カテゴリー: 本・漫画・アニメ・映画

最近の一押しといえば

『からかい上手の高木さん』が好きというのはこれまでも何度か書いてきましたが、同じ作者(山本崇一郎先生)の『それでも歩は寄せてくる』にも同じようにハマっています。

基本的には「高木さん」の逆バージョンなのですが、「高木さん」が「絶対安全保障」の中でストーリーが紡がれていくのに対し(それはそれで心理的安全性が半端ない)、「歩」のほうは敢えての三角関係も描かれていて目が離せません(それでも登場人物が優しいので心理的安全性は担保されている。マキとか優しすぎるでしょう)。

出色は8巻。自分の中の「好き」に気づくうるしの描写は、まさに大爆発せずには読めません。「好き」という気もちに徐々に気づいていくうるし、可愛すぎるでしょう。

うるしになりたい!(倒錯

ひろがる!トーク

さあ、今回も「ひろがるスカイ!プリキュア」の話です。拙サイトが20周年ならば、プリキュアシリーズも20周年(20作品目)。これは親近感を覚えずにはいられないわけです。

一応娘と楽しみに見ているわけですが(言い訳)、今回の「ひろプリ」は敬語のソラ(主人公)といい、天然な顔して実は突っ込み役のましろ(バディ役)といい、キャラがまず素晴らしいわけです。主題歌も格好いいし、ストーリーからも目が離せない。まさに20周年にふさわしい名作になる予感がプンプンします。生放送で見ているとDボタンで「プリキュアコレクション」(すごろく)ができるのもよいですね。はやくキュアブラックとホワイト揃えたいなぁ。

そして何より感動するのが、過去作へのオマージュが随所に散りばめられているところでしょう。オープニングの「立ち上がる」シーンなんて、そのまんま「ふたりはプリキュア」のオープニングですし、エンディングの「ノート絵」のところも「ふたりはプリキュア」のタイトルバックのオマージュでしょう?これだけで僕はおなかいっぱいですよ。

ちなみに、「ふたりはプリキュア」の初回予告映像で、なぎさが「ヒーロー登場!」とふざけたら、ほのかが「ヒロインでしょっ」と突っ込んでいるんですよね。時代を感じますが。これも、ソラの決め台詞「ヒーローの出番です」で20年越しに「アンサー」したようなもんです。私はこういうところにもいたく感動してしまったわけです。

追記:正確には、なぎさ「スーパーヒーロー誕生、ってわけ?」→ほのか「ヒロイン、でしょっ」と言っていますね。うーん、感慨深い。まさに「ヒーローの出番です」ですね。

また、肉弾戦がしっかり描かれているのも「ふたりはプリキュア」への原点回帰でしょうね。技というよりもパンチにキックで敵を浄化していますから。そんなキュアスカイの攻撃にいつも「プリキュア―、がんばれー」と応援する父親は私だけではありますまい(←知らない)。

赤ちゃんの「エル」を育てる要素があるのは「HUGっとプリキュア」の感覚を思い出さずにはいられません。ましろのおばあちゃんがキーマンなのは、なんとなく「ハートキャッチプリキュア」の花咲薫子(先代のキュアブロッサム)を連想させますよね(おばあちゃんがキーマンという意味では「ふたりはプリキュア」もそうですけどね)。

追記:そもそも両親が海外に行っていて、事情を知っていそうなおばあちゃんと2人暮らし―という設定自体がキュアホワイト―=「雪城」ほのかと一緒なんですよね(キュアプリズムは虹ヶ丘「ましろ」ですしね)。

追記2:あー、そうか。タイトルなどで「レインボー」がモチーフにもなっていますが、これも初代の「レインボーストーム」などとも紐づけられるかもしれませんね。とにかく原点回帰なんだ、と。

あとあのOPに出てくる謎の「鳥」ね。色使い的にはどう考えても新プリキュア(キュアウィング)なのでしょうけれど、「鳥」がキーマンというのは、これまた「YES!プリキュア5 Gogo」の鳥、「シロップ」と色、似てません?そもそも、赤いスカーフしてるし・・・そしてシロップは男の子(甘井シロー)でしたよね。この鳥も男の子になって、キュアウィングになる??

・・・ということで、過去作のオマージュが大量に散りばめられている可能性が高い本作。これからも「あっ・・これはあのプリキュアだ!」ってなって私たちを楽しませてくれるのではないでしょうか。いや、そもそも直接的にご本人が登場しちゃうかも!?

すごい・・すごすぎるぜ!!!日曜の朝から、(嬉しさで)鼻血を出してしまうかもしれない・・・

―「おとうさん、なんで鼻血出てるの?」とか、妙なことにならないようにせねば!!!

男子と、成人と(プリキュアの話)

プリキュア20作品目となる「ひろがるスカイ!プリキュア」。20作品目ということもあって、いきものがかりのコンセプトソングができたり、それはもうお祭り騒ぎ(一部で)ですね。

そしてプリキュアは、ついにこれまでの常識の垣根を超えてきたわけです。
「女の子だって、暴れたい」という基本コンセプトを打ち破り・・・

キュアウィングはなんと、「男の子」。そう。男の子だって、プリキュアになれるのです。

そしてキュアバタフライに至っては、成人女性。そう。大人の女性だって、プリキュアになれるのです。

Youtubeで何となく「制作記者会見」を見ていたら、しれっとすごいこと言っているんだもの。私はびっくりしましたよ。夜、妻子が寝ているときに映像見て「うおっ」って声上げちゃったじゃないか。

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まあ、よく考えるとすでに宇宙人や妖精、人魚がプリキュアになっているわけですから、男の子がなろうが成人女性がなろうが問題ないわけですね。徐々にその範囲は拡大し、そのうち「おじさん」とか「おばあさん」がプリキュアになる時代もくるのでしょう。・・・くるかなぁ?

ここまでをまとめると、こうなります。

  • 「女の子だって、暴れたい」(プリキュア)
  • 「男の子だって、暴れたい」(プリキュア)←NEW
  • 「女性だって、暴れたい」(プリキュア)←NEW
  • 「男性だって、暴れたい」(逮捕)
  • 「おじさんだって、暴れたい」(逮捕)
  • 「おばさんだって、暴れたい」(逮捕)
  • 「おじいさんだって、暴れたい」(病院)
  • 「おばあさんだって、暴れたい」(病院)