月: 2022年8月

セルフインタビュー(高木さんの件)

-『高木さん』フリークのううせいじんさんに今日はお話を伺ってみましょう。
「よろしくお願いします。」

-『高木さん』のどこが好きですか?
「ニヤキュンラブコメディー。」

-どういうことですか?
「どこかに置いてきてしまった青春が、そこにはあるということです。」

-は?
「だから、置いてきた青春ですって。」

-そうですか。では、『高木さん』の中で、好きな話は何ですか?
「全部です。」

-え?全部・・・ですか?
「はい。」

-それだと話が進まないので、いくつかお勧めを教えてください。
「はい。わかりました。カテゴリーに分けてご説明します。」

■漫画・アニメ共通
まずは「クリティカル」ですね(原作5巻、アニメ1期11話)。これは、初代「プリキュア」でいうところの「伝説の第8話」に匹敵する名作です。

あとはニヤキュンものとしては「メール」(原作9巻、アニメ2期9話)も外せません。

他にもいろいろあるのですが、高木さんが西片を見初めた「入学式」(原作7巻、アニメ1期12話)は押さえておくべきですし、ああそうそう、OVAの「ウォータースライダー」(原作6巻)もしっかり押さえておきたいですよね。

それから・・そうですね、「部屋」(原作4巻、アニメ1期7話)もいいですね。それから・・あ、そうそう、「席替え」(原作3巻、アニメ1期12話)は、アニメのラストシーンで思わず爆発しそうになりました。いや、爆発しました。

ああ、、これ、語りだしたら新書1冊分はかかってしまうと思うので、このくらいにしておきますね。たぶん、すべてのストーリーに延々とコメントできてしまう勢いなので・・・

■漫画
これは13巻の「グリコ」ですね。必見です。これは爆発しました。

■アニメオリジナル
アニオリ、どれもいいんですよね。出色の出来は2期12話「夏祭り」でしょう。これと映画版(ちょうど1年後にあたる)はある意味つながっているので、この両方を見てキュンキュンしまくればいいと思います。

3期の「文化祭」「クリスマス」ほか、3期はスパート掛けて全部畳みかけてきますよね。これでもか、ほれこれでもかって。枯れますよ、枯れちゃいます。枯れました。

■映画
最高ですよ、最高。心の澱のようなものがすべて取り去られる映画は、空前絶後なのではないでしょうか。

-あ・・・熱く語っていただき、ありがとうございました。ところで、漫画版とアニメ版との違いは何ですか?
「はい。原作は、やっぱり基本だと思います。とにかく行間を想像しながら読めるのがよいですね。もう、ページをめくる手が止まりませんからね。アニメ版は、原作の世界が実際に動く、声が出るというところが魅力ですよね。高木さんはかわいいし、西片は面白いし。結論、どちらも甲乙つけがたく、よいです。最高です!」

-わかりました。本日はありがとうございました。
「ありがとうございました。」

高木さんの原作/アニメの対照表について

今回も高木さんシリーズ。

こんなのがあるといいな、と思ってエクセルで作っていた「漫画原作とアニメの話の対照表」。完全に自分用でしたが、よくよく考えてみると需要がある(たぶん)と思って、HTMLで公開することにしました。

「高木さん!」-原作/アニメ対照表 (hatosan.com)

原作とアニメの対照表と、アニメと原作の対照表(逆引き)です。

不朽の名作「クリティカル」はアニメでいうと何期だったっけ?とか、
そういえば「メール」は原作ではどこだったか?

・・・といった高木さんフリークにとっては実に便利な使い方ができると思います(たぶん)。

ちなみに、完全に「高木さん」に特化しているので「あしたは土曜日」の部分は入れていないのですが、完全なアニメ⇒原作対照がご覧になりたい方は、版元の「アニメガイド2」の巻末の「エピソード対応リスト」が、世界一詳しいと思いますのでそちらをぜひ買ってご覧くださいませ。私のは、あくまでも早見表レベルです。

読書感想文は仕事の役に立つ!?

最近、「高木さん」の話ばかりしていたので、久しぶりに違う話題を。

夏休みですね。夏休みといえば、「読書感想文」です。学生も、もしかすると社会人も、読書感想文(読書レポート)でお悩みの方が多いのではないでしょうか。

読書感想文というのは、私はいろいろなところで言っているのですが、別に「あなたの感想」なんて求めちゃいないのです。社会的に「正しい」とされていることを課題図書から抽出し、「私は(課題を出した担任/上司に)反逆をしないロボットになることができます」ということを宣言する、通過儀礼みたいなものなんですね。

学生であれば担任に、社会人であれば上司に、「私は従順です」ということを示すためのツールが読書感想文ですから、そこのところを間違えてはいけないのです。

社会人になると、多かれ少なかれ、「人の言葉をつくる」という仕事をするケースが出てきます。自分が話すわけではない会議の説明資料、自分が出るわけではない誰かのメッセージ、その他、直接的であれ、間接的であれ、<誰かの代弁をする>ということが必然的に仕事として課されるようになってきます。そんなとき、この「読書感想文」のノウハウが役に立ってくるのです。

読書感想文は、以下のフォーマットで作成することができます。

<出だし>
・私はこの夏、1冊の本から衝撃的な学びを受けた。
⇒ポイントは、読書によって思考や行動が変容したことを最初に宣言することです。「私は課題図書から吸収して、なんでも学べる素直な羊です」ということを最初に言うとよいでしょう。羊になりきるのです!!

<本のあらすじ>
・「〇〇(書名)」は、〇〇(テーマ)について、最新の有用な知見を記載した書籍である(ノンフィクションの場合)
・「〇〇(書名)」は、〇〇(テーマ)について、作者の強い思いを投影した書籍である(フィクションの場合)
⇒簡潔にまとめることで、却って「ちゃんと本を読んだ感」が出ます。帯やアマゾンのレビュー、また目次でだいたいテーマはわかりますので、冗長だったら全部読まなくても簡単にかけてしまうことでしょう。

<ほめる>
・〇〇(テーマ)について、これほどまでに明快な気づきを得られたことはこれまでなかったといってよい。
⇒テーマから学べたということは、「課題図書を出したあなたは天才」と言っているに等しいわけです。すなわち、担任や上司をここで持ち上げるということです。持ち上げて悪いことは1つもありません。

<自分の見解>
(ノンフィクションの場合)
・環境保護
・平和
・人権
・SDGs
・多様性
・持続可能性
・グローバル
(フィクションの場合)
・友情
・気遣い
・立場の違い
・チェンジチェア
(社会人の読書レポートの場合)
・PDCA
・サステナビリティ、持続可能性
・見える化、可視化
・仕組み化
・効率化、省力化
・利益最大化
・最小の努力で、最大の効果を
⇒自分の見解に見せかけて、担任や上司が喜ぶことを書きましょう。「相手が何を欲しているか」を察する訓練は、必ず仕事に活きてきます
⇒学生であれば、日〇組の先生だったら「平和」と書いておけば満点でしょう。フェミ教師だったら「男女平等」とでも書いておけばよし。必ず押さえるべき勘所があるはずです。
⇒社会人であれば、上司がいつも口癖のように言っているフレーズを散りばめたり、会社の中で流行しているビジネス用語(PDCAとか、効率化とか、なんでもいいですが)を必ず混ぜるようにします。

<行動の変容(まとめ)>
・この本からの学びを活かし、私は〇〇を心がけていきたいと思う。
⇒ここで、自分の行動を変えることを宣言しましょう。「読んだだけじゃないよ」ということをしっかりとアピールするのです。

・・・ということで、「読書感想文は仕事の役に立つ」という話でした。