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男子と、成人と(プリキュアの話)

プリキュア20作品目となる「ひろがるスカイ!プリキュア」。20作品目ということもあって、いきものがかりのコンセプトソングができたり、それはもうお祭り騒ぎ(一部で)ですね。

そしてプリキュアは、ついにこれまでの常識の垣根を超えてきたわけです。
「女の子だって、暴れたい」という基本コンセプトを打ち破り・・・

キュアウィングはなんと、「男の子」。そう。男の子だって、プリキュアになれるのです。

そしてキュアバタフライに至っては、成人女性。そう。大人の女性だって、プリキュアになれるのです。

Youtubeで何となく「制作記者会見」を見ていたら、しれっとすごいこと言っているんだもの。私はびっくりしましたよ。夜、妻子が寝ているときに映像見て「うおっ」って声上げちゃったじゃないか。

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まあ、よく考えるとすでに宇宙人や妖精、人魚がプリキュアになっているわけですから、男の子がなろうが成人女性がなろうが問題ないわけですね。徐々にその範囲は拡大し、そのうち「おじさん」とか「おばあさん」がプリキュアになる時代もくるのでしょう。・・・くるかなぁ?

ここまでをまとめると、こうなります。

  • 「女の子だって、暴れたい」(プリキュア)
  • 「男の子だって、暴れたい」(プリキュア)←NEW
  • 「女性だって、暴れたい」(プリキュア)←NEW
  • 「男性だって、暴れたい」(逮捕)
  • 「おじさんだって、暴れたい」(逮捕)
  • 「おばさんだって、暴れたい」(逮捕)
  • 「おじいさんだって、暴れたい」(病院)
  • 「おばあさんだって、暴れたい」(病院)

ひろがるスカイ!プリキュア 妄想録

プリキュア20作品目は、「ひろがるスカイ!プリキュア」と公式にリリースされました。
空と「ヒーロー」がテーマという今作は、ある意味で原点回帰でもありつつ、新時代の「プリキュア」像への想像を大いに掻き立ててくれます。

はじめてブルー(キュアスカイ)が主人公というのも新しいですね。そういえば名前も「ソラ・ハレワタール」でしたか。実にぶっ飛んだよいネーミングだと思います。

バディ役かつほんわか枠となりそうなのが白(キュアプリズム)で、名前は「虹ヶ丘ましろ」と。実にプリキュアっぽいなぁ。公式のプロフィールで「知識もたくさんもっていて物知り」とあったのが私の中ではポイントが高いんですよね。別に主人公が総じて「お勉強苦手」である必要はないわけでして。

あとは名前が明かされていませんが、スポーツ枠(たぶん)のキュアウィングと、大人枠(たぶん)のキュアバタフライですね。これが前期までの4名ということでしょう。名前はそれぞれ、橙色や桃色に関連したものになるのかな?

で、タイトルロゴを見ると5本の虹が描かれていまして、青=スカイ、白=プリズム、ピンク=バタフライ、オレンジ=ウィングとすると、真ん中の紫がまだ登場していないことになります。

順当に行くと、エルちゃんという異世界枠(サポート枠)が紫色をしていますので、後期になるとエルちゃんが追加戦士となって「キュアエンジェル」になるのかな、というのが順当な予想-なのですが、フレッシュプリキュアの強化形態が「キュアエンジェル」なので、それをそのまま使うのは難しいかもしれません。

エルちゃんは空の世界のプリンセスらしいので、そのまま「キュアプリンセス」にすればいいじゃないかと一瞬思ったのですが、それこそ、それは10周年を飾った『ハピネスチャージプリキュア』そのものになってしまいます。

ということで、エルちゃんは「キュアアンジュ」(フランス語でエンジェル)になるのでしょうか!?いや、これは『HUGっとプリキュア』でもう登場していますね。「エル・・・エル・・・エール!そうだ、”キュアエール”だ!」とも思ったのですが、それこそ『HUGっとプリキュア』じゃないか、と。

空の世界のお姫様ですからね。タイトルロゴを見て思いました。虹が描いてあるじゃないか、と。そうです、きっと「キュアレインボー」です!どうだ・・・・と思いきや、映画ですでに強化版プリキュアとして「キュアレインボー」ってあるんですよね。そうすると・・・そうか、「キュアアルコンスィエル」(フランス語で虹)はどうだ!

ということで、エルは「キュアエンジェル」もしくは「キュアアンコンスィエル」になると思います!

歴代プリキュアの「口癖」一覧

歴代プリキュアの口癖をまとめてみました。
何をもって「口癖」とするのかは悩むところですが、独断と偏見で入れています。

■『ふたりはプリキュア』(マックスハート含む)

  • 美墨なぎさ(キュアブラック)「(ぶっちゃけ)ありえなーい」

⇒なぎさといえば「ありえなーい」ですよね。初代の風格。

『ふたりはプリキュア スプラッシュスター』

  • 日向咲(キュアブルーム・キュアブライト)「絶好調なりー」

⇒なぜ急にコロ助化してしまったのか・・・。

■『Yes!プリキュア5』(GOGO含む)

  • 夢原のぞみ(キュアドリーム)「けってーい」「(だ)もん」「なんとかなるなる!」

コロ助から、急に女の子っぽくなった感じしますね。さすがプリキュアビジネス中興の祖。

■『フレッシュプリキュア』

  • 桃園ラブ(キュアピーチ)「幸せ、ゲットだよ!」
  • 蒼乃美希(キュアベリー)「あたし、完璧!」
  • 山吹祈里(キュアパイン)「私、信じてる!」
  • 東せつな(キュアパッション)「精いっぱい、がんばるわ!」

⇒これ、口癖の頭文字を全部繋げると「し、あ、わ、せ」なんですよね。すごいパリピっぽいですよね。そもそもこの人たち、どう考えてもスタイルが中学生じゃないですしね。

■『ハートキャッチプリキュア』

  • 花咲つぼみ(キュアブロッサム)「わたし、堪忍袋の緒が切れました!」
  • 来海えりか(キュアマリン)「やるっしゅ!」

⇒マリンには「海より広いアタシの心も、ここらが我慢の限界よ!」もありますが、これはどちらかというと「決め台詞」ですかね。

■『スイートプリキュア』

  • 北条響(キュアメロディ)「ここで決めなきゃ女がすたる!」
  • 南野奏(キュアリズム)「気合のレシピ、見せてあげるわ!」

⇒歴代でも特に、鼻っ柱が強いですよね。強い女性プリキュアといえばキュアメロディって感じです。

■『スマイルプリキュア』

  • 星空みゆき(キュアハッピー)「ウルトラハッピー!」

⇒この底抜けにお花畑な感じが、いいですよね。前作の主人公は「女がすたる!」で、今作は「ウルトラハッピー!」ですから。ちなみに私はこの作品、キュア戦士全員がSDキャラになってしまう話と、敵のマジョリーナが交番で普通に道を尋ねる話(警察官はなぜか捕まえないで普通に対応する)が特にお気に入りです。

■『ドキドキプリキュア』

  • 相田マナ(キュアハート)「キュンキュン」(胸がキュンキュンするよ、キュンキュンだよ、キュンキュンだねなど)「モチのロン」

⇒プリキュア主人公史上トップクラスの完璧超人である相田マナですが、口癖はどう考えてもおっさんです。でもそこがいい。

■『ハピネスチャージプリキュア』

  • 愛乃めぐみ(キュアラブリー)「しあわせハピネス」
  • 白雪ひめ(キュアプリンセス)「そんなこと・・あるけど」「すごごごーい」

昭和感全開で賛否両論あるシリーズですが、どうでしょうか。特にひめの口癖、一周回ってなかなか魅力的な気がしませんか?

■『プリンセスプリキュア』

  • 春野はるか(キュアフローラ)「(わたし)満開」「ス・テ・キすぎる」

⇒前作との差がすごい。めちゃめちゃプリンセス感ありますよね。この振幅がプリキュアシリーズの魅力ですね。

■『魔法使いプリキュア』

  • 朝日奈みらい(キュアミラクル)「ねえ、西片」「クリティカル」「わくわくもんだぁ」「今、○○って言いました!?」
  • 十六夜リコ(キュアマジカル)「じゃないし!」「計算通りだから」
  • 花海ことは(キュアフェリーチェ)「はー」

⇒朝日奈みらい(C.V.高橋李依さん)といえば、『高木さん』ですよね。高木さんがしゃべってると思って見ちゃいますよね(見ない)。この作品、みらいのキャラ、「わくわくもんだぁ」というセリフ、どれをとっても昭和後期から平成初期の「良質な魔女アニメ」感が強くて私はすごく懐かしい感じがするのですが、これは私だけでしょうか。

■『キラキラプリキュアアラモード』

  • 宇佐美いちか(キュアホイップ)「キラッとひらめいた」「ホイップ・ステップ・ジャーンプ!」
  • 有栖川ひまり(キュアカスタード)「スイーツは科学です」「説明します」
  • 立神あおい(キュアジェラート)「燃えてきたー!」「ウォーーー!」
  • 琴爪ゆかり(キュアマカロン)「面白いわ」「フフフ」
  • 剣城あきら(キュアショコラ)「大丈夫?」「よしよし」
  • キラ星シエル(キュアパルフェ)「ボンジュール」「トレビアン」

⇒キャラクタも口癖も特盛インフレ状態ですね。いい意味でわちゃわちゃ感がすごい。

■『HUGっとプリキュア』

  • 野乃はな(キュアエール)「めちょっく!」
  • 輝木ほまれ(キュアエトワール)「きゃわたん」

⇒口癖も含めてラストまでとにかくぶっ飛んだプリキュアでしたね。OPはドラゴンボールっぽいし、EDも(前期・後期ともに)すごいロックでした。めちょっく!#ガムシャラララ、ハピネス一斉送信!

■『スタートゥインクルプリキュア』

  • 星奈ひかる(キュアスター)「キラやばーっ☆」
  • 羽衣ララ(キュアミルキー)「ルン」「オヨ」

⇒宇宙人もプリキュアになる時代ですからね。キラやばーっ☆

■『ヒーリングっどプリキュア』

  • 花寺のどか(キュアグレース)「ふわあ」「生きてるって感じ」

⇒のどかって、なんか・・いい子ですよね。さすが癒しがテーマのプリキュア。

■『トロピカルージュプリキュア』

  • 夏海まなつ(キュアサマー)「トロピカってるー」

⇒ここまで主人公がぶっ飛んでいると、清々しいですよねー!まなつとローラが組み合わさると話がまったく進まなくなるというのが素敵すぎます。トロピカってるー!!

■『デリシャスパーティープリキュア』

  • 和実ゆい(キュアプレシャス)「デリシャスマイルー」「はらペコったー」「おばあちゃんが言ってた」
  • 華満らん(キュアヤムヤム)「はにゃー」
  • 菓彩あまね(キュアフィナーレ)「うむ」「そうだな・・・」

人参をかじりながら「わたし、和実ゆい。食べるの大好き中学2年生」とか言いながらオープニングで登場するシーン、冷静に考えると滅茶苦茶シュールですよ。あと、「うむ」とか言う中学3年生はいないと思います。当初は王道のプリキュアシリーズだなぁ、と思っていたのですが、戦わないローズマリーといい、バリバリ闘っちゃうブラックペッパー(服はホワイト)といい、実は信じられないほどぶっ飛んでいるのでは?と思えてきました。