最近の驚きを綴る

最近びっくりしたことがあります。

まず22年度下半期(※はじまったばかり)で一番驚いたこと。

かつての東芝ノートPCの代名詞「Dynabook」が、「Dynabook株式会社」に移管されたことは知っていたのですが、その「ダイナブック」が、実は今、SHARPの子会社になっていた(2020年から)いうことです。いやぁ、これは驚いたなぁ。

次に驚いたこと。

「鉄道150年」ということもあって、最近鉄道に関する書籍を読んだのですけれども。日本の「電化率」というのがあって、それがJR(旧国鉄)でだいたい50%くらい(新幹線を含む)、私鉄を入れても60%くらいだということです。8割くらいいっているんじゃないかと思っていましたよ。

都市部に住んでいると「日本中に電車が走っている」と錯覚しがちなのですが、実は「気動車」も相当なボリュームで走っているというのが現状のようです。これもたまげたなぁ。

鉄道開業150周年!

2022年10月14日は、新橋-横浜間に鉄道が開通して150年の記念すべき日です。日本の政治・経済・社会・文化、そして私たちの生活を支え、国民の「時間感覚」を先導し、日本を「世界に冠たる一等国」(←明治流にいえば)に生ぜしめたのは鉄道あってのこと。この150年を明るく寿ぎたいものです。

「150年記念サイト」があちこちにあるので、まとめてみました。

JR東日本 鉄道開業150年スペシャルサイト (jreast.co.jp)

さすが国鉄の流れを汲む鉄道会社の雄だけあって、相当気合が入っています。

鉄道開業150年 キャンペーン|JRグループ (railway150.jp)

JRグループ全体では独自のドメインも準備してサイトを準備しています。

【鉄道の日】鉄道開業150周年 歴史と魅力に迫る! | まとめブログ|NHKブログ

NHKは、過去のアーカイブ映像も駆使しながらまとめページを作っています。路線図40年でどう変わった?が見ごたえアリ。

鉄道:「鉄道の日」について – 国土交通省 (mlit.go.jp)

鉄道150周年について言及されています。全国各地のイベントが一覧になっているのが秀逸です(内容的にもっと大々的にPRしてもよい気もします・・)

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そもそも、150年ってすごいですよね。150年前というのは、岩倉使節団、郵便開始、ガス灯点灯、そしてなによりまだ太陰暦(旧暦)を使っていた時代なのです。以下、当時のできごとを振り返ってみましょう(新暦で掲載)。

<日本のできごと>
■1月
・第一次府県廃合が完了(3府72県に)
・岩倉使節団がサンフランシスコに到着

■2月
・日本最初の裁判所設置(東京裁判所)

■3月
・初の全国戸籍調査を実施(当時の日本の総人口:3311万825人)
・寛永20年(1643年)に出された「田畠永代売買禁止令」を廃止

■4月
・銀座大火(銀座煉瓦街の契機となる)
・東京府内で郵便開始
・東京で初めての博覧会(文部省博覧会)

■5月
・「東京城」を「皇居」と定める
・江戸の町火消(いろは48組)廃止
・僧侶の肉食・妻帯、蓄髪を許可

■6月
・品川-横浜(現・桜木町)間で鉄道の仮営業を開始

■7月
・全国で郵便制度施行

■8月
・岩倉使節団が英国へ渡る

■9月
・「学制」発布(日本最初の近代教育法制)

■10月
・横浜で日本初のガス灯が点灯。

■11月
・富岡製糸場が操業開始
・運上所を解消し、「税関」がスタート

■12月
・翌年からの太陽暦(グレゴリオ暦)導入を布告
・国立銀行条例(”国法によって立てられた銀行”の意)
※余談:全国銀行協会の「銀行変遷史データベース」は、銀行の変遷を隈なく検索出来てとてもお勧め!
・徴兵令のもととなる「徴兵告諭」が出される(同年の壬申戸籍が徴兵制度の前提条件となったことも記しておく)

このように、「近代」がはじまったばかりの時代であることがよくわかります。そんな時代から走っていた鉄道。
150年をお祝いし、感謝し、これからも私たちの生活を、社会を、文化を、政治を、経済を支えてくれることを願いましょう!

桃鉄×学校導入

最近、桃鉄の教育機関版がリリースされるというニュースがありました(リンク先はコナミ公式)。

実際に子どもたちが学校で「桃鉄」をプレイする様子も映像で見られますが、これはなかなか画期的。貧乏神も出てこないし、カード攻撃も限定的にするという配慮。

変に詰め込みで暗記させるでなく、楽しみながら地理を体得してしまえるかも、というこの取り組み。理想も理想でしょう。

AI、そしてテレワーク時代。何も「黒板の前で先生が話すことをひたすら板書する」だけが教育のカタチではないわけで、こういうブレイクスルー的な取り組みは聞いただけでわくわくしますね。