遠足新報
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失敗だらけ! 「起業家・のび太」の「のび太商法」完全リスト

のび太は、これまでに秘密道具を使って様々な商売に手を出しています。その数は、実に38業種・43職種。 ・・・のび太は、小学生にして立派な「起業家」なのです。
[05/06/30 :訂正2]

例:不動産業、小売業、レコードレーベル、古物商、広告代理店、会社の設立コンサルタント、騒音除去、あやとりプロ、出版、害虫駆除、映画館運営、ハイキング場経営、収納ビジネス、徴税、レンタル業、航空会社、ファンクラブ運営、インフラ、総合サービス、書籍販売、廃品回収業、チケットの販売代理店、運輸業、株式国家運営、リサイクル業、絵画商、コレクター、放送事業、スポーツ連盟理事、医師、料飲メーカー、小学校教師、書店主、漫画家、あやとり家元、探偵、漫画原作作家

しかし、これらの殆どはことごとく失敗。なかなかうまくいきません。

今回は、そんな「のび太商法」の数々に着目し、「どんな事業をやって」「どんな成果が出たのか」を分析してみました。

巻・話

事業内容

単価 売上 内容と結果
10巻
「アパートの木」
不動産賃貸
(アパート)
100円/月

300円

道具「アパートごっこの木」を使ってアパート経営を行うのび太。ジャイアン・スネ夫・静香に、地下茎を利用した個室を貸す。

トイレは共同。食堂・遊び場つき。
木が腐ってしまい、アパートが崩壊。
10巻
「夜を売ります」
小売店
(「夜」の販売)
10円/時間 50円+α つけると暗くなる電球を販売。「夜を売ります」と書いたプラカードを掲げ、町中を歩いて営業活動をするのび太とドラえもん。

徹夜で仕事をしたパパに60ワット5時間分(50円)の「夜」を販売したほか、大学受験生、旅行の様子を収めた映写機を使いたい親子、赤ちゃんを寝かしつけたい母親、ムードを大切にする恋人など、多くの優良顧客に囲まれて大繁盛。
強盗に刃物で脅され、「つけると暗くなる懐中電灯」を無償で提供させられる羽目に。
11巻
「ジャイアン心の友」
レコード会社 不明 不明 「ノビタレコード」というレーベルを作り、ジャイアンの歌「乙女の愛の夢」をリリース。

キャッチコピーは「大型新人あらわる!! 剛田武があまくせつなくうたいあげて・・ヒット中!!」。

ジャイアンによる脅し戦略も功を奏し、初版20部を売った見込み。

のび太、20人から恨みを買う。
11巻
「自動販売タイムマシン」
古物商 (仕入値)

キャラメル
10銭/箱

万年筆
40銭/本

板チョコ
30銭/箱

鉛筆
4銭/箱

20万円以上の
赤字?
道具「自動販売タイムマシン」を使って「昔のもの」を販売するのび太。空き地で即売会を実施。

触れ込み文句は、「お菓子や文房具が半分以下の値段で買える」というもの。

のび太「そのかわり前金をもらうよ」と抜け目が無い。

しかも、1本4銭の鉛筆を「1本1円でいいや」と25倍の値段で売ってしまう抜け目のなさ。

- -
のび太「みんながよろこんでくれて、ぼくはもうかって、こんないいことあるかしら。」
商売の基本
をしっかりと理解している。

大量のもうけを元手に「百年後のおかし」を購入するのび太。

「うまい!!」「こんなあじは初めてだ!」「1つぶごとにジーンと心にしみるあじだ。」と感涙する。

しかし、【請求金額:23万円】と聞き、髪の毛を逆立てて驚くのび太。もちろん、大赤字だろう。

14巻
「かがみでコマーシャル」

広告代理店

100円/15秒(スポットCM)
0円 鏡を使ってコマーシャルをしようと広告代理店を立ち上げたのび太。

のび太「広告宣伝の時代です。わが社のCMをご利用になれば売り上げ倍増!」

営業活動を必死に行うが、全く顧客がつかず。

スポットCM無料サービスを行い、コマーシャルのデモンストレーションを行うのび太とドラえもん。

これが功を奏し、1件成約。また、広告効果を上げることに成功する。

15巻
「ネコが会社を作ったよ」
ネズミ駆除会社の設立コンサルタント 100円/月 不明 のび太が拾った4匹の猫。道具を使って「自動的にネズミ退治をするネコ」に仕立てる。

ネコに毎日、契約を結んだ家の「ネズミパトロール」を行わせ、月給はペット屋さんへ払い込んでもらう。当のペット屋さんはネコにキャットフードを届ける・・という契約システムを構築。

「ネズミたいじ会社」を設立する。

ドラえもんが考案。事業として成功した貴重な例。
15巻
「騒音公害をカンヅメにしちゃえ」
騒音除去サービス 300円 騒音を打ち消す道具「吸音機」を使い、騒音に悩むパパからおこづかいをせびるのび太。

昼寝をしたがっているパパの目の前で「吸音機」のデモンストレーション。騒音を綺麗に取り除く。「おれいに130円ちょうだい」とのび太。

おこづかいはあげない、と怒るパパ。のび太、「吸音機」を元に戻し、再び騒音を出して対抗。

パパ「まて、はらうよ。」と懇願。ここから商談がスタート。

のび太「どうせなら200円ほしい。」
パパ「150円!」
のび太「180円!」 巧みな値上げ術。

最終的に、130円から300円まで値を吊り上げたのび太。商社並の交渉テクニックに脱帽。

のび太の意外な交渉勝ち。実に48%もの値上げを成功させた。
15巻
「あやとり世界」
あやとりプロ 契約金3,000万円 最終的に
0円
「全日本プロあやとり協会」のスカウトで、プロ入りを懇願される。

契約金を提示され、ひっくり返るパパとママ。

「もしもボックス」で作ったパラレルワールドなので、折角の3000万円は泡沫の夢と消え・・
17巻
「週刊のび太」
出版社 100円/冊 0円 のび太の描いた漫画だけを載せた雑誌、「週刊のび太」。表紙ものび太。

当然ながらまったく売れず
。
「ただでいいから!」と哀れなのび太。

「ぜんぶください。」と注文してきたのは、・・・ちり紙交換屋さんだった・・

17巻
「週刊のび太」
出版社 100円/冊 相当数 ドラえもんの提案で、マーケティングをしっかり行った上で週刊誌を発行することを決定。

手塚治虫特別執筆「スペースシンドバッド」(250ページSF読切漫画)などの超人気12大漫画の連載、および「特別付録 のれるヨット」、静香ちゃんがモデルの表紙など、売れる要素をふんだんに詰め込み、満を持して発売。

のび太も、自信作の漫画を掲載することにした。

バカ売れするが、読者アンケートに「のび太の連載を打ち切れ」と書かれまくる。

気分を害したのび太、廃刊を決定。

17巻
「驚音波発信機」
害虫駆除会社 100円/回 200円 道具「驚音波発振式ネズミ・ゴキブリ・南京虫・家ダニ・白アリ退治機」を使い、ジャイアンの有害音波(ジャイアンの歌声)を利用して、野比家のネズミ退治を行うのび太。

味をしめたのび太は、「のび太消毒社」を設立。「全めつさせます」とビラをまいて宣伝。

静香やスネ夫がこのサービスを利用。
ジャイアンがこのサービスを利用しようとし、冷や汗を流して焦るのび太。

ここから先の顛末は描かれていないが、きっとジャイアンにバレてボコボコにされるのが関の山かと。
18巻
「のび太の部屋でロードショー」
映画館など
(チケット販売)
後楽園中継

10円/回
100円/年
不明 道具「ただ見セット」を使い、映画や劇場、スポーツ、コンサートなどを何でもただで見ようとするのび太とドラえもん。映画館「テアトルのび太」設立。

静香には「スタージョーズ」の前売り券をプレゼントするなど、街路での販促活動に勤しむのび太。

ジャイアンにはテレビで放送しない後楽園のプロ野球中継チケットを販売。

「送信機」と「受信機」をつけ間違えたため、上映できず。
20巻
「へやの中の大自然」
有料ハイキング場 入山料10円 60円 部屋の中を「大自然」に改造したのび太。

キャッチコピーは「山はまねくよ 徒歩一分で きみは山の中にいる さわやかなミドリ 小鳥の声 小川のせせらぎ さあ行こう!!」と詩的だ。

入山者はのび太を除いて7名。静香は招待客である。

商売としては成功。ただし。部屋の中を滅茶苦茶にされ(スネ夫は立小便までする)、ママに怒られるのび太。
20巻
「チッポケット二次元カメラ」
収納ビジネス 10円/回 不明 三次元の物体を二次元化する「チッポケット二次元カメラ」。

これを活用した収納ビジネスを始めるのび太。
本26冊、静香の人形、旅行に連れて行けない犬、ジャイアンの母ちゃん、迷惑駐車の車などを相次いで収納。かなり儲かった模様。
二次元化した物体は「お湯をかけると元に戻る」という特性があり、敢えなく失敗。
22巻
「税金鳥」
徴税係 こづかい税

999円まで       10%

9,999円まで
30%

1万円以上
70%
0円 おこづかいの不公平性が我慢できないのび太。
道具「税金鳥」を使って徴税を開始。

皆が反対する中、同じくこづかいの少ないジャイアン、大賛成。

「こんなすばらしいアイディアは聞いたことがない!のび太よ、おまえはさえてるなあ。税金でジャイアンズ(編注:ジャイアンの野球チーム)のユニフォームを作ろうぜ。専用の球場も。」

それに応酬するのび太、「マンガ図書館をつくろう。ビルを立てて、食堂やゲームセンターやひるね室、家出室・・・・・・。」と悪乗り。

【納税金額リスト】

ドラえもん 10円(ドラ焼きを買う100円)
はる夫 16,132円

のび太 21,050円
(↑おこづかい500円と、インドへ行くおじさんから3年分のお年玉3万円をもらってしまう)

静香   11,200円
出木杉 49,000円(家庭教師のバイトをする小4)

金尾タメル 91,800円(貯金が趣味)

スネ夫 脱税 ママに全貯金を預け、「○○を買ってきなさい」と言ってもらい、それを自分のものにする(「お使い」を装ったおこづかい)という巧妙な脱税。

ジャイアン 1円(拾った10円)
 

10円を拾ったジャイアン。たった1円の納税を渋る。

「税金!? ばか!!もっと金もちからとれ!!」と怒鳴り返すが・・

差し押さえをする「税金鳥」。バットで殴り返すジャイアン。

税金鳥、大破。徴税終了。

25巻
「ヘソリンスタンド」
レンタル業 10円/30分
(経営者)
恐らく
0円
心や体の痛みを消す「ヘソリンガス」を供給する「ヘソリンスタンド」。

ジャイアンが勝手にヘソリンスタンドの経営者になる。貸主ののび太には「お前にも分け前をやる」と口約束。

ドラえもんが、「痛みを感じないことの恐ろしさ」を語り、ビジネスは強制終了へ。

のび太、(きっと)分け前をもらえず。
27巻
「四次元たてましブロック」
不動産賃貸
(マンション)
100円/月 300円 道具「四次元たてましブロック」を使って自宅を9階建ての賃貸マンションにしたのび太。玄関先に「マンションかします」のビラを貼って宣伝。
ママが気付き、激怒。のび太を追い掛け回す。

トイレが1階にしかないことも響き、恐らく廃業となった模様。

28巻
「キャラクター商品注文機」
小売業
(キャラクターグッズ販売)
? 相当額の赤字

あるいは
0円
空き地で「のび太グッズ」の大売出し。

「のび太ゲーム」
取扱説明書の内容→「このゲームは、スリルいっぱいののび太の一日です。ママや先生にしかられ、スネ夫やジャイアンにいじめられ、車にはねられ、犬にかまれ・・・。」

「のび太プラモ」「のび太超合金」
スネ夫「そんなかっこ悪いもの、ただでもいらないや!!」

「のび太えんぴつ」
はる夫「字がへたにかけそう。」

「のび太ノート」
安雄「成績が下がるんじゃないの。」

「のび太人形」「のび太パンツ」
静香 無視

全く売れず。生産費回収不能。
28巻
「のび太航空」
航空会社
(パイロット)
10円/1キロまたは10分 50円 空き地を空港にし、「のび太航空」を営業。

静香は20分、スネ夫は30分の遊覧飛行を楽しむ。

スネ夫は機内食サービス、音楽サービス、映画サービスなどを要求し、トータルではどう考えても赤字である。

母ちゃんに追われたジャイアン、飛行機をハイジャック。「花火セット」によって機体を爆破すると宣言する。

その要求は、「かあちゃんから逃げるため香港へ高飛びする。1時間以内に世界地図・こづかい百円・弁当をもってこい。1秒でも過ぎたら機体を爆破する。」という滅茶苦茶なもの。

母ちゃんに応戦を頼む地上部隊。逆上したジャイアンは、上空から花火を大量投下という暴挙に出る。

そんな時。トイレを我慢していたのび太は、ジャイアンに小便を掛けつつ墜落。

ジャイアンのセリフ
「ワー、やめろ!! 機長!! なにをするんだ!!」

のび太航空、廃業へ。

30巻
「ハツメイカーで大発明」
小売業
(戦闘スーツの注文販売)
スネ夫:千円
ジャイアン十円
(発明料として)
1,010円 道具「ハツメイカー」を使って色々な道具を作るのび太。

そこへジャイアンとスネ夫の喧嘩。

スネ夫はのび太に「どんな強いいじめっ子でもやっつけられる道具をだして。」と懇願。発明料千円を払い、「ファイタースーツ」なる喧嘩の道具を作らせる。

それを見て恐れをなしたジャイアンは「どんな強い相手でもいじめられる道具を」とのび太の所へ。

躊躇するのび太だったが、ジャイアンは胸倉を掴み、「十円やる!!ことわったらぶんなぐる!!」と滅茶苦茶な理論でのび太を制圧し、道具を作らせる。

「絶対に負けない機械」同士の戦いが、今、はじまる。ジャイアンとスネ夫、勝敗の行方は・・?

---
「無効試合」 ジャイアン × スネ夫
理由:母ちゃんとスネ夫のママが怒ったため。

珍しく売り上げの全額をちゃっかりと懐に入れるのび太。千円台の利益は非常に珍しい。
33巻
「フィーバー!!ジャイアンF・C(ファンクラブ)」
ファンクラブ会長・チケット販売代理 梅席50円
松席20円
竹席10円
不明 ジャイアンによって無理矢理作られた「ジャイアンファンクラブ」。

10月15日午後3時、空き地にてチャリティコンサート(「世紀のビッグスター ジャイアンチャリティコンサート」)が開かれることになった。

無理矢理ファンクラブの会長となったのび太、そしてドラえもんがチケットの営業に出かける。

1枚も売れないチケット。怒るジャイアンに、のび太「歌わないと約束すれば売れるかも。」

「ファンクラブ本部」という道具を使い、スネ夫・静香ら街の子供たちを洗脳し、チケット完売。誰もが、コンサートの前日から空き地に並ぶ熱狂ぶりを示す。

スネ夫「徹夜していい席とるんだ。」

こうした状況を憂慮したジャイアン、ファンの前に姿を見せ、「きみたちの熱意はうれしいが、お父さんお母さんが心配なさるから・・・・・・。」と一言。

なだれ込むファン。もみくちゃにされるジャイアン。

のび太に一言
「ファンこわい・・・・・・。クラブ解散させて・・・・・・。」

33巻
「地底のドライ・ライト」
インフラ
(エネルギー)
100円/100g 1,000円 22世紀のエネルギー「ドライ・ライト」は、太陽エネルギーをドライアイスのように固めたもの。

のび太、商売にしようとするがドラえもんが制止。だが1枚上手ののび太は、「ドライ・ライトで儲ければドラ焼き食べ放題」とエサで釣る。

ドラえもん、俄然やる気に。自らセールスマンとなって営業に飛び出す。しかし、全く売れない。

落ち込むドラえもんに、のび太がフォロー。

この会社はドラえもんを社長とした「ドラ会社」だよ。ビルなんかすぐに立つ。社長室のすぐ隣はドラ焼き食堂になるよ、とハッパをかける。

気を取り直したドラえもん。販売促進戦略の一環として、1日無料サービスを実施。これが大当たり。大人気に。

噂を聞きつけた街の人、「見本をくれ」と押しかける。すぐに見本品は終了。

それでもやってくる街の人。ドラえもん、「百グラム百・・いや二百円!!」

「百グラム三百円。」

「百グラム五百円。」

と、足元を見て、調子に乗って値上げを続ける。

ドラえもんがドライライト鉱脈の出入り口を開け放しにしてしまい、全て外に溶けて流れ出てしまう。

また冬だったはずの気候が温暖になってしまい、何よりも鉱脈が空っぽになり、営業不能状態に。

37巻
「なんでもひきうけ会社」
総合サービス会社 裁量制
(依頼内容により異なる)
0円 「ドラえもんの秘密道具を使った、何でも引き受ける会社を作ってひと儲けしよう」と思い立ったのび太。

ドラえもんの反対をよそに、ドラえもんの道具「かべ紙会社」を社屋とし、「なんでもひきうけ会社」を設立。

社長秘書は静香。コーヒーの給仕もこなす。

キャッチコピーは「新時代の新企業 なんでも引き受け会社 ついに発足!!」

(依頼人その1)

壺を割ってしまった小さな子供→無料でサービス

静香「いいじゃない、人助けしてよろこんでもらえれば。」
のび太「やだよ、大もうけしなきゃ意味ない。」

(依頼人その2)

大金持ちの庭掃除→1万円

のび太、自分の家の庭掃除を忘れており、そちらを優先させる。依頼人、怒って帰宅。

(依頼人 その3)

ジャイケル・マクソンの来日公演チケットの手配依頼。

依頼人「金に糸目はつけない。」大量の札束。
のび太「ひきうけましょう!!」

ドラえもんのスペアポケットをいじるのび太。そのとき、ドラえもん、自分のポケットからのび太を引き出し、とっちめる。

曰く、「秘密道具を使って金儲けすると、莫大な罰金を取られる」のだとか。

1円も儲けることなく、解散。

39巻
「厚みぬきとりバリ」
不動産賃貸
(駐車場)
10円/台 30円 何でもペチャンコにする道具「厚みぬきとりバリ」。

空き地を使った駐車場ビジネスを始めるのび太。シートのように薄くなった車を重ねる。
水が掛かると元の大きさになってしまうのが玉に瑕の道具。

雨が降ったせいで、積み重なった車が元通りの大きさになってしまった。持ち主は激怒。

39巻
「虹のビオレッタ」
書籍販売 500円/冊 不明 ジャイアンに懇願され、クリスチーネ剛田(ジャイ子)が自費出版した「虹のビオレッタ」の販売をするのび太とドラえもん。

道具「CMキャンデー」を使って順調に(無理矢理に)販売を行う。

「ぼくは、マンガをコレクションしてるんだけどね、この作者は今に有名になるかもね。そうなるとこの本は、値うちがでるよ。古本屋で十万円とか・・・・・・・。」

のび太「虹のビオレッタは売りきれだよ!!」、ドラえもんと一緒に逃げる。

41巻
「ハメルンチャルメラ」
廃品回収業 10円/個 620円 笛を吹くと、山へ片付けられてしまう道具「ハメルンチャルメラ」。

静香、スネ夫などを含む町中の人から多くの廃品を回収し、結構な儲けを得る。

儲けたはいいが、子供がのび太に向かって笛を吹いてしまい・・・のび太も山送りになって・・・
41巻
「恐怖のディナーショー」
販売代理店
(チケット)
マツ席100円タケ席50円 不明 8月10日午後5時より空き地にて。「おまちかね!ジャイアンディナーショウ」という、ジャイアンの料理つきのディナーショーがひらかれることになった。

ファンクラブ会長として、のび太はチケット販売の命を受ける。

百枚用意したチケットは1枚も売れず。皆、仮病や居留守、スネ夫にいたっては「これから海外旅行」という嘘まで。

チケットを持って静香宅に行ったのび太。
静香、女の涙を流して「信じられない・・・。のび太さんがあたしにそんなものを・・・・・・。いいわ。これも運命だとあきらめて一枚買う」と脅しのような文句を並べ、のび太を事実上追い返す。

途方に暮れるのび太とドラえもん。

そんなとき、一人で写生をする出木杉の姿が。「えーっ、タケシくんのコンサート?しらなかったなあ。しかたがない、一枚買うよ。」と大人の対応。

結局、ドラえもん・のび太・出木杉の3人しか集まらなかったリサイタル。

ドラえもんの出した道具は・・・「耳せん」「お医者ごっこカバン」「赤まむしドリンク」「成田山のお札」であった。

ジャイアン、自分の料理をみてひっくり返る。リサイタルは中止に。

涙を流し、手を取り合って喜ぶのび太と出木杉。そして同じように涙を流して駆け寄るドラえもん。実に珍しいシーンである。

45巻
「地図ちゅうしゃき」
運輸業 10円/個 0円 荷物を指定した場所に送り届けることの出来る「地図ちゅうしゃき」。

のび太、「ドラネコたっきゅうびん」を開設。キャッチコピーは「☆やすい! ☆はやい! ☆かくじつ!」である。

営業に向かうのび太。

静香 「どこでもドアではこんだほうが早いんじゃないの。」

ジャイアン「十円は高い!!」
のび太「じゃ、開店きねんサービスでただにする。」

儲けは0。また、輸送にも失敗してジャイアンは怒る。
大長編
「のび太と雲の王国」
株式国家 100円/株 配当なし のび太とドラえもんが作った雲上の世界。拡張のための建設費が不足しているため、その資金捻出のため「株式王国」をのび太が考案。どこから利益が出るのかは不明。

静香     1株(100円)
ジャイアン 半株(50円)

スネ夫(筆頭株主) 300株(3万円)

のび太、スネ夫に座布団を提供。ドラえもん、ジュースを提供。

「雲の王国」消滅に伴い、株の価値も消失(したと思われる)。

◆追記(05/06/29)

2巻
「タイムふろしき」
古物リサイクル
(廃品再生)
? 0円 「タイムふろしき」を使って廃品をリニューアルして販売
スネ夫・ジャイアンらに道具を横取りされ、事業化不能に。
6巻
「この絵600万円」
絵画商 ? 1000円近くの赤字 有名な洋画家、柿原先生。彼の絵は1枚600万円もするという。

そんな大先生の無名時代に師事したパパ。

当時の柿原先生の絵は1枚100円でも買い手が無かったという。「2,3枚買っておけばよかった」と笑って話すパパをけなすのび太とドラえもん。

過去に出かけ、柿原先生の絵を(安く)買いに出かける。

安く買って高く売る?商売の基本をよく押さえている。

目利きに失敗、パパの絵をもらってきてしまう・・
7巻
「ねこの手もかりたい」
(旧タイトル:「手足七本目が三つ」)
レンタル業
(手足の部品)
10円/日 20円 「貸し足」「貸し腕」「貸し目」「貸し口」など、体の部品のレンタル業をはじめたのび太。実演宣伝も怠らない。

静香には「パッチリした目」を、スネ夫には「すらりと長い足」を貸与。

デベソのジャイアンは「ヘソ」を希望するが、欠品。ジャイアン、牙をむいて怒る。

スネ夫に貸した足は「水虫」のため、静香に貸した目は「涙が止まらない」ため返品騒ぎに発展。

廃業。

9巻
「王かんコレクション」
コレクター 200万円 0円 「流行性ネコシャクシビールス」をばら撒き、「王冠コレクション」を流行させたのび太(※王冠:瓶ビールやジュースの蓋のこと)。

<三河屋で8月12日にたった1本だけ売れたコーラの王冠>を持つのび太。これにとんでもないプレミアがついてしまう。

うわさを聞きつけたコレクター、200万円での購入を直訴。

ビールスの効力が切れ、破談。
11巻
「テレビ局をはじめたよ」
放送事業 1000円/時間 1000円 ドラミと一緒に、地域密着型のテレビ局を運営。

チャンネルを変えても消しても映ったまま、すなわち「視聴率100%」という夢の数字をたたき出す優良放送局。

営業活動せずして2社のスポンサーがつく。1社が「松の湯」、もう1社が「お菓子の馬井屋」。

のび太、「馬井屋」のCMの練習のため、お菓子を食いまくる。

おなかが一杯になり、本番で、「馬井屋のおかしは・・・とても・・・食べられないや」と言ってしまい、スポンサーが即刻降板。

出演者がわがまま揃い。調整がつかなくなり、あえなく閉局。
13巻
「風神さわぎ」
スポーツ連盟
設立・理事
? 強力うちわの「風神」を使った新しいフライングスポーツ「バタバタヒラヒラ」を考案したのび太。

「バタバタヒラヒラ連盟」を設立し、理事長となるのび太。オリンピックの正式種目化を念頭に活動を開始。

スポーツのルールも定められ、「危険を避けるために広い場所で・人を吹き飛ばしてはならない・礼儀正しく・・・」などを遵守することが要求された。

加盟者間で喧嘩となり、活動中止。
20巻
「お医者さんカバン」
医師 ボランティア 医師となってスネ夫の風邪、ジャイアンの胸焼け、静香の火傷、おしりのおでき、虫歯、足の裏のおできなどを治すのび太。
珍しく真面目に働くのび太。薬が切れたので休業へ。

そこへ静香。「風邪をひいちゃったの」。

のび太「今ごろきても手おくれなんだよ。」
静香「そんなこといわないで。診て!診て!」と懇願。

のび太「ま・・・・・・、診るだけなら。」といって、静香を脱がす・・・

最悪のエロ医師に成り下がったのび太であった。これまでの成果がおじゃんである。

もちろん、寸でのところでバレて静香にボコボコにされるのび太。たんこぶと数々の引っ掻き傷が生々しい。

20巻
「へやいっぱいの大ドラやき」
飲料製造 ? 「イキアタリバッタリサイキンメーカー」を使い、「葉っぱからおいしいジュースを作る細菌」を作ったのび太。

周囲でも「おいしい」と評判のジュースを作り、のび太、「ノビジュースと名づけて売り出そう。コーラみたいに世界じゅうに広がるぞ。」と意気揚々。

空気のある限りドラ焼きが膨張し続ける「ドラや菌」を作ってしまったのび太。

この騒ぎで、ノビジュース計画も頓挫する。

27巻
「職業テスト腕章」
小学校教師
書店主
漫画家
? 道具「職業テスト腕章」を使い、学校の先生や本屋さん、漫画家になるのび太。
やはりのび太。全て失敗。
28巻
「家元かんばん」
あやとり家元 ? ? 「家元かんばん」を使い、「野比流あやとり家元」を設立するのび太。

「あやとりは心だ!」

押しかける志願者。
のび太、「あやとり会館をたてて、やがては学校の正課に・・・・・・。」と構想を語る。「海外支部をふやし、世界の野比流に・・・。」と息巻く。

スネ夫が「家元かんばん」を外してしまい、「ばかばかしい!! なんであやとりなんか。」と誰もが出て行く。

全ては元の木阿弥に。

32巻
「連想式推理虫メガネ」
探偵 ボランティア のび太、スネ夫が開設した「骨川探偵事務所」に対抗して「のび太たんていじむ所」を設立。
客つかず。不振。
41巻「未来図書券」 原作作家 不明 不明 「未来図書券」を使い、フニャコフニャオ先生の新連載マンガ「時空パトロール7(セブン)」を取り寄せたのび太(※作品を作者よりも早く読む。)

それをそっくり書き写し、「おもしろいだろ」と自慢したのび太。

それが出版社の目に止まり、「コミックハラハラ」編集部がのび太宅を訪問。

「傑作です。大ヒット間違いなし!」という担当編集者のお墨付きをもらい、のび太が原作者となってしまう。

タイムパラドックスが発生し、誰が本当の作者なのかわからなくなってしまった。

◆追記(05/06/30)

36巻「神さまごっこ」 宗教家(神) 場合による 0円 ささやかな願い事を叶える道具「神さまごっこ」を使って「世の人びとを救ってくる。」と息巻くのび太。

◆静香「田原のトンちゃんにあいたい」
→賽銭10円を投じる。

トンちゃん、おなかを壊して静香宅へ転がり込む。

◆スネ夫「90点のテストを100点に」
→賽銭を何千円も投じようとするが、のび太が制止する。

先生、「採点間違い」でそれぞれの家を回って採点のし直し。スネ夫、百点になる。

◆ジャイアン「かあちゃんにおわれてるんだ。このピンチを救え!!」
→賽銭5円を投じる。

のび太、賽銭の少ないジャイアンに嫌な顔をすると、「金額で差別するのかよ!!」とドブに投げ落とされる。すると去年なくした「母ちゃんの財布」が出現。母ちゃんの機嫌が直る。

◆のび太「たまには親孝行してみるか」と賽銭100円を投じてママの願い事を聞く。

ママ「のび太がせめて人なみの成績をとってくれますように。」

机から離れられなくなったのび太。あえなく廃業。
39巻「のび太 神さまになる」 宗教家(神) お布施など ケーキ 神様になれる道具を使い、顔を出さず、人々に恵を与えるのび太。
調子に乗って「のび太の家に買物を届けろ」「漫画を見せろ」「宿題教えろ」「お賽銭を持って空き地の土管の前に集まれ。十円以上、多いほどいいぞ。」などと威張りちらすのび太。

ドラえもんの手により顔を晒され、皆に糾弾されて廃業。

まず、全体的にいえることは「単価が安すぎる」ことです。何事も商売にするというのび太のセンスはなかなかのものなのですが(見習いたいくらいです)、肝心要の金銭感覚がどうかしています。

アパート:100円、駐車場:10円、CMスポット:100円など、とんでもなく安い。まるでおままごとです。

おままごとのような値段なのに、やっているビジネスは大人顔負け。そんなギャップがたまらなく魅力なのです。


参考文献; 小学館 てんとう虫コミックス「ドラえもん」1-45巻(藤子・F・不二雄)
公開開始:2005年6月28日
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