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金持ちスネ夫の「自慢大全」 ―セリフから見る自慢遍歴全リスト―

お金持ちの代名詞、骨川スネ夫。
今回は、彼の<自慢遍歴>115シーンをリストにしてみました。

スネ夫が自慢するときの「自慢セリフ」も網羅。
眺めていると、彼の得意気な表情、
・・そして意外なほど豊富な「語彙力」が浮かんできます。

▽これまでに自慢した内容を集計してみたのがこの図です。

graph.jpg

◆最も多かったのが「旅行自慢」。全体の16%にも達しました。
ハワイ旅行から気ままなSLの旅まで。スネ夫の風流ぶりが伺えます。
◆次に多かったのが、「人脈自慢」。
大手電機メーカーの社長からテレビ局のリポーターまで、
パパの人脈が大きく影響しています。
◆「コレクション自慢」も全体の約1割。
プラモデルから切手まで、「趣味人」として、
意外なほど凝り性なスネ夫の一面がわかります。

では、各話ごとのリストを見ていきましょう。

巻・話 自慢したもの・人 スネ夫の「自慢コメント」とその状況
1巻「古道具きょう争」 骨董品コレクション(蓄音機・拳銃・ランプ・鎧・埴輪など) のび太と静香の前で
「きみにはわからないだろうな。こういう高級なしゅみは。ぼくのうちみたいにさ、車とかクーラーとか電子レンジとか。便利なものが、なにもかもそろっちゃうとさ、古くさいものが、すごおくなつかしく感じられるんだ。のび太のうちには、古いものないだろ。」

のび太「あるぞ、うちのテレビはもう十年も使ってるぞ!」

スネ夫「ウシャシャ」と下品な笑い。
1巻「ご先祖さまがんばれ」 代々伝わる刀 のび太・ジャイアン・静香を前に、
「れい!! 」といきなり命令。

「これはうちのご先祖さまが、とのさまからいただいた家宝だぞ。」
家老を務めたご先祖 「強かったんだぞ。とのさまのあぶないところをすくったんだ。それいらい、うちはずうっと家老をつとめてきた。きみらとはちょっとちがうよ。」
2巻「勉強べやの大なだれ」 買ってもらった
新品のスキー板
スキー板をわざわざ持ち出して、「いいだろ、新しく買ってもらったんだぞ。」
4巻「ソノウソホント」 パパ自慢 「うちのパパ、えらいんだぞ。社長だぞ。」
4巻「月の光と虫の声」 デパートで買った
コオロギの音色
(コオロギの音色を聴かせながら)
「いい声だろう。じゃあ、声の聞きちん、五円ずつ、いただきましょう。デパートで買ってきたんだぞ。高かったんだ。」
5巻「地球製造法」 作ったプラモデル 「怪獣仮面だぞ!目を光らせ、うでをふって歩くんだ。小学生ともなれば、このていどのプラモは作らなきゃね」
5巻「バッジを作ろう」 バッジコレクション バッジコレクション。「六十三個あるんだ。ぼくが、なんたって一ばんだね。」

ちなみにジャイアンは18個、静香6個、・・のび太は・・・「ぼく、一個で四ばん。」・・・誰も相手にされず、めげるのび太。
6巻「この絵600万円」 古銭コレクション 「ほう、ぼくの自まんのコレクションをみたいって?これだけ集めるには、大へんな苦心談があるんだ」

ドラえもん「いや、そんなこと、どうでもいいの」とバッサリ。
6巻「こいのぼり」 こいのぼり 「大きいだろう。うちのこいのぼりは。ぼくがうまれると、すぐかってくれたんだ。あのこいのように、元気にそだてといのって・・・・・・。ぼくはつくづくしあわせだと思うなあ。こいのぼりもかってもらえない子は、あわれだよなあ。」

この言葉を聞いた幼いてっちゃんは、大泣きして家に飛び帰る。

のび太・ジャイアン・静香「おかあさんひとりで、育てているんだぞ。自分ばかり、いい気になってじまんしてる。あんな小さな子供の心をきずつけて。思いやりがないんだから。バカタレ!ざんこく!」と非難轟々。

それを聞いたスネ夫はいたたまれなくなり、「みんなでぼくをいじめて、こいのぼり、わけてやればいいんだろ・・・」と、ハサミでこいのぼりを切ろうと逆上。

6巻「せん水艦で海へ行こう」 ヤマハ製
モーターボート
写真を見せて、「海岸につないであるんだ。これからのりにいくんだ。」

・・のび太に対しては、「パパがうんてんして、あと三人のったら、まんいんだもん」と乗船拒否。ちなみに本話は、「のび太だけ除け者」パターンの第1弾である。
7巻「空とぶさかな」 池の鯉4匹 「どう、よくなれているでしょう。ぼくがくんれんしたんだ。さかなもなれると、かわいいよ。きみたちもかってみな。あっ。ごめんごめん。わるいこといって。このへんで、にわに池があるのは、うちだけだった。」
7巻「行かない旅行の記念写真」 ハワイ旅行の写真数十枚 写真を手に、「ハワイですよ、ハワイ!夏休みをりようして行ってきたの。いやあ。よかったねえ。おもしろかったねえ。君たちは行けなくてかわいそうだ。せめてしゃしんで楽しみな。」と毎日自慢。
7巻「未来からの買いもの」 自転車 自転車を前に。「また新型買ったよ。八段変速だぞ。」
9巻「王かんコレクション」 切手「月に雁」
(1万8000円)
ピンセットで切手をつまみながら...

「ありがたくおがめよ。これを手に入れるために、どんなに苦労したことか。切手マニアなら、この程度のものを一つくらいもちたいもんだねえ。」
家族のコレクション自慢 「ぼくのパパはこっとう品コレクション。ママは宝石。それぞれ道はちがうけど・・・、うちの家族に共通してるのは、一級品しかあいてにしないってことだね。」
10巻「のび太の恐竜」 パパのアメリカみやげ
「ティラノサウスルの化石」
「ざっと一億年も昔 白亜紀とよばれる時代・・・・・・。地球上は、は虫類の天下だった。その中でも、王者とよぶにふさわしいのがチラノザウルスだ!これがそのツメの化石だ。ユタ州の恐竜公園で発掘されたんだ。パパのアメリカみやげさ。」
11巻「雲の中の散歩」 オリジナル凧 のび太がスネ夫の凧を飛ばしてしまう。
「とくべつ作らせたたこだぞ。どこにも売ってないんだぞ。」
14巻「ラジコン大海戦」 いとこの作ったラジコン船「大和」 のび太がなけなしのこづかいをはたいてやっと購入したラジコン船がスネ夫のラジコン船に沈められた...

「いやあ きのどくだったね。ぐうぜんにもきみらのボートが大和の前をうろうろしちゃって・・・。かりかりするなって。べんしょうしてやるよ。あんな安物。それにくらべてぼくの大和!縮尺150分の1 全長1.75メートルの大模型だぜ。いとこの大学生がラジコンの天才でね。作ってもらったんだよ。みてくれ、この重量感!この迫真力!まさに黒鉄の城というべき・・・」

のび太「スネ夫を殺して、ぼくも死ぬ!」と大激怒。
ラジコンが得意ないとこ
15巻「ゆめのチャンネル」 「1+1」が解けた! 夢の中で「1+1」が解けたことを大威張りするスネ夫。

先生「うへえっ。あなたの頭のいいのにはおそれ入りました。」と土下座で謝る。深層心理か。
15巻「あやとり世界」 あやとりができる! 「もしもボックス」であやとりが大流行のの世界に。

スネ夫、空き地で「こうやるだろ。それからこうやるだろ」と得意気にあやとりを披露。
17巻「主役はめこみ機」 テレビ出演(脇役) 「ウルトラ・ボーイ」への出演(端役)が決まったスネ夫。

「なにね、ちょっとした気まぐれでね。ぼくは出たくなかったけど、テレビ局プロダクションの社長が「ぜひ出てくれ」ってうるさいの!ぼく、よわっちゃって。で、まあ、主役だけはかんべんしてくれと、わき役なら出てあげてもいいですと。なぜってさ、人気スターなんかになるより学校の勉強を大事にしたいもんね。今夜七時から放映されるよ。よかったら、うちのテレビで見なよ。二十四インチの大画面!迫力あるよ!でも、うらやましくてしゃくにさわって見てられないという人には、すすめないけど。アハハ」

テレビ出演と同時に、テレビの自慢もしてしまうところが憎い。
24インチテレビ
18巻「のび太の部屋でロードショー」 「ドタバタくん」1巻 「ついに買ったよ。おもしろいんだぞ。すぐ売り切れちゃうんだ。」
18巻「ドライブはそうじ機にのって」 いとこの買ったスポーツカー 「どう?すごいだろ。いとこが買ったんだぞ。」

・・スネ夫は全然すごくないが・・・
19巻「海に入らず海底を散歩する方法」 四丈半島の別荘バカンスの自慢写真 分厚い封筒の中には、スネ夫の旅行の写真と自慢話がいっぱい。

「遠泳大会やらボート遊びやら楽しい毎日です。きみもさそってあげられなくて、ざんねんです」

のび太「な、なにいってんだ。そんなとこ、さそわれたって・・・・・・行くぞ!」

「はなれ島なので海底のけしきのきれいなこと、とりたてのサザエやアワビのおいしいこと・・・・・・・・・。きみも食べてみたいでしょう」

のび太「く?だらない!そんなのちっとも食べたいぞっ! こんな手紙、ち?ともうらやましい!!」

大泣きをして、ドラえもんにすがりつく。
19巻「影とりプロジェクター」 パパの人脈(テレビ局のレポーター) 「ぼくのパパの友だちに、テレビ局のレポーターがいて、いろんな情報が入ってくるんだ。ちょっと人にもらしちゃぐあいの悪い話もね。」
19巻「大雪山がやってきた」 北海道スキー旅行 (出発前)
「スキーに行くんだよ。スキーだぞ!!スキー。」

「知らないやつはこれだから困っちゃう。飛行機でひとっ飛び。北海道の夕日岳へ行くんだよ。人が少ないから、のびのびとすべれるんだ。うんと技術をみがいてくるつもりだよ。帰ってきたら、名スキーヤーぶりを公開するから楽しみにね。」

(出発後)
旅先から電話にてのび太へ(わざわざ電話を使用する執拗さ)。

「やあ、ごぶさた!今ロッジにいるんだ。これからすべるんだよ。雪質がいいんだ。フワフワ軽くて。すべれないきみにこんなこといってもわからないだろうけど。」

(おまけ)
スネ夫らはこのあと道に迷ってしまい、親子で言い争いがはじまる。その中で、スネ夫の名セリフ「キザは親ゆずりだい」が見られる。

20巻「天の川鉄道の夜」 SL旅行 「力強い汽笛!ピストンがゆっくりと動きだし、やがて・・・、巨大な鉄のかたまりが、大地をゆるがせてばく進するんだ。SLはよかったなあ・・・・・・・・・・・・。でも、もうすっかりすたれちゃって、日本では、あそこでしかのれないんだ。きみたちも、お父さまにおねがいしてつれてってもらったら?だめかも知れないけど。」

小学生とは思えない表現力でSLの魅力を語るスネ夫。国語力は高そうです。

21巻「未来の町にただ一人」 ハワイ旅行 プールに誘ったのび太に対し、

「わりいわりい。今年の夏はハワイですごすんだ。」

余談だが、家族全員の貴重なサングラス姿は必見である。

21巻「ミニハウスでさわやかな夏」 自宅設備自慢 静香を宿題に誘うのび太を遮り、

「うちなんか全館冷房。冷蔵庫には、アイスくれいーむがいっぱいで食べほうだい。広い庭の木かげも涼しくていいよ。勉強するにはいいかんきょうをえらばなくちゃ。」と一言。
22巻「しあわせをよぶ青い鳥」 境遇自慢 「青い鳥」の幸せを恵みにきたのび太に対し、

「ぼくなんかさ、ハンサムで頭がよくて金持で、きみらにくらべればめぐまれてると思うなぁ。」
23巻「大あばれ、手作り巨大ロボ」 いとこの作ったラジコンロボ 「ラジコンマニアの、いとこが作ったんだ。」・・

いきなりパンチを繰り出すロボ。逃げるのび太。「にげちゃ困るんだよ。パンチ力を試したいんだ。」パンチされるのび太を見て、「正義の味方、グランロボは強いなあ。」

(改良版1)「いとこがキック装置をつけてくれたんだ。さらに改良をかさねて、もっともっと強いロボットにしような。」

(改良版2)「新しくつけたハンドミサイルをためしてみたいのに。」

24巻「のび太のヘリコプター」 ヘリコプター体験時の写真 「ヘリコプターにのせてもらって、とったんだ。ヘリコプターはおもしろいよ。空中でとまったり、地上すれすれまでおりてきたり。きみらものせてもらったら?むりだろうけど」
24巻「忘れ物おくりとどけ機」 手品 静香の前で披露。「こんなのができるのはぼくだけだろうな。」自惚れ。
24巻「アニメ制作なんてわけないよ」 アニメスタジオ設営 「物置を改造したスタジオだ。」

「きいておどろくな。アニメーション映画の制作だ。」「そのうちテレビや劇場にうりこもうと思ってるんだ。」

「そこでしょくんに相談だ。アニメというのは、たいへんな仕事なんだ。資金はたっぷりあるが、人手がたりない。手伝ってもらえないかな。」
25巻「四次元ポケットにスペアがあったのだ」 田野金平のサイン 「すごい物手に入れたよ。パパがテレビ局のおえら方と友だちだったから、手に入ったんだ。きみたちもほしいだろうけど、ま、みるだけでがまんしな。」
パパの人脈(テレビ局のおえら方と友だち)
25巻「なかまいりせんこう」 おやつ(特上のメロン) ジャイアンにわざと聞こえるように「帰って、おやつたべよ。上等のメロンがあるんだ。ただのメロンじゃないんだ。五千円もする特上のメロンなんだ。」

「メロン」を連発しすぎ。嫌味すぎるほど嫌味。
25巻「ブルートレインはぼくの家」 ブルートレイン旅行 「すばらしかったよ。ブルートレインの旅。ベッドはゆったり。町のあかりが、矢のように窓の外をすぎていく。まるで、星の海をとんでいるみたい。終点が九州の鹿児島さ。指宿の海岸でたっぷりおよいで帰ってきたんだ。楽しかったなあ!!」

情景たっぷりに自慢するスネ夫。

それを聞いたのび太に、寝台列車の旅をせがまれた、ママの名言。

「ブルートイレって、それなによ。寝台列車?なんでわざわざお金はらって汽車の中でねるのよ。かわったところでねたけりゃ、物置でねなさい。泳ぎたければ、プールへいっといで。」
 

26巻「テレビとりもち」 新発売の「宇宙アドベンチャーゲーム」 「ぼかァね、新しいものがでると、人より早くパッとかわないと、気がすまないのよね。」

「3人用」ゲームなのにのび太(4人目)をわざわざ呼びつけているところが憎い。
26巻「アワビとり潜水艦出航」 四丈半島の別荘旅行 風邪をひいたのび太の家に寄り、わざわざ・・・

「ふうん、かぜをひいたの。それは残念だなあ。四丈半島の別荘へいくんだよ。ぜひきみも、さそおうと思っていたのに。ウニやアワビやサザエがごろごろ・・・・・・。とりたてをツボヤキにすると、おいしいのなんのって・・・。ジャイアンやしずちゃんもくるんだけど。かぜじゃしょうがないなあ。」

26巻「空気中継衛星」 空気缶詰 「世界の空気かんづめだよ。南極や、ハワイのワイキキビーチやマッターホルンの頂上や・・・・・・。」「ハワイの空気のかんづめなんか、こうやって目をとじると、波の音やハワイアンがきこえてくるような。」

このあとのび太、勝手に缶のふたを開け、「なんてことないや」と一言。激怒するスネ夫。
27巻「コンチュウ飛行機にのろう」 ハワイ旅行をスライドで紹介 自分の旅行をわざわざプロジェクターで紹介するのがスネ夫クオリティ。

「自家用飛行機だぜ。アメリカの金持ちって違うんだよなあ。持ち主はパパの友だち、ミリオネヤ・カネダさん。それをのりまわしてハワイの島めぐりをやったんだ。自家用機はいいね。いつでもどこでへでもすくなところをとびまわれるんだから。パパなんかすっかり気にいっちゃってさ。うちでもかおうかなんて。毎朝学校へいくにも、自家用機でグランドへスーッと・・・・・・。」
パパの人脈(友だちのミリオネヤ・カネダ)
27巻「職業テスト腕章」 パパ自慢 「どんな仕事をしたい?」という先生の問いに対し・・・

「ほんとはデザイナーになりたいんだけど・・・・・・、たぶんパパの会社をついで社長になるでしょう。」とさりげなく自慢。
28巻「しりとり変身カプセル」 パパの人脈(友だちの牧場主) 静香の夢、「真っ白な天満に乗って、青い空をどこまでもとんでいく・・・」

「その夢、半分だけかなえてあげよう。パパの友だちの牧場に、ペガサスって馬がいるんだ。まっ白なおとなしい馬だよ。しずちゃんをのせてあげる」

28巻「しずちゃん心の秘密」 静香へのプレゼント(田之木彦彦のサイン) 秘密道具「アンケーター」を使い、スネ夫のDNAに、「静香への誕生日プレゼントを何にするか」を秘密裏に調査したのび太とドラえもん。

曰く、「パパがテレビ局の社長と友だちだろ。とくにたのんで、大人気トップスターの田之木彦彦のサインをもらってきたよ」と。
パパの人脈(テレビ局の社長と友だち)
28巻「のび太航空」 旅行経験の自慢 のび太とドラえもんが開設したのび太航空に対して...

「ぼくはね、ハワイとかパリとかいって、空の旅についてはベテランなのよ。
きみらの飛行機にのってあげて、
いろいろアドバイスしてあげてもいいなと・・・・・・。」

「座席がきゅうくつだな。ファーストクラスをつくるべきだ」
自宅の大きさ フライトの途中で・・・

・のび太の家を見て。「ちょっとちょっと。あの小さい家は、だれの家?」

・自分の家を見て。「あっ、あのりっぱなおやしきは?」←しらじらしい。

・ジャイアンの家を見て。「ジャイアンの家は、ボロっちいな。」
29巻「百丈島の原寸大プラモ」 いとこの作ったプラモ 「クイーン・エリザベス二世号のプラモ。ラジコンだよ。いとこが作ってくれたんだ。これから四丈半島の別荘へもってくんだ。きみらもどう?昼泳いで、夜はプラモを作ろう。いっぱいあるんだ。」

・・例によってのび太は仲間外れに。
四丈半島の別荘旅行
29巻「宇宙探検ごっこ」 「宇宙たんけんゲーム」 「ものすごくおもしろいんだぞ。」と自慢しておきながら、「悪いなあ、このゲーム三人までしかできないんだよ。」とまたのび太を仲間外れに。

静香「いつもそんなこといって、のび太さんをなかまはずれにするなら、あたしも帰るわ。」やさしい。
29巻「プラモが大脱走」 バンダムのプラモコレクション 「ぼくなんか十一種もそろえたもんね。(部屋に案内して)ここでジオラマを撮影するんだよ。写真をあげよう。いろいろ改造したりして、バンダムの全機種三十六種類そろえるのが目標なんだ。」

→自慢のしすぎで、ジャイアンに全部持っていかれてしまう。ジャイアン曰く、「うちをバンダム本部にするから」ということらしい・・・
29巻「広?い宇宙で海水浴」 海水浴にかこつけた、四丈半島の別荘自慢 「うちは四丈半島に別荘があってさ。そこへいけば海はきれいで、すいてて、ま、うちのかしきりみたいなもんだけどさ。たまには、人びとでごったがえす海水浴場も、おもしろいのではあるまいかと・・・。あれ、のび太くんどったの?むずかしい顔して。どうせなかまはずれ?と?んでもない。そんなことしませんよ。一人だけおよげなくてさぞつまんないだろうけど、ぜひ砂遊びにいらっしゃい」
29巻「ツバメののび太」 熱帯魚 「早く早く。いいものみせるからぼくんちへいらっしゃい」とスネ夫。

ドラえもんは「ばかばかしい。だれがいくか!」と一言。しかしのび太は・・「でも・・・・・・。なにを買ったかみたい気もする。」とスネ夫の家へ。

この「悔しいけど見たい」という庶民的感情こそ、スネ夫がのび太たち相手に自慢し続けられる要素なのだろう。

スネ夫、「グッピーだろ。ネオンテトラだろ。ソードテール。エンゼルフィッシュ。ディスカス。(水槽も)特注なの。ま、ちょっとした水族館ね。きみらも作ってみな。楽しいよ。あ、そうか。きみらの家じゃおきばがないか。」と自慢のオンパレード。
29巻「翼ちゃんがうちへきた」 パパの人脈(テレビ局のおえら方と友だち) 「なに、こないだテレビ局へふらっと遊びにいってね。局のえらい人が、パパの友だちだもんで、タレントと・・・。」
有名人(丸師丸広子、でめきんトリオ他)とのツーショット写真5枚
30巻「人気スターが真っ黒け」 有名人の手形(田之木彦彦ほか)&女性タレントキスマーク(松木伊代・伊藤つばさ・速目優ほか)コレクション 「田之木彦彦の手がただよ。ほかにも有名歌手やタレントの手がたがいっぱい。ただのサインなんてつまんない。手がたをながめてると、その人本人が身近にいるような気がするんだ。この女性タレントのコレクションがすごい。なんと!キスマークなのだ!!こんなのが手に入るのも、うちのパパがテレビ局の社長の友だちだからだけどね。ジャイアンとしずちゃんにすきなのあげる。ぼくはいつでももらえるから。」

・・さりげなくのび太が仲間外れにされている点がポイントです。
パパの人脈(テレビ局の社長と友だち)
30巻「空き地のジョーズ」 沖釣り 「パパと沖づりにいってきたんだ。つり舟をだしてもらってさ。どこまでも広がる青い空、海にゆられながら心しずかにつり糸を・・・。」

話の途中で聞いていたドラえもんは中座して沖釣りのできる道具を用意。のび太がうらやましがることをすでに予測していた。パターン化である。
30巻「野生ペット小屋」 血統書つきシャム猫「アンナ」 ペット自慢。
「うちの血統書つきのシャムネコのアンナだって!一千万円のママのダイヤがなくなったとき、みごとみつけてきたんだ。」 

わざわざ単語に高級な形容詞をつけるところが憎い。
ママのダイヤ
30巻「ホンワカキャップ」 切手コレクション ジャイアンに切手コレクションを見せびらかしたスネ夫。特にセリフはなし。

ジャイアン「おれはな、不公平なことがなによりきらいだ。いっしょに切手を集め始めて、おまえばっかりたまるのは、どういうわけだ。おれはがまんならん!」といきなり激怒し、半分ぶん取られる羽目に。
31巻「恐竜さん日本へどうぞ」 パパのアメリカみやげ「恐竜のたまごの化石」 「パパがアメリカで恐竜の卵の化石を買ってきたんだ。本物だぜ。」
31巻「録験機で楽しもう」 軽井沢の貸別荘旅行 「まあ、きみらとちがってぼくなんかめぐまれているから、毎日楽しいことばかりだけどね。きのうまで軽井沢の別荘へいってきた。昆虫採集やらなにやら楽しくて、ねるまもなかったよフア?ア」と自慢するが、内実はボロ別荘で散々の旅行だった。

雨漏りにゴキブリ、藪蚊の大量発生・・・「ここしか安いとこがなかったざます!!」とはスネ夫のママの言。
31巻「まんがのつづき」 「Dr.ストップ アバレちゃん」来週号試し刷り 「ぼくなんか、もう来週の「アバレちゃん」よんじゃったもんね。うちのパパが、出版社の社長さんと友だちでね。ためし刷りのページを、もらってきたんだ。特別に、しずちゃんとジャイアンだけに見せてあげよう」

もちろんのび太は除外。
パパの人脈(出版社の社長と友だち)
31巻「改造チョコQ」 チョコQコレクション 「ぼくぐらいのマニアになると、いろいろ改造して楽しんでいるんだ。/デコレーション・チョコQ、トレーラーの後ろに電池をつみこんで、豆電球を光らせる。夜走らせるときれいだよ。/水上チョコQ、後輪から画用紙の筒をのばし、キビガラをつめて、プラスチックの板をさしこみ、発泡スチロールの船体にとりつけた。/プロペラ飛行機にかいぞうしたかったんだけど、むりなのでグライダーにしたんだ。一階の窓から発進させると、けっこうとぶんだよ。/これはじょうだん。紙ねんどのおそなえをかぶせて、ミニだこをひかせるんだ。正月むきでおもしろいだろ。/きみたちもやってみたら?アイディアさえでればかんたんだよ。ぼくのコレクションから、すきなのもってっていいよ。のび太はだめ、改造なんかできっこないから。」

「ドラえもん」史上、最も趣味性が高い話ではないか。「こち亀」テイストの蘊蓄で、「チョコQ」自慢の羅列をするスネ夫。最後にのび太を除け者にすることも忘れない。
チョコQオリジナルコース 「ぼくんちの庭を一周するコースだ。かなり高度のテクニックが必要だよ。」
32巻「巨大立体スクリーンの中へ」 48インチの大型テレビ 「どう?四十八インチの大型テレビ。劇場の大スクリーンでみてるみたいだろ。こんなの売ってないぜ、松上電機の社長がパパの友だちで、とくに作ってくれたんだ。これをみたあとは、もうふつうのテレビなんてみられないね。おもちゃみたいでさ アハハ・・。」

帰り道。のび太の心境に変化が。

ジャイアン「もちろんドラえもんにたのでん百インチぐらいのをだすんだろうな。」

のび太「いや・・・、やめとくよ。スネ夫のじまんにいちいちはりあってたら、きりがないもの。」
パパの人脈(松上電機の社長)
32巻「超リアル・ジオラマ作戦」 ジオラマコレクション 「プラモの道は広く奥深い。そのプラモ道にどれだけ真剣にとりくむかという心がまえが、(のび太とスネ夫の)二枚の写真のちがいとなってあらわれているのだ!!ぼくなんか、毎日、研究にあけくれているんだぞ。「プラコン大作」をよんだり、いとこに家庭教師をたのんだり、物置を特設ジオラマスタジオにしてるんだ。」
ジオラマスタジオ (ジオラマスタジオを見たいとせがむのび太に対し...)「ぼくの神聖なプラモ道場だぞ。のび太がみたがるなんて十年早い。」
32巻「フェザープレーン」 フェザープレーン 「はねのようにかるいからゆっくり長いあいだ飛びつづけていられるんだ。」

のび太、くしゃみをして墜落させてしまう。
32巻「連想式推理虫メガネ」 探偵事務所開設 「推理術入門」という本を読んで、「骨川スネ夫探てい事む所」を開設してしまったスネ夫。

曰く「この才能を、世の中のために役立てたいと思ってね。」と自信満々。

33巻「ポスターになったのび太」 ポスターコレクション 「部屋のムードづくりのためさ。きみらもはるといいよ。ポスターは高いから、むりかもしれないけど。」
33巻「フィーバー!!ジャイアンF・C」 伊藤翼ファンクラブ全国大会 「伊藤翼ファンクラブ全国大会にいってきたんだけどさ。熱狂的もりあがりで、すごいというかなんというか・・・。」

「このクールなぼくさえつりこまれてのどがかれるほどさけんじゃって。ま、彼女の人気なら当然のことではあるが・・・・・・。」

33巻「あの道この道楽な道」 いとこと映画へ 「いとこと映画へいくんだ。」
34巻「ヤジウマアンテナ」 災害現場写真 火事の現場写真を撮影したものを自慢。
「ぐうぜん通りかかって、写真をとったんだ。」
34巻「水たまりのピラルク」 おじさんの別荘旅行の時の釣り (写真を見せながら)「おじさんの別荘のうらが、谷川になっててね。こんなのが、どさどさつれるわけ。もちろん、つる人の腕によることは、いうまでもないがね。」
35巻「空ぶりは巻きもどして・・・」 「うる星ケニヤ」のビデオ スネ夫から電話。

のび太「どうせ、またなにかじまん話だろ。ききたくもない。」と、応対拒否。ドラえもんが対応。

「長編アニメ「うる星ケニヤ」のビデオを買ったんだ。みたけりゃ、みせてやるぜ」

のび太「みたくもない!!」

ドラえもん「ぼく、みたいもんね」

---

スネ夫「まだ、発売されていないビデオだぞ。しかも、劇場公開前に先立って見られるなんて、感激だろ。」
 

35巻「ジャイアンへのホットなレター」

伊藤翼サイン入りパネル 「ほら、ほら。」と見せしめ。

その直後に、「気安く見せてたまるか」と一言。なら見せるな、と。

「「つばさちゃんへのホットなレター」コンクールで、優勝してもらったんだぞ。つまり、ほんとに熱心なファンだけがもらえるパネルだよ。今度、ぼくクラブの幹部になったんだ。つばさちゃんをかこむ会など、いろんな企画や会誌の編集にもタッチしたり、いやもういそがしいのなんのって・・・・・・・・・。」

ファンレターコンクールで優勝するというのは、相当な語彙力がある証拠。

35巻「なんでもぬいぐるみに・・・」 ラッコのぬいぐるみ 静香が欲しがっていた「ラッコのぬいぐるみ」。のび太が欲しがっていると勘違いしたスネ夫は、我先に購入。

「やあいのび太、みろみろ。」

それを見た静香、「わざといじわるしたのね。」と大泣きする。ひどい。

37巻「ドッキリビデオ」 ビデオカメラ 「ビデオカメラを買ったんだよ」
37巻「かわいい石ころの話」 庭石 石をペットにできる「ペットクリーム」。

「ぼくのは庭石だぞ」と、さりげなく庭が広いことをアピール。
38巻「夜空がギンギラギン」 ハワイ旅行 「ぼくもハワイ沖でヨットからみた星空が忘れられないなあ。」
38巻「時計はタマゴからかえる」 パパのスイスみやげ「みみずくの時計」 「パパのスイスみやげ。ほしがっても、売っていないよ。」
38巻「ねながらケース」 ファミコンソフト 通りすがりにのび太に、「ファミコンの新しいソフト買ったよ、すごくおもしろいの。でものび太にはかさない。すぐこわすから。」
38巻「バショー扇の使いみち」 家の環境自慢 「うちの庭って広いじゃない。木がいっぱいしげってるじゃない。だからガラス戸をあけると・・・・・・・・・。さわやかな風が緑のかおりをのせてふきぬけていくんだよ。ゆっくりしてっていいよ。せまい家にかえりたくないだろう。」

スネ夫「だけどな・・・・・・・・・、ちょっと人数が多すぎるんだよな」
ジャイアン「やっぱり!どうもせっかくの風がなまぬるいと思ってた」
スネ夫「だれかひとり帰らないかな」

言葉の攻撃で、のび太を追い返そうとするスネ夫。

38巻「箱庭で松たけがり」 松たけ山旅行 「松たけ山へいったんだ。も?、とりほうだいのたべほうだい。土びんむしやら、やき松たけ、松たけめしにすい物・・・。とりたてだからさ、かおりも舌ざわりもなんともいえないんだ。腹いっぱいたべちゃった。きみたちもぜひいくといいよ。いや、高いからむりかな。アハハハ アハハハ。」

のび太「いつもながらあいつのじまん話は、じつに不ふかいでうらやましい。」

39巻「乗りものぐつでドライブ」 高井山旅行 「いとこの車で高井山までドライブしないか。」

今回ものび太は除外。
39巻「ジャストホンネ」 有名人と知り合い(虚言) 「伊藤つばさちゃんのバースデイパーティーによばれてさ。あいにく薬師丸知世ちゃんのパーティーとぶつかって、どっちをひいきしても悪いから両方ことわったよ。」

本話では、めずらしくスネ夫の普段の言動に対する反省が聞ける。
「ぼくだって自分のわるいくせはよーくわかってるんだ。でも・・・口を開くとつい・・・・・・心にもないことをベラベラと・・・・・・・・・・・・。このわるいくせをなんとかなおせないだろうか」

スネ夫にもスネ夫なりの悩みが。

39巻「のび太の模型鉄道」 巨大な鉄道模型とレイアウト のび太の鉄道模型を見て・・・

「ハ ハ ハ ま、のび太ならそのていどで満足だろうけど、ぼくぐらいのベテランは・・・。さいていこれぐらいのスペースはほしいんだよね。まだまだひろげていくつもりなんだ。うちが広いから、できることだけどね。」

40巻「環境スクリーンで勉強バリバリ」 環境ビデオ 「耳をすましてごらん・・・・・・。木の葉が風にそよぐ音が聞こえるだろ。小川のせせらぎが・・・・・・。小鳥のさえずりが・・・・・・。」

「ずーっとこんな景色ばっかり続くんだ。環境ビデオってんだよ。気分だけでもさわがしい都会をはなれ、勉強に集中できるってわけ。」

40巻「スネ夫は理想のお兄さん」 弟自慢 ニューヨークのおじに養子にもらわれていった弟スネツグが一時帰国。

「うちも金持ちだけどあいつには負けるなあ。庭にはプールやテニスコートがあって・・・。週末にはカナダの別荘へ自家用飛行機で・・・・・・・・・。」

40巻「ミニ熱気球」 いとこの作ったミニチュア飛行船(「SUNE」のデザインが素敵!) 「いとこが作ってくれたんだよ。たまにはこんな、のんびりしたラジコンもいいだろ。」
41巻「未来図書券」 「宇宙剣士バイロン」の最終回ゲラ刷り 「十二月号のゲラ刷りなの!原稿ができると、すぐ製版して、ためし刷りするんだよ。どうしてそんなものがぼくの手に入ったかというと・・・。」
パパの人脈(印刷会社の社長)
41巻「世界の昆虫を集めよう」 昆虫標本 (昆虫標本を手に)「そりゃ、ずいぶんくろうしたよ。めずらしいのさがして、あちこちのデパートを・・・・・・。」
41巻「深夜の町は海の底」 いとこ自慢 「いとこがさあ・・・、スキューバダイビングのベテランで・・・。」
42巻「目は口ほどに物を食べ」 ママの作ったフランスフルコース料理 「食べたことのない人にはわからないだろうけど、とにかくおいしいのなんのって・・・・・・。/つぎはエスカルゴ・ブルゴーニュ風・・・。」

のび太「いつものじまん話か!はじめからきかないほうがいい。精神衛生によくないから。」

42巻「運動神経コントローラー」 いとこの作ったラジコンヘリ 「すごい迫力だろ。ラジコンマニアのいとこが、作ってくれたんだ。」
42巻「やりすぎ!のぞみ実現機」 北海道旅行 「とつぜん、サッポロラーメンが、食べたいといいだして・・・。思い立ったらすぐ実行するのが、うちの家族なんだ。さっそくジャンボジェットで北海道へ・・・・・・。金曜日の夕方だよ。秋風は寒かったけど、あついあつい、バターラーメンのうまかったこと!!あのうまさは、とても言葉ではあらわせないね。/土曜、日曜はレンタカーできままなドライブさ。秋の北海道もなかなかいいもんだよ。そして、日曜最終便で東京へ。」
44巻「アニメばこ」 「スーパーコアラッコ」のビデオ 「来月売り出されるビデオ。パパがビデオ会社の社長さんと友だちでね、できたての見本をもらってきたんだ。/なんと、三人用のビデオなんだよ。だから悪いけどのび太は・・・。」
パパの人脈(ビデオ会社の社長と友だち)
44巻「虫よせボード」 かぶと虫 「うちの庭でつかまえたんだ。うちの庭広いだろ いろんな木や草花がいっぱいはえてる。だからいろんな虫がくるの。きみたち 庭がせまくてかわいそうだなあ。」
44巻「バランストレーナー」 四丈半島の別荘旅行 「もうすぐ夏が来る。四丈半島の海辺は、まだほとんど人気がない。きこえるのは海と風の音ばかり・・・。波の立つ日には、サーフィンなんかできるんだよ。牧場があって、馬にも乗れる。(本当はサーフィンも乗馬もできないスネ夫、ドラえもんの道具を当てにして)そうそう、のび太もいっしょにきていいよ。その日になってかぜをひいたりするなよ。」
44巻「ハワイがやってくる」 ハワイ旅行の自慢写真 のび太宛航空便には、写真がたっぷり。
「ぼくみたいに海外旅行のベテランになると、ハワイなんて今さらと思うけど、きてみるとけっこう気軽で楽しいよ。この楽しさを、きみにもわけてあげたくて写真を送る。たぶん、どこへもいけなくてみじめな夏休みをすごしているだろうから・・・。」
45巻「自然観察プラモシリーズ」 恐竜のガレージキット 「ただのプラモじゃないぞ、ガレージキットっていうんだ。ほんの少ししか作らないから、デパートなんかじゃ買えないよ。きみらが手に入れようとしても、ぜったいむりだろうね。」
45巻「ボトルシップ大海戦」 ボトルシップ「サンタ・マリア号」 のび太、おじさんからボトルシップをもらう。それを見たスネ夫...

「その程度でおどろいてちゃ困るなあ。本式のボトルシップをみせてあげる。/コロンブスが乗ってたサンタ・マリア号だ!!」

「じまんするなら、せめてこれぐらいの物でなくちゃ。」

45巻「ガラパ星から来た男」 電子ゲーム「紅帝伝説」 のび太に見せびらかして、
「すっごい人気、もうすぐ売り切れだね。」

単なる自慢ではなく、蘊蓄が混ざっているので余計に嫌味に聞こえます。

これだけのレベルで幅広く自慢をできる小学生・・・うらやましいようで、全然うらやましくないですね。

しかし、我慢して聞いているはずののび太たちも、あるときは真剣にうらやましがり、またあるときは話半分に聞き・・・と、むしろ一つの生活パターンとして受け入れている様子がわかりました。うまい付き合い方をしているなぁ・・・。「慣れ」とは恐ろしいものですね。

ちなみに、これら自慢のほとんどが、「のび太がうらやましがる→ドラえもんの道具の登場」あるいは「のび太が除外される→ドラえもんの道具の登場」というパターンの伏線になっています。

「スネ夫の自慢」は、ドラえもんのストーリー上では欠かせない、定石パターンといえるのです。


参考文献 藤子・F・不二雄著『ドラえもん』 1-45巻(小学館)
公開開始: 2008年4月13日
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