ドラえもんは、22世紀のロボット。ほんらいは未来の道具の機能とその理論を、のび太にわかりやすく伝えることができるはず・・・ですが、残念ながらのび太はその内容をほとんど理解できていないようです。
今回は、「ドラえもんの難解科学解説」と「のび太の反応」が見られるシーン(20シーン)を抜き出してリスト化してみました。
ちなみに科学解説のトップは「遺伝」でした。
ドラえもんは、22世紀のロボット。ほんらいは未来の道具の機能とその理論を、のび太にわかりやすく伝えることができるはず・・・ですが、残念ながらのび太はその内容をほとんど理解できていないようです。
今回は、「ドラえもんの難解科学解説」と「のび太の反応」が見られるシーン(20シーン)を抜き出してリスト化してみました。
ちなみに科学解説のトップは「遺伝」でした。
ドラえもんの「秘密道具」の中で、最もたくさん登場する道具は何でしょうか。
今回は大長編の原作を持つ、「恐竜」から「銀河超特急」までの映画16作品に登場したのべ301種類の道具を調べてみました。
■秘密道具の登場順位(「恐竜」から「銀河超特急」まで)
順位 | 秘密道具名 | 作品数 |
1位 | タケコプター | 16 |
2位 | 通りぬけフープ | 11 |
3位 | どこでもドア | 9 |
4位 | スモールライト | 8 |
ほんやくコンニャク(おみそ味含む) | 8 | |
6位 | タイムマシン | 6 |
7位 | ヒラリマント | 5 |
ビッグライト | 5 | |
ショックガン | 5 | |
10位 | スペアポケット | 4 |
空気砲 | 4 |
タケコプターが堂々の1位!全作品に登場しているのはこの道具だけです。
一般的に、3大秘密道具といえば「タケコプター」「どこでもドア」「タイムマシン」だと思いますが、映画ではちょっと違ってきます。
2位は意外なことに「どこでもドア」ではないのですね。2位は「通りぬけフープ」。映画という性質上、敵のアジトに潜入したり、そこから脱出したりという使い方が役に立つからでしょう。3位が「どこでもドア」でした。
4位は「スモールライト」と「ほんやくコンニャク」。ほぼ半数の作品に登場しています。スモールライトは自分が小さくなったり、敵を小さくしたり。「ほんやくコンニャク」は異世界の人と会話をする橋渡し役ですね。いずれも使用頻度が高いのはうなずけます。
ようやく6位がタイムマシン。必ずしも「過去」を冒険するわけではないからですね。以降、ヒラリマント、ショックガン、空気砲など、「戦いの道具」が続きます。
▼以下、資料として登場回数別のリストを載せておきましょう。
ドラえもん世界は平和なようでいて、何度も地球滅亡のピンチに見舞われています。
映画版(大長編)だけでなく、ふだんの短編でもかなりのことになっています(14回)。
▼【短編】での非常事態の内訳
有名な「地球破壊爆弾」のほか、地球がくりまんじゅうだらけになるなど、秘密道具のせいで引き起こされたピンチも数多いのですが・・・宇宙人の地球侵略も結構頻繁に起こっています。
▼【大長編】での非常事態の内訳
人類奴隷化から文明破壊、そして宇宙征服まで、・・すごいことになっています。
▼では、地球がどのようにピンチになったのか、以下のリストでご覧ください。
判明しているだけでも、のび太に173回もの暴力を振るってきた凶暴なジャイアン。
当然、のび太が秘密道具を使って仕返しをするのですが、中には、のび太の意思とは無関係にジャイアンが秘密道具と直接対決をすることもあります。
その結果をみてみると・・・
★ジャイアンと秘密道具の直接対決結果
2勝9敗1分
・・・ほとんど惨敗です。さすがのジャイアンでも、未来の技術には歯が立たないということですね。
ちなみにジャイアンが秘密道具にやられたときのシチュエーションをまとめると、
以下の通りになりました。
【図:ジャイアンが秘密道具に攻撃されるときのパターン】
・・・殴られたり焼かれたり、電撃を受けたり石化したり・・
結構、未来の道具も恐ろしいものです。
以下、ジャイアンと秘密道具の戦いの記録をまとめてみました。
漫画の中の「作中パロディ」といえば、
『クレヨンしんちゃん』の「サトーココノカドー(※イトーヨーカ堂)」が有名です。
有名処では『かってに改蔵』あたりになると、パロディの解説サイトまで登場していますが、
『ドラえもん』にも、時代を反映した様々な作中パロディが多数、存在しています。
有名な「フニャコフニャオ(※藤子不二雄)」、「伊藤翼(※伊藤つかさ)」からはじまり、「Dr.ストップ アバレちゃん(※Dr.スランプ)」「ペロペロキャンディキャンディ(※キャンディキャンディ)」・・・
わかるものをざっと調べてみても、<198>のパロディが見つかりました。
そこで今回は、『ドラえもん』作中のパロディとその元ネタをまとめてみました。
**
ちなみに、「ドラえもん」の作中パロディをジャンル別に分けると、このグラフのようになります。
【図:ドラえもんの「作中パロディ」ジャンル別分類】
では、リストをお楽しみください。
ドラえもんが嫌いなものと言えばネズミです。あまりの嫌いぶりに、一度は「地球はかいばくだん」まで取り出したことは有名です。
今回は、ネズミが登場した全てのシーンを調査し、ドラえもんとネズミの闘いの記録をまとめてみました。
まずは、ネズミとドラえもんの闘いの様子(ドラえもんの反応)を見てみましょう。
資料1:ネズミに遭遇した時のドラえもんの反応
数えてみると、ほとんどの場合はその場から逃げ出しているのですが(全体の4割強)、中には強力な武器を出したり、未来の道具を使って撃退したりすることもあるようです。
結局、
23シーン中、3勝17敗3分け
という結果になりました。殆ど惨敗です。
未来の道具を持っていながら、この結果はあまりにもお粗末といえますね。
勝敗の分類方法 ○勝ち:ドラえもんがネズミを追い出す、退治する ×負け:ドラえもんが逃げ出す、気絶する、居なくなるまで隠れ続ける △引き分け:勝敗不明、またはオチの段階で痛み分けとなる |
ちなみに、ドラえもんはどのような場所でネズミと対峙することが多いのかも調べてみました。
資料2:ネズミが登場したシチュエーション
ご覧のとおり、全23シーン(22か所)中、野比家が73%と圧倒的です。ドラえもんにとっては、野比家は必ずしも安住の地とはいえないのかもしれません。
それでは、シーン別のリスト(ネズミの登場シーンの全リスト&ドラえもん対ネズミの勝敗表)をご覧ください。
平和を絵に描いたようなイメージのあるドラえもん世界ですが、
実は多数の「悪役」が登場し、のび太たちを日々、危険に晒しています。
数えてみると、
『ドラえもん』で悪人の登場するシーンは、33話34シーンにも上ります。
その数は、優に50人を上回っています。
***
まずは、キャラ別の「悪人に遭遇した回数」をみてみましょう(図1)。
図1:キャラ別悪人遭遇(被害)回数とその割合
さすが、のび太が貫録の第1位で、全体の25%を占めています。
以下、「悪人が登場するシーン」をすべてリスト化してみましたので、ご覧ください。
「ドラえもん」と言えば、「アヒル口("3"の形をした口)」を思い出す方も多いでしょう。
(※参考:藤子・F・不二雄『ドラえもんプラス』4巻、2006 小学館 背表紙より)
↑この口の形ですが、よく考えてみると、かなり頻繁に目にするような気がします。
そこで今回は、ドラえもんに出てくるキャラクターが、「アヒル口」をする回数を数えてみました。
(てんとう虫コミックス「ドラえもん」45巻に登場するすべてのキャラクターをカウント)
その数、実に3182回!
・・・すさまじい数です。
キャラ別の内訳をみてみましょう。果たして誰が一番アヒル口をしているのでしょう?
トップはジャイアンで、なんと1189回(37%)。次いで904回のドラえもん(28%)、715回ののび太(23%)、と続きます。
すべてのキャラの詳細は、以下をご覧ください。