍・縮小率は100分の1のみとなっている。

アラレの手に渡って大変なことになってしまった。

--
4巻「マンモスみどりちゃん」の巻では、蚊の媒介する「カンスのスーパーマーケット病」に罹患した山吹先生を救うため、千兵衛らが小さくなって体内に潜入し蚊を退治する、というストーリーも描かれている。

このときは安全のため(アラレたちのいたずら対策のため)、1時間で光線の効果が切れるように改良されている。

「1980あしたにむかって!」 「みらいカメラ」 年数を指定することで被写体の未来を写すことの出来るカメラ。

アラレ「はかせドラえもんみたい!」
千兵衛「あれはマンガ!」
作者の声「あんたもマンガだ!!」
・・の珍問答が面白い。

「タイムスリッパー」 「タイムスリッパー」 タイムマシン。よく出てくる道具の1つ。ただし1年単位でしか移動することはできない。

「タイムくん」と「ツンツル板」がセットになっている。タイムくんが「ツンツル板」でスリップ(=タイムスリップ)することで時空旅行が可能となる。

いつも前口上が長い「タイムくん」のかわいさがたまらない。

※「ツンツル板」がなくても、代わりとなるものがあればOK。

--
アラレたちは、博士に内緒でよく昔へ行って遊んでいるようだ。

「なんのタマゴ?」 「しびれ光線銃」 相手をしびれさせる効果を持つ銃。「ドラえもん」で言えば「ショックガン」といったところか。

効果音は「シビビビレッ」。

--
タイムスリップして原始時代に遊びに行った千兵衛とピースケとアラレだったが、アラレのせいで恐竜に襲われてしまう。

そこですかさず取り出したのが「しびれ光線銃」であった。

しかし恐竜は「バリア」を張って全くの無傷。「むふ★」と喜んで千兵衛とピースケに襲い掛かる。

「アラレ空をとぶ!」 「飛行機」
(正式名称不明)
空を飛びたくなったアラレの願いを聞き入れ、突貫で作った飛行機。

燃料は何と缶コーラ。コーラを振って、蓋を開けたときの衝撃で空を飛ぶというお粗末なもの。

燃料のコーラがなくなったらそのまま墜落である。欠陥発明品だ。

「ホンモノマシーーーーン」 「ホンモノマシーン」 実体化したい画像をこの機械に入れ、お湯を注いでよくかき混ぜると、中から本物が出てくるという便利な道具。

かき混ぜる作業は機械が自分でやってくれる(「ザ・マヨネーズ」が演奏するステレオミュージックとともに「ホンモノマシーン」がダンスする)。

機械の形状は団体用電気釜に似ている。

木緑茜とアラレのいたずらで大変なことに。

「先生がくるよ!」 とこやロボット
「バーバーマン」
あこがれの山吹先生がうちに来ると勝手に思い込んだ千兵衛が大慌てで作った散髪用ロボット。

腹立たしいジョークが多い上、虎刈りまでされて千兵衛は激怒。

それを見た「バーバーマン」、責任回避の為に自爆。

「変身ポンポコガン」 「変身ポンポコガン」 かなりよく出てくる道具の1つ。

マイクに向かって変身させたいものの名前を呼んでボタンを押せばそれに変身できる、という道具。元に戻したいときは「もどれ」と言えばいい。

「ポンポコ」の名は道具がタヌキの形状をしているところから。

変身するときの効果音は「ポンポコポンッ」。

アラレたちの手に渡るといつもとんでもないことになる。千兵衛が蝿に変えられて、さらに銃をガジラ(ガッちゃん)に食べられてそのまま戻れなくなってしまった・・というエピソードも。

よくアラレによって則巻家が破壊されるが、これらは全てこの道具によって修復しているという。

「パニックイン散髪屋(バーバー)」<PART1> 「ボクシングゲーム」
(正式名称不明)
千兵衛が床屋の空豆のおじさんと一緒に遊ぶために作った(?)卓上ボクシングゲーム。

赤コーナー・ドクターチーム所属の「カントリーのりまき」と青コーナー・バーバーチーム所属の「ローカルそらまめ」とが闘う。急所を蹴るなどの反則も出来て結構面白そうだ。

※なおここに出てくるゴング型のレフェリー人形と、「のりまき」「そらまめ」の各人形が、時計の「タイムくん」や「警察犬ロボット」と夜な夜な楽しそうに遊んでいるシーンが描かれている(3巻「モンスターズ・ナイト」の巻)。発明品同士の仲はかなり良さそうである。

「イチゴパンツ大作戦」<PART1> 「イチゴパンツ大作戦」 あこがれの山吹先生のパンツを見ようと、千兵衛が必死で考えた「パンツのぞき」専用のシステム。

複雑な計算をこなした結果、ブタや雀、カエル、ネズミ、近眼のコオロギ、もうすぐひよこが生まれそうなタマゴ、ゾウガメ、うじ虫、太陽、シーソー、ロウソク、カエル用の布団、風船、小石、糸、ロープ、カセットレコーダー、ロケット花火を駆使して15秒間で「パンツが覗ける」ことを発見。

実行の段階。段取りは全て上手くいき、ようやく千兵衛はパンツを拝める・・・はずだったが・・・。

--
ちなみに、このシステムに必要な動物達は50円(当初は20円だったが値上げ要求があった)のこづかいで雇われたプロ達である。

「特製スピードガン」 山吹先生の歩く速度を計算するために使用。すべては「イチゴパンツ」のため。
2巻
「恐怖の婦警さん」 「透明人間になる液体」
(正式名称不明)
冤罪で駐車違反などの刑を科せられそうになった千兵衛。

婦警への復讐(顔にマジックで「バカ」と書く)ために透明人間となり、意気込んで婦警の元へ向かう千兵衛だったが・・・

※透明になるのは肉体のみ。

「地球SOS!」<PART2> 「自動車」
(正式名称不明)
ガッちゃんがニコちゃん大王らの乗った宇宙船を食べてしまった!

それを知った千兵衛は弁償のつもりで「自動車」を渡してしまう(彼らが宇宙人だとは知らなかった)。

その自動車が「宇宙船型のデザイン」をしていたこともあり、勘違いしたニコちゃん大王ら、いつまでたっても空を飛べず・・・

なお、この自動車は8馬力・・・

「アラレ大変身」 「タイム(くん)」 「歩く・話す 時計」。頻出キャラである。自分で歯磨きもする。

基本的には持ち主に忠実な時計なのだが、千兵衛のことを「ヒゲデブ」と呼ぶあたり、なかなか強か者である。

初出時は「タイム」と呼ばれていたが、後に「タイムくん」に。

どう見ても目覚まし時計だが、本人曰く、「目覚まし時計じゃないもんね!」とのこと。

「ハロー不思議島(ワンダーアイランド)!」 「ビデオくん」 「歩く・話す ビデオつきテレビ」。

基本的には忠実な目覚まし時計なのだが、千兵衛に向かって「ヨメなし博士」と呼ぶあたり、なかなか強か者である。

スーパーメカ
「ピンポン号」
団扇を使って空を飛ぶ乗り物。手足がついているので陸上を走ることも出来るし、ヒレをつけて水中を泳ぐことも出来る。

一度は表題の「不思議島」へ行くときに。またはぐれペンアザラシをオーサム地方にいる親の元へ送り届けるときにも利用。

滞空距離はかなり長い模様。

「光線銃」 敵を倒すために千兵衛が携行・・・したはずが間違えてドライヤーを持ってきてしまった。
「ギャースカ大魔王」 「ホーホレチャッタノヨララランラン薬」 惚れ薬。材料は鼻くそと「ワンダーアイランド」に住むギャースカ大魔王の涙。

千兵衛はこれを山吹先生に飲ませようとするが・・・

※千兵衛の父が考案したもの。発明品名そのものは前話「ハロー不思議島(ワンダーアイランド)!」に登場している。

「おとぎマシーン」 「おとぎマシーン」 ドラえもんで言う「絵本入り込みぐつ」に近い。

「おとぎ光線」によって本の中へ自由に入ることが出来る。「おとぎマシーン」が「本からでやーっ」と叫ぶことで本から出ることも可能。

なお千兵衛はエロ本の中に入り込もうとこの道具を作った。

「おつかいアラレちゃん」 「ライター」 ゼンマイを巻いてボタンを押し、100円を入れると機械の中のロボットがマッチを擦って火を点けてくれるという実に回りくどい機械。お金と時間の無駄である。
「バイバイめっちゃんこパワー!!」 アラレ用ボディパーツ各種
※全3品で1種として扱う。
馬鹿力満開のアラレに手を焼いた千兵衛、アラレの力を弱める『ああふつうの女の子にもどりたいキャンディーズ大作戦』を敢行(未遂)。

アラレを改造中、退屈がってうるさいアラレの「頭部」を黙らせるために、ゼンマイ自動車やラジコン・カー、ラジコン飛行機などに改造して遊ばせる。

「ごきげんセンちゃん」 「宇宙船」 足のついた自動車風宇宙船。ナンバープレートは「5963」。これで山吹先生と宇宙デートをする千兵衛だったが・・・

なお後日、これを使ってニコちゃん星へ訪れるシーンも描かれており、かなり長距離の航行に耐えられる模様。

打ち上げは地下から伸びる発射台を使用。

「さんざんサンタさん」 「ドロボット」 千兵衛がサンタに成りすましてクリスマスプレゼント(自分のサイン入り色紙)を配達。

そこで登場したのがこの発明品。鍵のかかったドアを開けるゼンマイ式ロボットである。

「謝恩カンけり大会」 「SPEE★D2」 小型飛行機。

作者主催の連載1周年特別企画カン蹴り大会」で鬼になってしまった千兵衛。

アップルサーダー「アラレジュース」のドラム缶サイズの缶を蹴ったのはアラレであった。はるか遠くへ飛んでいく缶。

千兵衛はイタリア、アフリカ、アメリカ、名古屋、サハラ砂漠・・と各所を飛び回る羽目に。

「ハートで勝負!」 「デベソスイッチ」 アラレの健康診断。ロボットであることがばれないように、千兵衛は予め仕込んだ心拍音入りのカセットテープをアラレの腹部にセット。

その起動用に「デベソ」をセッティングした。

3巻
「モンスターズ・ナイト」 「宇宙ロケット」
(正式名称不明)
(恐らく)ニコチャン大王の為に作っていたと思われる宇宙ロケット。

完成途上でドランパイア一味が発射スイッチを押してしまったため爆破される。

「アラレ目大作戦」<PART1> 「歯磨きロボ」
(正式名称不明)
千兵衛の歯を磨くためのロボット。歯磨きチューブ型。

本人曰く、「ズボラなオッサンやで。」

「アラレ目テレビジョン」 アラレの首に取り付けた映像送信機から、アラレの今見ている映像を伝送してテレビに映すシステム。

当初はアラレの行動を始終監視するのが目的だったが、千兵衛は「アラレを山吹先生と一緒の風呂に入らせて、先生の裸を見る」という破廉恥なことを思いつく。

「作者もほしいオーチャくん」 搭乗型ロボット
「オーチャくん」
千兵衛の考えたとおりに行動する搭乗型ロボット。

当初はジャンケンで「チョキ」しか出せずに落ち込んだオーチャくんであったが、手を改造して「パー」も「グー」も出せるようになった。

「わくわくタイム・ストップ」 作者Aのボディ(自動車タイプ) 千兵衛宅を訪れた作者A(鳥山明先生)。

ゼンマイ巻きのボディをガッちゃんに食べられてしまい、千兵衛に頼んでゼンマイ自動車に改造してもらう。

作者Aのボディ(戦車タイプ) 悪魔のチビルの蒔いた手榴弾でボディが破壊された作者A。

千兵衛に頼んで頑丈な戦車に改造してもらう。大砲発射も可能。

「時間よとまれマシン」 世界中の時間を止めて助平三昧をしようという作者と千兵衛の夢が一致。巨大な「時間よとまれマシン」の製作がスタートする。

作者と千兵衛を除いた全ての時間を止める、はずだったが・・・

「スーパーセンちゃんたち IN 大都会島」<PART1> 千兵衛型アンドロイド
(正式名称不明)
大都会島の大都会テレビ(ch19)に出演することになった千兵衛。

番組名は「世界あのアホ! このアホ! 大都会の博士 VS イナカの博士」。

都会に行くのが嫌いな千兵衛は、自分とそっくりなロボットを作ってペンギン村から電波で操縦。

本番2分前に壊れて暴走・・・テレビ局は壊滅状態に。

※タイトルから判断すると、このロボットの名称は「スーパーセンちゃん」と言うのかもしれない。

「スペシャル船(シップ)」 都会へ向かうために作った船。船頭ロボが付属しているが、手漕ぎのためか異常に遅い。
4巻
「コピーくん」 「コピーくん」 被写体のコピーを作り出す道具。「ドラえもん」の「フエルミラー」に近い。

アラレとガッちゃんを遊園地に連れて行く約束と、山吹先生と映画を見に行く約束がダブルブッキング。

弱った千兵衛が徹夜で完成させたのが写真型をした「コピーくん」であった。

早速自分をコピーする千兵衛だったが・・・

「ばぶばぶセンベエ」 「若返り薬」 いきなりコケた千兵衛(29)は、それを「年のせい」と思い込む。山吹先生が「おじさんは嫌いよ」というシーンを勝手に妄想した千兵衛は、慌てて「若返り薬」を作ることにした。

材料はミルク200cc、ミミズの目玉3個、梅干3個、ガメラのタマゴ3個、角砂糖1.5個、塩(大さじ1杯)、オロビタンD(1本)。これらをよくかき混ぜて弱火で20分間煮詰めて冷蔵庫で冷やして完成。

早速飲んでみたはいいが、思った以上に「若返って」しまい・・・・

「おまかせアキコさん」 お手伝いロボット
「アキコさん」
独身の千兵衛が、家事代替用に作ったロボ。作者にそっくり。

異常にお節介、しかもやること為すことどこか抜けており、困り果てる千兵衛であった。

結局、自意識過剰なアキコさん自らが家出をしてしまう(給料はちゃっかりもらう)のだった。

「ペンギン・グランプリ」 「レッツゴウ号」 賞金3000円の「第1回ペンギン・グランプリ」で千兵衛が乗り込んだマシン。

陸上走行、ボートにスキーと様々な形態にチェンジできるのが特徴。

「みにちゅあ わが家」 「ミニチュアわが家」 「ミニチュアわが家」で起こった出来事と現実で起こった出来事をリンクさせることの出来る道具。

例えば「ミニチュア」の家を揺らすと実際の家も揺れることになる。

タイマーがついており、効果を時間差で発生させることも可能。

ミニチュアの千兵衛と山吹先生がセットで付属しており、千兵衛は先生のパンティを見てキスをするためだけにこの発明品を作製した。

「クレイジー・ハネムーン」<PART1> 「空をとぶマシン」 山吹先生と結婚した千兵衛。
(山吹先生は則巻姓となるため以下の記述は「みどり先生」で統一)

新婚旅行(宇宙旅行)についてくると言って聞かないアラレとガッちゃんを遠ざけるため、アラレの欲しがっていた「空を飛ぶマシン」を取り付け、何が何でも邪魔されないように手はずを整える。

背負うタイプの機械で、左右にジェット噴射口が取り付けられている。

「まいごバッジ」 宇宙で迷子になっても電波で分かる、ハートをあしらったバッジ。

千兵衛がみどり先生に手渡す。

「宇宙船」
(正式名称不明)
ジェット機型宇宙船。ハネムーン用なので二人乗り(横2列)。高加速度。
5巻
「アラレちゃんのなくしたもの」 失敗したロボットの頭 アラレが「頭」をなくしたので代用。
「うきうきハイ・スクール!!」 目覚まし時計? 「タイムくん」と似ているが、こちらは目覚まし時計の模様。もちろん歩く・話す。

顔がデジタル数字。

「フライング・ニコチャン」 「飛行機」
(正式名称不明)
千兵衛がアラレの為に作った一人乗り飛行機。

ニコチャン大王は「宇宙船」と勘違いしてこの飛行機に乗ったのだが・・

「モリモリと元気に生長する薬」(正式名称不明)

※「生長」は原文ママ。「生長=植物の成長」の意であるため誤植か。

アラレがニコチャン大王からもらった手乗り文鳥。

エサにアイスキャンデーをやったところ体調が悪くなる。

そこで千兵衛、栄養たっぷりの滋養剤を作って「元気に・モリモリ・たくましく」と文鳥に経口投与するが・・・家を壊すほどに成長してしまった。

6巻
「さよなら摘さん一家!」 「重力コントロール装置」 前話「ながれ星ねがい星」の巻でルマルマ星人からもらった「重力コントロール機」を作り直したもの。

重力を調節し、物を浮遊させることが可能。ドラえもんの「重力調節機」とほぼ同じ性能を持つ。

千兵衛は中国からやってきた摘一家の宇宙船兼住居の「烈津號」(故障)に取り付けて飛行までこぎつけるが、墜落。装置に重大な欠陥があることが判明した(部品が5つも足りなかったという)。

「GO!GO! ニコチャン星」 「空中スクーター」<1>
(正式名称不明)
浮遊式のスクーター。みどり先生の通勤用か。
「宇宙船」
(正式名称不明)
円盤型の宇宙船。失敗した「重力コントロール装置」の不具合を直し、それを証明するために作製。

テスト飛行をするつもりだった千兵衛は急に自信がなくなり、ニコチャン大王らにテストのつもりでプレゼント。

「重力コントロール装置」は見事に働いたのであった。

「変身コンコンヘルメット」 「変身コンコンヘルメット」 「後ろから抱き付いて脅かす」という古典的な戯れを思いつく千兵衛。

みどり先生と間違えて赤の他人の体を触ってしまった。

「痴漢は死刑」と勝手に悩んだ千兵衛は、パトカーのサイレンを自分を捕まえに来たものだと勘違い。大慌てでこの発明品を作り上げた。

葉っぱに変身したい人の名前を書いてそれを狐型の帽子に入れるとその人に変身できるという道具である(服も都合よくサイズチェンジする)。

千兵衛はとりあえず山吹先生に化けるが、その間にガッちゃんがヘルメットを持って遊びに行ってしまい・・・

7巻

「急げ愛!」 「エネルギー警報装置」 アラレのガス欠を千兵衛に知らせるための装置。
「ロボビタンA(エース)」 ガス欠になって動かなくなったアラレを捜し求めてエネルギーを自動補給する哺乳瓶型の機械。

例に漏れず手足つきで言葉も話す。

「地球総支配者への道」 「テレポートぼうし」 頭に被るだけでどこへでも自由に瞬間移動できる装置。
「合体しちった!」 昔作った巨大ロボット アラレのボディがマシリト博士の作った「キャラメルマン7号」に粉砕されたため、取り合わせのボディとして登場。

ただし、でか過ぎたので実用化せず。
「プププ!空をゆく!!」 「排ガス除去装置」 アラレの修理で、千兵衛がうっかり取り付け忘れてしまった装置。

おなら(排気ガス)で空を飛ぶアラレであった。

「ガっちゃんえらいっ!!!」 「空中スクーター」<2>
(正式名称不明)
浮遊式のスクーター。みどり先生の通勤用か。
「おぎゃーはまだか?」
(「まだ」の箇所には傍点がつく)
「空中スクーター」<3>
(正式名称不明)
浮遊式のスクーター。千兵衛用か。
「超能力者はだれ?」
(「だれ」の箇所には傍点がつく)
「飛行機」
(正式名称不明)
2人乗り(横1列)の飛行機。離陸時滑走路不要。
「恐怖のオニゴッコ」 「空中スクーター」<4>
(正式名称不明)
浮遊式のスクーター。みどり先生の買物・お出かけ用か。比較的長距離用の模様。ジェット噴射による高加速が実にワイルドである。効果音は「BAW!」

8巻

「直進!ターボくん」 「空中自動車」
(正式名称不明)
千兵衛のお出かけ用とみられる。浮遊式。やや年季が入っている。
アンドロイド
「ターボくんロボ」
(※正式名称不明、ノーカウント)
千兵衛の息子、ターボくんの発明品。

直進するしか能がない。力がとにかく強く、自動販売機や岩、南極の氷塊などを次々と打ち砕く。

「これは夢です!」 「反重力装置つきバイク」 6巻の「重力コントロール装置」の応用装置と思われる。

木緑茜に売ったが、「壊れてばっかり」「自転車よりも遅い」と散々クレームをつけられる。

千兵衛「それはしかたのないことだ。反重力装置はまだ完全ではない!」

そんなものを売るな、と怒られたのは言うまでもない・・。

ターボが全て修理し、完璧な状態に仕上げてしまう。

「真夜中にごめんください」 「タイムマシン」
(※正式名称不明、ノーカウント)
ターボの発明品。

場所・時間などを指定できる正真正銘のタイムマシン。

千兵衛の「タイムスリッパー」よりもはるかに高性能だ。

「ときめきティールーム」 「空中スクーター」<5>
(正式名称不明)
浮遊式のスクーター。買い物籠が付属しているので日常用か。

やや古めで、メンテナンスと試験走行をする千兵衛の姿が描かれている。

「離婚します!」 「戦闘機」
(正式名称不明)
女の死神に襲われた千兵衛。そのシーンを「浮気」と勘違いしたみどり先生は、ターボを連れて戦闘機に乗り込み、家を出て行ってしまう・・・
「飛行機」
(正式名称不明)
千兵衛は誤解を解こうとみどり先生の乗った戦闘機を追いかけ、1人乗りの飛行機に乗り込む。

だが怒り収まらぬみどり先生はミサイルを発射、飛行機に命中・・

「愛は未来で確かめて・・・」 アンドロイド(赤ちゃん) 10年後、アラレとオボッチャマンの子供として作製されたロボ。
「ガッちゃんの正体!!」 「ガッちゃん型時限爆弾」
(※正式名称不明、ノーカウント)
ガジラの願いを受けたターボが作った時限爆弾。胴体のボタンを押してから10分後に爆発する。

ガっちゃん達にとってはおもちゃのだが、実際はとても恐ろしい代物である。

9巻

「T.S.W.(タイムストップウォッチ)」 「タイムストップウォッチ」 以前失敗した「時間よとまれマシン」の改良版。懐中時計型。

効果は「ドラえもん」の「タンマ・ウォッチ」「ウルトラストップウォッチ」「狂時機(驚時機、マッドウォッチ)」などと同一で、ボタンを押した本人以外の全ての時を止めてしまう。

製作目的は「みどり先生のパンツを15センチ間近で見ること」。この夢を達成した千兵衛は調子に乗っていたずら三昧を繰り返すが・・

なお千兵衛設計のものは全く使い物にならず、実質的な設計者はターボである。

「空中スクーター」<6>
(正式名称不明)
浮遊式のスクーター。比較的無骨なデザイン。
「第2回ペンギングランプリSCENE1」 「スーパー2輪車」 優勝者は村長になれる「第2回ペンギングランプリ」に出場した千兵衛のマシン。「どんなハードな走行にも耐えられる」のがウリ。

途中までトップ通過を見せる千兵衛だったが、路上の大きなトラップ(落とし穴)にハマってリタイア。

「最終回用メカ大発明!」 「最終回用メカ」 千兵衛曰く、「ドクター・スランプの連載がはじまっていらい ずっと計画してきた最終回用のメカ」であり、「この天才博士則巻千兵衛が持てる才能をすべてそそぎこんだまさに感動の大フィナーレを飾る連載終了おめでとうわたし永遠にわすれないわ このラスト!!というぐらいすごいロケット」だという。

そこで作者の信頼の下、ペンギン村民やかつての登場キャラ全員を集めて超豪華な「ロケット発射式」を開催。

しかしその結末は・・・

別の意味で「忘れられない」最終回となった。

ドラえもんと比べて、道具が「擬人化」している点が最大の特徴です。まとめてみると、思っていたよりも発明品の数が多くて驚きました。有用な道具も多数登場しています。

--
「アラレとペンギン村の人たちがいつも騒動を繰り広げている漫画」というイメージが強く、千兵衛博士の発明品の印象は薄かったのですが、発明品もこの作品の重要な要素であったということが確認できたように思えます。

ただこれを見ると、連載が進むにつれて新しい発明品の登場頻度が極端に減っていることが分かります。

あくまでも「Dr.スランプ」の主人公は「アラレ」であり、千兵衛の発明品よりも、話の中心が次第にアラレとそれを取り巻くキャラとの珍騒動にシフトしていく様子が伺えます。


■注釈 ・今回の集計は原作に拠ります。新旧の各アニメ・映画作品などでは各種変更のほかオリジナルの発明品などがあるかもしれません。 ・集計の便宜上、発明品に名前のあるもの、あるいは発明品と明確に分かるもののみカウントしました。 ・巻は単行本ではなく集英社文庫から発刊されている「文庫版」のものです。ご確認の際はお間違いのないよう充分ご注意ください。 ・話名のうち全話に共通の「?の巻」の表記は省略しました(例;「怪獣博士の巻」→「怪獣博士」と表記)。 ・千兵衛の息子ターボくんの発明品についてはカウントから除外しました(リストには含めてあります)。

■参考文献
鳥山明「Dr.スランプ」1―9巻、1995-1996 集英社(集英社文庫)
(なお作品は 1980 - 1984、全18巻[コミックス版])


公開開始:2005年9月21日
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